大塚英志のレビュー一覧
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多重人格探偵サイコ REAL
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試し読み
Posted by ブクログ
30代の男性をターゲットに角川書店がいまさらながらに創刊したコミックチャージに、連載再開されるはずの「多重人格探偵サイコ」がいまだに姿を見せない状態で、近所のコンビニから販売さえもされなくなったこの雑誌に、本当に期待していいのか、とちょい不安になりながらも、大塚英志の短めの文章を読みたくなって手にしたのは、徳間デュアル文庫から出た「多重人格探偵サイコREAL」
これは、映像版サイコのシナリオと書き下ろしの大塚英志のエッセイっぽい短めの文章でまとめられた比較的商業ベースとは関係なさそうな文庫本である。実際のところは、徳間で出すネタがなくてシナリオ使ったってオチらしいんだけどね・・・
ところで、この文庫本の冒頭に大塚英志は「17歳の少年の犯罪」について語っている。映像版サイコの初出であるWOWWOWの放送のとき、佐賀県の17歳の少年が西鉄の高速バス「わかくす号」をバスジャックした。また、マンガ版サイコの第一話が月刊少年エースに連載開始したとき、神戸の小学生連続殺人事件の容疑者「酒鬼薔薇聖斗」が逮捕されたそうだ。そういう形で、サイコは現実の少年犯罪と同化されるが、創造される虚構が現実を凌駕できない情けなさについて弁明している。 -
Posted by ブクログ
いちおう「神隠し・隠れ里」なるテーマのもとに編まれたアンソロジーなのだが、編者の大塚英志さんという方がちょっと変わった人なのか、あんまりテーマと関係ない文章もけっこう含められている。それでも、未読の柳田の文章を読めると言うだけでありがたいのだが。
異界を暗示する「神隠し」のようなテーマに関しては、柳田自身、これは民俗学の題材と言うより「心理学」のそれではないかと疑念を呈している箇所もあり、さほど深く追究する気になれなかったようだ。興味はあったのだろうけれども。
巻末には同時代の田山花袋や水野葉舟の小説、柳田『遠野物語』の話材提供者である佐々木喜善の作品、および折口信夫の詩が収められている。どれも貴重な読み物ではある。が、柳田の作品集に直接的には関係しないような他者の小説を入れるような試みについては、賛否が分かれるところだろう。 -
Posted by ブクログ
ひっじょ〜に、残念なマンガw
若かりし頃の柳田國男の恋と、明治の文学の誕生を描いているマンガ。とても興味のある題材で、原作もしっかりしているんだけど…絵がヘタなんだよ〜w
マンガにするのがとても大変な作業だったろうことは想像できるんだけど… 原作をマンガの表現に落とし切れていないというのか…
基本的に少女漫画の手法で作られていると思うけど、場面転換や、回想シーンが割と頻繁にあるわりに、それが分かりずらいので、ストーリーが流れない。早い話読みにくい。
原作の考証がしっかりしているので、セリフやモノローグなどの言葉が時代を比較的反映している一方、人物はその時代に無い顔立ちだし背景も雑で、ファンタジー路線なのかリアル路線なのか、中途半端感がたまらない。
近代文学者を取り上げてる 文豪ストレイドッグスや月に吠えらんねぇ よりも好きだし大人向けだとも思う。難読漢字にすらルビが無い所もいい。
あとがきに取り上げてるように、柳田國男×田山花袋のBLものとしても面白くなりうる素材だけに、なんとかしてもらいたい。
読みながらもっと面白くなるのに残念な…って感想はちょっとw