大塚英志のレビュー一覧

  • 大学論 いかに教え、いかに学ぶか

    Posted by ブクログ

    よかった.

    筆者の体験を踏まえて,大学4年間での学びをこのようにしたという話が書かれている.

    話が行ったり来たりして,ついていけないところもあるし,
    うんちくが地の文に書かれていて,
    アニメーションや漫画のことを知らないとすっと読めないかもしれないけれど,
    本質はそこではなくて,
    大学の教育についてどのように考えて実践したかということ.

    学ぶことについて悩んでいたこともあり,
    今の私には良い書籍だと感じた.

    0
    2015年05月04日
  • 黒鷺死体宅配便 20巻

    Posted by ブクログ

    もう20巻にもなるけど、安定して面白いまま。
    毎回都市伝説的な話が入ってくるのが楽しい。

    でも今回は小人さんぐらいかしら・・・。

    こういうコミックは巻数重ねるほど「最初から読んでないと通じない話」が出てきたり、長編の話が入ってきたりするんだけど、黒鷺死体宅配便はほぼ短編のみでずっと続いているのがすごいなぁ。

    今後もまだまだ楽しみ。

    0
    2014年11月02日
  • 黒鷺死体宅配便 1巻

    Posted by ブクログ

    その名も…黒鷺死体宅配便。死体を…運ぶ?

    ある共通点を持った者達が大学で出会う。そして、黒鷺死体宅配便を立ち上げる。

    バラエティーに富んだ能力を持った主人公達が死。に関わっていく物語。
     死体を操ったり、死体を見つけたり、死体を綺麗にしたり。果ては宇宙と交信する能力を持っていたりとその特異な能力を活かし時に事件を解決したり時に悪を懲らしめたりする。

    話はミステリー調で展開されていく印象。都市伝説や、今起こっている問題を様々な切り口から取り上げており、実に興味深い。
     主人公達の過去が段々と明かされていくのも見所の一つ。

    死体を題材にしているだけあり結構、エグい描写が多い。

    0
    2014年10月30日
  • とでんか 1巻

    Posted by ブクログ

    都市伝説を取り扱う専門の役所。都伝課。

    実在するかは不明。友達の友達から聞いた話。そういう謳い文句が「都市伝説」。
    そういった謎の現象を取り扱う役所の話。(もちろん実在はしません。)

    都市伝説が実在する世界観なのに模倣した事件として解決していく様が実に面白い。

    都市伝説に興味があれば、絶対に楽しめる。

    若干、字数が多く読みづらい印象はあるが、説明なので、そこは我慢していただくしかないと思います。

    0
    2014年10月30日
  • 零 ~ゼロ~ 女の子だけがかかる呪い

    Posted by ブクログ

    映画「劇場版 零」の原作小説。ゲーム「零」とは異なるのだけれど。かなりいろいろなエッセンスは詰め込まれていて、シリーズファンとしてはこれは好みです。
    女学校に伝わる「女の子だけがかかる呪い」。それにまつわる不審死事件。儚く危うく、だけど力強い少女たちの物語は美しく、恐ろしく、哀しくて。映画とも多少違うところがあるので、映画を観た人にもお薦め。私はこの小説版のストーリーの方が好きだなあ。メリーさんの存在意義が意外でした。

    0
    2014年10月20日
  • くもはち

    Posted by ブクログ

    原作の面白さもさることながら山崎さんの漫画が原作の雰囲気を壊さない、どころか雰囲気を盛り立ててるのが素晴らしい。ほんと大塚さんの原作と山崎さんの漫画はいいコンビなあ。主人公のコンビもキャラ立ってるし。しかし続編期待!・・・してもう何年だろう(苦笑)

    0
    2013年03月16日
  • 大学論 いかに教え、いかに学ぶか

    Posted by ブクログ

    大塚英志の本は昔よく読んでいた。最近はぽつぽつと気になるものだけ読んでる。
    今は神戸の大学で漫画を教えているらしい。
    彼がこれまで考えてきたことややってきたことを
    試行錯誤しながら若い学生に教え、
    学生は知識を学び頭を動かし手を動かし作品を作り上げる中で
    それぞれが自分のスパンでぐんぐんと成長していく。
    「合作」を作る作業の中で、自分の位置をシビアに感じながら
    自分の役割を探り懸命にまっとうする姿は感動モノだ。
    勉強ってこういうことだと思うし、
    教えるってこういうことだと思う。

    0
    2013年01月25日
  • 黒鷺死体宅配便 16巻

    Posted by ブクログ

    ようやく既刊まで読み終わったけど能力者多過ぎ。今後も会うみたいな感じで伏線だらけで出て来ないキャラも居る。主人公の過去だけいつまでも触れられない。やいちに関して全く明かされる件が進まない。他キャラの過去は触れたけど詳しい背景が一切書かれてない。ちょっとこの巻数でこの状況は引き過ぎかと…。死体が出るのにホラーではなく殺人、サイコ、ダーク、ハートフル系ストーリーです。

    0
    2012年10月08日
  • 黒鷺死体宅配便 8巻

    Posted by ブクログ

    冒頭急に初期のように主人公たちの自己紹介みたいになってましたが雑誌では切り替えでもあったのでしょうか…。コミックにすることを想定してないような感じが…内容は面白いんですが。

    0
    2012年10月06日
  • 黒鷺死体宅配便 6巻

    Posted by ブクログ

    いきなり最後に主人公に憑りついてるやつの過去の話が掲載されてましたが、次の巻でそれが続くでもなく、結局正体も主人公との関連もわからずじまい…普通はこういう話が入ったら続けて明かされていくと思うんですが…掲載の順番がおかしい感じがしました。

    0
    2012年10月06日
  • 黒鷺死体宅配便 2巻

    Posted by ブクログ

    死体、霊、ゾンビなどのキーワードになりそうな内容だけどホラーじゃなくむしろ殺人事件や心の闇、結果ハートフルとジャンルと題材が違って意外です。

    1
    2012年10月06日
  • 黒鷺死体宅配便スピンオフ 松岡國男妖怪退治(1)

    Posted by ブクログ

    黒鷺シリーズを読むのは諸事情に寄り途中で断念しておりましたが、今回スピンオフは柳田國男氏が登場するというので、ついつい買ってしまいました。
    黒鷺読んでへんでも充分楽しめます。大塚さん、サイコー!

