えすとえむのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エロティックがテーマの短編集。6作品が収録されていて、そのうち半分が書き下ろしです。「痛い靴」「カルメン」「クリスタル」は以前に読んだような記憶がうっすらとあります。
エロに特化したというだけあって、短編なのにかなり濃い内容です。そのエロがまたマニアックなんだな…好き嫌いが人によっては出てくるでしょうが、ここはちょっと太っ腹になってあれこれお試ししてみるチャンスではないかと思われます。文章がうまいから、変態なのにノーマル感があふれてるのですんなり入り込めます。
榎田センセのエロ嗜好と文章の実力を、一度に味わうことができました。
全体的に、そこそこBLを知り尽くした上級者に向けての作品という気 -
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Posted by ブクログ
平積みで見掛けた時から気になってましたが…書評で取り上げられた文章を読んで、益々読みたくなり購入しました(^^)/
で、実際読んでみて…評判になってる理由が、よく分かりましたよ♪
内容は、BLと一般漫画の中間ぐらいの感じなんですが…人種??的マイノリティの恋愛事情や仕事等の日々の暮らしを描いています(*^_^*)
それは、ケンタウロスとかヒトとか関係なく、どう生きるかの問題で…読み応えのあるストーリーだと思いました☆
特に、モデルの話には感動しましたね(T_T)
偽りの自分ではなく、ありのままの素の自分を認めてもらいたいという気持ちは、私にも理解できます(#^.^#)
続編が読みたいですね -
Posted by ブクログ
ケンタウロスの生活実態があまりにリアルすぎて、実在を確信してしまうほどです。
サラリーマンのケンタウロス健太郎。出勤する姿に躍動感がみなぎっています。いろいろ仕事するにあたり不都合なこともありそうだけど、それほど違和感なくリーマンやってるんですね。先輩ともごくふつうに交流深めてます…立ち飲みだったらアフターファイブの付き合いだってできるのね。
先輩は口は悪いけど、なんだかんだ健太郎の世話を焼いているし、営業先にはケンタウロスの大先輩がいたりして、ほんとにケンタウロスだということを除けば、わりにふつうに馴染んでいます。そして、読み進むうち人間と人外が共存して成り立つ世界に、すごくハッピーな気持ち