大塚英志原作の妖怪まんが。実在の人物や事件を絡めて「新たな」物語を作る、大塚の得意なパターンである。漫画は「黒鷺死体宅急便」の山崎峰水。装幀デザインは京極夏彦 with FISCO(は、だからなんかいつもと違って垢抜けないと思ったよ。画像が配信されないのは、そのせいなのかなあ/笑)。
なにか得体の知れないもの、に名前をつける、ということ。得体のしれないものへ名前を付けずにはおれない、ということ。そういうことについて、ちょっと考えたくなる漫画。
明治末期の日本を舞台に、怪談作家と絵師が「話の種」を探す、一話完結タイプの漫画。登場人物の1人/千里眼千鶴子は、あの小説「リング」で、貞子のママのモデルさんになったとか。(「リング」は未読なので不確かです。すみません。怖いの嫌いなので)他には柳田國男、田山花袋、石川啄木、小泉八雲、コナン・ドイル、などなど。