大塚英志のレビュー一覧

  • 黒鷺死体宅配便 4巻

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    面白かった

    第3便。まさかの心霊探偵・秋葉が現れて嬉しかった。九朗に憑いてる霊は何でしょう。彼の過去に関係あるみたいですが。そして、初めて見る古い知り合いはどうゆう意味なのか。

    #怖い #ドロドロ #スカッとする

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    2026年01月07日
  • 「暮し」のファシズム ――戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってきた

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    ネタバレ

    「戦争は『新しい生活様式』の顔をしてやってくる」
    戦時プロパガンダと言えば「ぜいたくは敵だ!」「欲しがりません勝つまでは」「進め一億火の玉だ」などのスローガンが思い浮かぶ。今見ると、上から押しつけられる強い言葉にとても違和感を感じる。
    しかし、なぜ戦時下の国民がその様な言葉を(なぜか)すんなり受け入れて、出征する我が子を「お国のために」と見送り、見送られる男子も「お国のために死んできます」と出発し、生きて帰ると非国民となじられる、というおかしな思想になったのか。

    他の戦争関連の書籍や番組などで、決して受け入れているわけではないけれどそうするしかない状況があったと理解したけれど、何故そのような空気になったのかは常々疑問だった。天皇が神だいう時代だとしてもそのような理不尽をすんなり受け入れるものなのか?

    「暮しのファシズム」では、生活のベース(家庭)に戦時プロパガンダが忍び込む様子が解説されている。
    戦争へ行く男子だけではなく、そのベースになる家庭を守る女子にも巧妙なプロパガンダがされていたことがわかる。

    「ていねいなくらし」「断捨離」「節約」「工夫」現在も使われているこれらの言葉が、「新しいくらしの提唱」の顔をして、戦争に向かう、または戦時下の人々をまるでそれが正しいかの様にコントロールしていたことに驚く。今もあまりにも使われている言葉だし、それの何が悪いのか分からず、しばらく混乱しながら読んだ。
    「暮しの手帖」「婦人之友」など今もある雑誌で、婦人向けに柔らかい女性の言葉で「賢い女性」のあり方を説き、戦時下の生活をまるで自分達がそれを賢く楽しんでいるかのように滑り込ませていったのがわかる。
    現代の雑誌でも「賢いOLの1ヶ月の着回し」だの「出来る女はメイクが〇〇」みたいな見出しが踊り、流行りのメイクや服を着てるけれど、それと変わらない。誰かが作った流行りが人を動かすと共にそれが一つの思想になる。

    少し前に読んだ「この世界の片隅に」では主人公のすずさんが、確かに着物を国民服(もんぺ)に作り変えていた。様々な生活の工夫も自ら楽しんでいるように見えた。

    服に関して言えば、確か明治以降洋装文化は発展して大正モダンなどファッション面でも様々な華やかな装いが流行っていたはずなのが、戦時下で世の中が一気にもんぺになる。(すずさんは広島の田舎暮らしなので当てはまらないかもしれない)何故この様なことが可能だったのだろう?

    婦人紙だけではなく、小説や漫画などの娯楽の世界でも、戦時下の全体主義的思想を、まるで自分達が進んで行っているかの様に思わせるとても巧妙な思想の統制があった。「上意下達」ではなく「下意上達」に成功していた。

    現在、SNSなど人々が触れるメディアが散在して、情報チャンネルが増えれば偏らなくなるのかと思ったら全くそうではなく、まことしやかな噂やデマも多く、鵜呑みにして他者を攻撃する様子も見られる。逆にSNSで暴かれることも増えた。噂だと思っていたエプスタイン島での小児性的虐待の話は事実だという話であった。(文書の真偽はまだ不明)

    世界も国内もとても不安定な世の中で「まるで自分達の意思の様に」動かされていることがあるのではないか?この選択をした意思はどこからきたものなのか?と問いながら、メディアの大きな声に注意深く精査しながら過ごしていきたいと思った。

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    2025年08月31日
  • 黒鷺死体宅配便 1巻

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    家にあった17巻まで読んだ。
    読んだのがだいぶ前でうる覚えな部分が多いけど,話が謎にリアルで筋がしっかりしていて面白かったと思う。ばりばりオカルト系やけど。
    エログロシーンもあるけどそれ以上に話が面白いと思うので,それが苦手じゃなければおすすめしたい。

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    2025年08月25日
  • まんが訳 酒呑童子絵巻

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    『酒呑童子絵巻』、『道成寺縁起』『土蜘蛛草子』の3絵巻をコマ割り、セリフつきでまんが訳した一冊。
    美術館で絵巻を観ても詞書が読めなかったりして、解説文のあらすじくらいしかわからないので、こんな風にまんが訳があると、有難い!
    是非、他の絵巻についても、まんが訳を出してもらえると嬉しい。

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    2025年05月24日
  • まんがでわかる物語の学校

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    物語にはパターンがある。
    なんとなくは知っていたが、より具体的に書かれており目からウロコだった。

    特にジブリとかソレが当てはまるケースが多いなと感じた。

    自分が物語を作る時も参考にしたい!

