大塚英志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「戦争は『新しい生活様式』の顔をしてやってくる」
戦時プロパガンダと言えば「ぜいたくは敵だ!」「欲しがりません勝つまでは」「進め一億火の玉だ」などのスローガンが思い浮かぶ。今見ると、上から押しつけられる強い言葉にとても違和感を感じる。
しかし、なぜ戦時下の国民がその様な言葉を(なぜか)すんなり受け入れて、出征する我が子を「お国のために」と見送り、見送られる男子も「お国のために死んできます」と出発し、生きて帰ると非国民となじられる、というおかしな思想になったのか。
他の戦争関連の書籍や番組などで、決して受け入れているわけではないけれどそうするしかない状況があったと理解したけれど、何故そのような -
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購入済み
黒鷺死体宅配便
個性豊かなメンバー5人で面白い。特にダウジングの男がやばい。ダウジングで死体を見つけるだけでなく、パンチでトラック止めるとかできないよ。案の定メンバーからドン引きされてるし。
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Posted by ブクログ
著者は現代の天皇の被災地訪問などを「感情労働」と説明している。戦後、象徴天皇制となったが、憲法にその職務が記述されているわけではないなかで、天皇自らが考えて行うことにしたのが、国民に寄り添う気持ちを示す「感情労働」だという。その上で、平成天皇の成婚と退位を中心に解説している。大江健三郎の「セブンティーン」「政治少年死す」を読み、その当時の出版界での扱いについてを知った上で読んだので、成婚当時の部分は理解できたが、退位当時の部分は、話の核となる「シン・ゴジラ」「平成くん、さようなら」の両方を知らないので、よくわからなかった。特に「平成くん」については、論点が天皇制から離れているように感じた。三島