    0
    2012年03月08日
  • リヴァイアサン(1)

    Posted by ブクログ

    なじ■
    終末の獣リヴァイアサンと、
    彼が守る「東京」に生きる人々の話。

    中学生ぐらいの頃から大好きです!
    登場人物が普通にみんな人外なのが良いなあと思います。
    四ツ目が好きすぎる。

    0
    2012年02月19日
  • 黒鷺死体宅配便 1巻

    Posted by ブクログ

    表も裏も、同じデザインの表紙。(JANコードが表裏共に記載)
    名探偵コナンのように、日常茶飯事に死体を見つけるという
    ツッコミはともかく、民話なども織り交ぜたとても読みやすい作品。
    話の進み具合はものすごく遅いけども、チョイ出しで進むのが
    またじれったくて面白い。

    0
    2012年01月26日
  • 愚民社会

    Posted by ブクログ

    読み進めるごとに、宮台・大塚両氏の諦念というか覚悟というか、とても納得できます。

    この国は、この国の人たちは、変わることなく流されるように生きていくんだな…
    どうしてそうなんだろう?と考えるけど、風土とか歴史とか地理的条件とか日本語とか…色々複雑にありそうだな…一言では言えない。

    0
    2012年02月21日
  • 愚民社会

    Posted by ブクログ

    大塚氏が宮台氏に的確に切り込んでくださっており、いつもは推し量りながら距離をとっているような感のある、氏のその意図や真意を随分はっきりと聞き出して頂いている最新の対談に加え、過去の対談も見逃していたものが多く、酷く示唆に富む一冊となりました。

    大塚氏は、個人的に、そして実に勝手ながら卑近過ぎるきらいがあってやや避けていたのですが、今回見事に、やはり一番近しかったのだということを明らかにされてしまった感です。また、もちろん天地の違いがあるわけで、”母”や“母系”の愚、弱点についても、母のファシズムについても、見ないようにしていた点を見事に描き出してもらいました。今年一番の猛省点、来年に向けての

    0
    2011年12月31日
  • 愚民社会

    Posted by ブクログ

    <愚民社会>
    この本について多くを語ると、ただでさえ色々なことを想像させるタイトルなのに余計に読者の方に予断を与えてしまうかもしれないという気がしているので、この本の読み方のヒント、というか、頭を冷やしつつ真摯に読む助けになりそうだと思う部分を、新たに収録された大塚英志さんの言葉から引用させていただきます。

    ――「沖縄ノート」をめぐる裁判が象徴するように大江的な「戦後民主主義的言説」を「叩く」ことのほうがこの何年も世の中の「空気」だったのに、「反原発」になった瞬間、用いられるロジックは大江そのものである、という「気持ち悪さ」を、しかし感じないところが「気持ち悪い」。
    【そもそも自身の「鏡像」

    0
    2011年12月15日
  • リアルのゆくえ おたく/オタクはどう生きるか

    Posted by ブクログ

    大塚英志と東浩紀の、4度にわたる対談を収録したもの。
    二人の議論は、さながら紙媒体出版世代の価値観と、ネット世代の価値観のぶつかり合いが見える。大塚英志は「どうして自分が東の主張に納得いかないか」、ということを追求して説明を求め、東浩紀がそれに冷静な返答をしているため、二つの価値観にどのような違いがあるのか、どのような背景の上にそれらの価値観が成り立っているのかが、よく見えるようになっている。
    紙の出版物に触れて育ちながら、ネット世代としても生きる自分が、どちらかに(というか両方に)対して感じていた違和感の原因を探る手掛かりになったと思う。

    0
    2011年12月01日
  • 木島日記 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    相変わらず最高に美しい絵に癒されました。ただ、月のことやムーのこと、結局未解決な気がするのですが……拾い切れていないフラグ多数……
    そこがじれったいと同時にいいところでもあります。煮え切らないのを好まない方にはあまりお勧めはしません

    0
    2011年08月24日
  • 大学論 いかに教え、いかに学ぶか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著書が教鞭をふるった神戸芸術工科大学まんが表現学科創立期のエピソードと、自身の大学時代に出会った民俗学の恩師とのエピソード、この二つを主軸に交えながら大学教育の在り方を問うエッセイである。

    生きるための「方法」(それは小手先の技術や知識ではない)を生徒に教えることに情熱を注ぐ著者と必死に食らいつこうとする学生の熱量を目の当たりにすれば、学生の学力不足を嘆く先生方の「教える工夫」衰退こそ問題にすべきではないかと思わせる。

    「AO入試批判」批判の章の著者の視点はまさに慧眼であり、生徒の能力をいかに引き出すかという問いは、教育に携わる者全て(それは教育機関関係者にとどまらず、例えば仕事場の後輩指

    0
    2011年07月17日