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    2025年05月16日
  • 黒鷺死体宅配便 1巻

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    黒鷺死体宅配便

    個性豊かなメンバー5人で面白い。特にダウジングの男がやばい。ダウジングで死体を見つけるだけでなく、パンチでトラック止めるとかできないよ。案の定メンバーからドン引きされてるし。

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    2025年04月10日
  • 黒鷺死体宅配便 フルカラー版 都市伝説編【タテスク】 Chapter3

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    カラーになったこの漫画にはそれなりに慣れたが
    素朴な時代なようで、殺伐としていた気はする時代だ2000年代

    #ドロドロ #ダーク #切ない

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    2024年07月09日
  • 黒鷺死体宅配便 フルカラー版 都市伝説編【タテスク】 Chapter2

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    縦スクロール漫画って
    1ページをバラバラにしてるだけなような気がする

    久しぶりに読み返すと
    20年前の時代性が蘇ってくる
    苦い日々だ

    #ドロドロ #切ない #ダーク

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    2024年07月09日
  • 黒鷺死体宅配便 フルカラー版 都市伝説編【タテスク】 Chapter1

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    昔好きで読んでた漫画のカラー版、が縦スクロールの漫画で出てる
    慣れれば問題ない、かな
    これ読んでると微妙に「今は無いなこれ」って描写ちょくちょくあるね

    #ドキドキハラハラ #ドロドロ #ダーク

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    2024年07月09日
  • まんが訳 酒呑童子絵巻

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    絵巻でたどる伝記。
    臨場感あふれる絵のタッチ。両者譲らぬ真剣勝負に、それぞれの息遣いまでもが届いてきそうな展開に、藤原頼光と酒呑童子の生き様を見る。こうして現代に絵巻を読んで当時の話に吸い込まれるは、絵巻を書いた者の力量と、壮大な世界観の賜物であろう。

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    2024年05月03日
  • 黒鷺死体宅配便 1巻

    ∞

    φ(⊡ᴗ⊡*)

    大塚英志作は何作か持ってる雰囲気本〃

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    2023年10月31日
  • 感情天皇論

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    著者は現代の天皇の被災地訪問などを「感情労働」と説明している。戦後、象徴天皇制となったが、憲法にその職務が記述されているわけではないなかで、天皇自らが考えて行うことにしたのが、国民に寄り添う気持ちを示す「感情労働」だという。その上で、平成天皇の成婚と退位を中心に解説している。大江健三郎の「セブンティーン」「政治少年死す」を読み、その当時の出版界での扱いについてを知った上で読んだので、成婚当時の部分は理解できたが、退位当時の部分は、話の核となる「シン・ゴジラ」「平成くん、さようなら」の両方を知らないので、よくわからなかった。特に「平成くん」については、論点が天皇制から離れているように感じた。三島、石原、大江の対比などはわかりやすく、面白く読んだ。一方で全体に、江藤淳への言及が多いのだが、私は彼の評論を読んだことがないので、立ち位置がよくわからなかった。「セカイ系」のような、まだ定義が浸透していない言葉が説明なしに用いられるのも不親切だと思った。皇后や皇太子妃の文学やメディアでの扱いについて1章設けられており、非常に良かった。

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    2023年10月29日
  • 柳田国男 山人論集成

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    「柳田国男の「山人論」とは、日本の山中には先住民族の末裔が今も生存しており、その先住民族の姿を山人や山姥・天狗などと見誤って成立したものだという仮説である。」(大塚英志のあとがき)

    編者の大塚英志は「明治国家は抗争史の勝者としての天皇家の人々を軸に記紀に倣って歴史を描こうとしたが(略)柳田の山人論は「敗者」あるいはマイノリティーの側の視点を持った」ものだったという。「山人論は多文化民俗学という側面を持っていた」という評価もできるらしい。その評価に、私も同意する。

