奈良千春のレビュー一覧
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ネタバレ上巻を読んだかぎりでは、個人的に橋田は幼馴染の高平を選ぶんだと思ってたよ・・・。なんだ、そっちかぁーっていうのが第一印象。弟クンもすごくいい子だし、一緒にいるうちにほだされたのはわかるんだけど、橋田と高平の関係って、それくらいで切れるようなやわな関係じゃないよなと思ってたんだけど。たとえ、一緒に生きていこうみたいなハッピーエンディングじゃなくても、心も体も込みで、他に誰も変わりのいない唯一無二の存在じゃないのかよ。。弟クンっていう素敵な嫁を得た橋田はまだわかるけど、大人になった途端、急に橋田への執着が無くなってしまった高平の心情がまるでわからん。当て馬はてっきり弟クンの方だと思ってたのに。。。
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ネタバレこの小説はBLって言っちゃいけない気がする。刑事もの小説的なテイストで甘み成分はとても低いです。この作家さんのシリアス系はほんっと読みごたえあるなぁ。。でも冒頭の数ページ、三人の男が登場するんだけど、すべて彼、男などの代名詞。まだストーリーの背景もわかっていない立場から言えば、誰が誰やねん!ってツッコミいれたくなるぐらいわかりづらい。ここで固有名詞出しちゃうと軽くネタバレしちゃうからしょうがないのかもしれないけど。下巻まで読み終わって、・・・で、あれは誰と誰と誰なんだっけ?って読み直した人が大勢いるはずだ!!事件にも気持ちにも一区切りつきましたってことで、入れておきたいシーンだったのかもしれな
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売れっ子ミステリー作家Xイラストレーター志望のフリーター
発売日に本屋の店員さんに入荷の段ボールを開けさせてまで買ったのに、1か月も放置・・・。普通におもしろかった。幽霊とか、ちょっとファンタジックかなぁ・・・ヤクザは出てきません。とにかく売れっ子ミステリ作家、執事、女装占い師、トラウマを抱えた子供などなど多彩な人々が登場してそれぞれのキャラがたっています。どなたかのレビューで榎田尤利作品を彷彿とさせると書いてあったけど、なんかわかる気がします。最近英田サキさんは作風が少し変わったのかな。でもやっぱりうまいし、読ませます。(エスシリーズのきりきりするような殺伐とした感じも大好きだけど)。渋澤 -
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一見倣岸不遜で実は大型わんこな社長保科×眼鏡ツンデレクールと見せて実はオカンなその秘書朋久。
学生時代からの先輩後輩ってところも好物。期待を裏切らない面白いストーリーでした。
テンプレではあるけれど、こうあって欲しいと思うとおりの攻受だったので堪能しました。知的で冷静な判断ができる秘書がいつも目を光らせていないと、すぐに暴走してしまうちょっとワンマンタイプな社長。しかし、秘書に絶大な信頼を寄せていて、彼なしには公私ともどもまったくやっていけないダメダメ男。本当は無視したいのですが、自分だけに弱みを見せられて、ついつい面倒見てしまう朋久。だって好きだから、なんです。
いいですね。
ずっとずっと -
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ネタバレエスシリーズ完結巻です。
このシリーズで特筆すべきは、攻の宗近の尋常ならざる格好よさに尽きる。
BLの基本的なお約束通り、受の椎葉視点で物語は進行し、読者も通常
女役である受に感情移入ってするものなんですが、私はなぜかいつも
攻の方に感情移入しちゃいますし、攻視点が好きなんですが、
今回も例に漏れず、攻の宗近にがんがん持ってかれました。
このヤクザ、格好よすぎ…。
ヘタレで気弱な攻が大好物な私でも、この恐ろしく格好いいヤクザに
惚れずにはいられませんでした。こいつもう、冗談抜きでいい男だ。
非の打ち所がないように見えて、実は誰よりも優しくて、情に厚い。
最後まで、なんとなくこの人成長してな -
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遠野春日先生デビュー前の同人誌の短編集+書き下ろしショートショート。
遠野先生の作品は「秘めた恋情を貴方に」のみしか読んだことがなかったので、こんな作風のものも書いていたのだと驚きました。
粗削りな部分はたくさんあるのだと思いますが、上品にまとめているものよりもこれぐらい勢いがあるものの方が個人的には好みです。
特に、短編のうち表題ではない方の作品が好きです。
絶対に好きだと認めようとしない受と、そういう目で見ていたはずではないのにいつの間にか惹かれて心を開かせようと動き回る攻、両方とも切なくて応援したくなります。
作品の世界がそれぞれリンクしているのも読んでいて楽しかったです。
奈良先生 -
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今回は氷川中心お話。
相変わらずの核弾頭ぶりですね☆~
血相を変えた卓君の為に桐嶋を引き連れて小田原へと向います。
そこで巻き込まれた乱闘の中一人の可愛らしい少年に
「お父さん、なんでこんなところにいるんだよ」と詰め寄られて。
氷川がお父さんなんてありえませんが、その少し惚けた美少年の身上がありえない状態でついつい面倒を見てしまう氷川です。
千晶の家賃滞納半年で追い出されそうなアパートは夢の島のようで一晩片付けに専念した氷川とお付達、うっかり定例の報告をしなかったので大変なことでした。
美少年千晶と父親千鳥。二人だけでは生きていけない様な並外れたあれですね。
テンポの良いコメディーは樹生先生し