    とは言え、大塚さんの柳田傾倒・柳田礼賛には、少し引いてしまう面もある。例えば、せっかく一章を設けて、柳田国男・南方熊楠往復書簡を紹介しているのにも関わらず、紹介は明治年間で終わっていて、大正5年に熊楠が柳田に送りつけたという決定的な批判は紹介しない。以下その批判を、少し長いが紹介する。

     山男山男ともてはやすを読むに、真の山男でも何でもなく、ただ特種の事情より止むを得ず山に住み、世間に遠ざかりおる男というほどのことなり。それならば小生なども毎度山男なりしことあり。小生らが従来山男として聞き伝うるは、猴類にして二手二足あるもの、原始人類ともいうべきものなり。貴下の山男の何々といわるるは、尋常の人間で山民とか山中の無籍者とかというべきものなり。こんなものを山男と悦ぶは山地に往復したことなき人のことで、吾輩毎度自分で山中に起臥したものなどに取っては笑止と言うを禁じ得ず候。(岩波「図書」2022年12月号「柳田、南方山人論争と中国の山人」より)

    この手紙の影響もあってか、柳田はその後山人実在論は放棄し、平地人がみる「幻覚」としての山人論にシフトするのであるが、それを大塚英志は柳田が自覚的にシフトしたかの如き記している。それは柳田擁護でしょう。ちなみに、現代はいないとしても仮に古代までは山人=先住民族が居たという説には、私はそれは空想的だと考える。令和の現代までに、日本列島は隅々まで開発され尽くした。その過程で、そういう「特異な」文化を持った民俗や古代遺跡は、未だ発見されていないからである。つまり縄文人=山人ではない。(サンカの人々との関係については、長くなるので割愛する)

    それにも関わらず、柳田国男の「山の人生」は、未だ読まれ続けており、やがて古典としての位置を確定させるだろうと思う。

    何故ならば、大塚英志も柳田「山人論」の特徴は、日本の植民地政策へのカウンターカルチャー提起であるのと同時にロマン主義と自然主義文学であると喝破しているが、私も本書を読んで本旨に関係ないところで、いろいろと刺激されたからである。例えば、我が郷土岡山県の県北地域の事を書いている部分がある。

    明治の末頃にも、作州那岐山の麓、日本原の広戸の滝を中心として、処々に山姫が出没するという評判が高かった。裸にして腰のまわりだけに襤褸を引き纏い、髪の毛は赤く眼は青くして光っていた。或る時も人里近くに現われ、木こりの小屋を覗いているところを見つかり、ついにそこの人夫どもに打ち殺された。しかるにそれをよく調べてみると、附近の村の女であって、ずっと以前に発狂して、家出をしてしまった者であることが分った。(第5章「女人の山に入る者多きこと」より)

    山姥や神隠しが頻繁に起きていたのは、つい最近までだった。それが起きたのは、先住民族文化があったからではなく、おそらく当時の社会事情と普遍的な「人間の苦悩」があったからだろう、と推測されるからである。那岐山の麓、日本原には現在自衛隊基地があり、広大な平原が続いている。ここ数年、日曜日に基地内には簡単に入れなくなったが、何度も通った土地であり手付かずにの自然が未だのこっている場所でもある。イメージが湧きやすい。昔も今も、人の人生にはドラマがある。

    神隠し、山男、山女伝説、天狗伝説、鬼の伝説、豊富に紹介された物語から、日本人はこれからもさまざまな天啓を得るのではないかと思う。

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    2023年05月30日
  • 北神伝綺 上

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    小説版がリリースされたので漫画版を読み返し。学生時代はあまり内容は理解していなかったな。森美夏の画がカッコよすぎて。日本統治時代の台湾で大規模な抗日運動があり、日本人と和装をしていた台湾人が100人以上犠牲になっていたというのは恥ずかしながらすっぽり記憶から抜けていた。その報復として更なる原住民の犠牲者がいたことも。このへんきちんと勉強しないとなぁ。

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    2023年05月01日
  • 東大・角川レクチャーシリーズ 00 『ロードス島戦記』とその時代 黎明期角川メディアミックス証言集

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    2014年に東大で行われたメディアミックスについて行われたセミナー/インタビュー集。ロードス島戦記を通じて角川のメディアミックスを分析している。ロードスだけでなく、メディアミックスの方法論の評伝としても資料的価値は高い。

     なお、私はロードス島の小説、コンパニオン直撃世代であり、その視点からの評となることを了承いただきたい。

     本書の特筆すべき点としては、安田均、水野良やその編集者らの、ロードス島コンテンツ立ち上げメンバーの生の声が入っている点にある。そもそもTRPGから発したコンテンツであるが、ゲームとしての側面だけでなく、閲覧されるコンテンツとして関係者がどのように、楽しんでもらうものとして、また商業的成功を模索していたかの証言はとても貴重だ。

     一方で、TRPGやファンタジーを日本に広めたのは自分たちだ、というような論調もあるが、70年代からコナンやグインがあったこと、ホビージャパン系列のタクティクスからRPGマガジンの流れや、シミュレイターで紹介された7つの祭壇に触れないのは我田引水の誹りを免れまい。

     グループSNEは日本のライトファンタジー(あえて「ライト」」と記する)、TRPGの牽引役であったが、一方で、特にTRPGファンからの毀誉褒貶が激しい集団でもある(最近は知らないが、2000年代は顕著であったように記憶する)。
     それらの批判はTRPGをゲームとしてではなく、ある種消費されるコンテンツとして取り扱った(人口に膾炙するためには仕方がなかったとも思うが)ことによると当時は考えていたが、それだけではなく、上記のような振る舞いも批判の対象となっていたのだろうと推察できる。
     ただし、大手出版社で社を上げて取り組んだのは角川であり、グループSNEであり、マニア/オタクだけのものでなくした功績があったのは事実である。

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    2023年04月07日
  • 「暮し」のファシズム ――戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってきた

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    戦争は必ず大衆への洗脳から始まる。現在議論されている「専守防衛」や「防衛力強化」にしてもしかり。人に流されて問題の本質を見誤ると道を間違う。

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    2022年12月18日
  • 神隠し・隠れ里 柳田国男傑作選

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    旧字体は基本改められているが、全体を通して難しかった。明治生まれの人の文書はやはり気合がいる、かも。
    しかしその中で柳田國男の発見したこと、考察したことを理解することが民俗学の中の気づきにもなる。

    ・多くの神秘談は老衰してもう山で稼げなくなった者が、経験を子弟に伝えようとするついでに言い残すのが普通であること。そうでなく面白げに話すのは受け売りの誇張の多い話しと見てよいということ。 遠野物語にも出てくる、不思議で時に恐ろしい話は、老衰してもう長くないと悟ったものがやっと口を開く、経験談なのだということが印象深かった。

    ・小児に「けさ」という名を与える例が全国的にあること。災難よけの意味があるとのことだが、それは子どもが生まれたらモノに命を取られないように顔を隠すもうなものと、受け取れた。

    ・子供の間引きが行われていた頃にふれ、「でんぎょう祝い」という、子が生まれる前に食べ物などを親戚が持ってきて宴会をする。それをした後は子はもう殺せなくなる。子が生まれる前のこのタイミングで、子の生存権を承認されたということになると。
    このような行為を見ると子の生存権がどのように扱われていたかわかるだろう、と柳田はふれる。農村などでは予算のように子供を間引くが、その理由は経済的な理由からであり、女が子を連れて心中することにも触れる。現在は子を連れて行くのは仕方ないと見られていたが、かつては子供まで連れて行く奴があるかと言われていたことに言及し、社会情勢で子供の命の扱いが左右されていること投げかける。
    編者後書きも含めてみると、目の前の社会問題を解決するために柳田が民俗学を国民が学ぶ必要があると言ったその一端がわかる内容だとわかった。

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    2022年10月27日
  • 黒鷺死体宅配便 1巻

    無料版購入済み

    一話完結で読みやすい。グロさは多少ありますが、そこまで嫌悪感はないです。オカルト的な部分がうまく溶け込んでて楽しい。

    #ダーク

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    2022年06月26日
  • まんが訳 酒呑童子絵巻

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    絵巻の新しい読み方が実に新鮮で素晴らしい。
    内容は、『酒呑童子絵巻』『道成寺縁起』『土蜘蛛草紙』の三点。
    いずれも有名どころで筋は知っていたけれど、カニバってたり下巻があったりなんてのは知らなかったので有難い。
    続刊の『稲生物怪録』はすでに読み終えているので、『信貴山縁起絵巻』など、同時代の縁起物を続けて出してほしい。

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    2022年05月06日
  • まんが訳 稲生物怪録

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    江戸時代の絵巻物『稲生物怪録』を、絵巻そのままコマ割りを斬新に配置して現代語訳した、手に取りやすい一冊。
    知っているつもりでも抜けていた個所もあり、というか、山本五郎左衛門とのやり取りが全く思い違いをしていたり、改めの発見があって面白かった。

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    2022年03月10日