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1968年。盗んだ拳銃で4人を殺している連続射殺魔のN、大学を中退して漫才をしながら映画監督を夢見るT、薬学部の学生で革命に情熱を燃やすヨーコ。3人は新宿のジャズ喫茶で運命的な出会いを果たした。やがて彼らはTが書いたシナリオをもとに3億円を現金輸送車から強奪する計画を実行にうつしたのだが…。
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啄木と60年代空気感
啄木もよく知らない、当時の世相に刺して興味があるわけでもない、それでも吸い込まれるような空気感があります。今とは違った感覚、価値観の中で自分と同じ年頃の若者がその時代を生きる苦悩と葛藤が描写されてます。
Posted by ブクログ
大塚英志と藤原カムイのおそらく初めての顔合わせではないでしょうか。角川の「野生時代」というエセ文芸誌に連載されてるんですが、ストーリーはなかなか秀逸で、60年代に起こった3億円事件などの実際の事件や時事ネタを通して、当時の若者(ヤングメン)のなんだかもどかしい日常が描かれます。
これまで柳田国男や折口信夫のサーガをやってきましたので、この辺の話はお得意ですね。
日本赤軍の永田洋子や三島由紀夫などの実在する人物を下敷きにしていますが、タイトルの元ネタは大江の「われらの時代」に出てくるジャズバンドの名前らしく、ここでも大江健三郎がネタとして使われています。
この作品はこれまでの大塚作品の中でもっとも大人っぽい作品となりそうです。かなり文学的で、石川啄木の詩を引用するあたりは、他の大塚作品にない雰囲気さえあります。しかし、1話のページ数の少なさで一気に読まないとわかりづらいストーリー展開のため、ぜひ早く単行本で見たいものです。
藤原カムイいわく、「いよいよ物語も終盤を迎え、残すところあと数話」らしいので楽しみに待ちたいものです。
Posted by ブクログ
う〜ん。なんつーかオサレすぎる。
小綺麗というか。
石川啄木の詩を引用するのは良いとして、登場人物がみな清潔感漂ってて俺の思ってる昭和と違う…
三億円事件といえば初期のこち亀にそれを題材としたエピソードがあり、あの時代特有の重苦しさが印象深い。
青酸コーラ無差別殺人事件ネタとか、今では掲載不可なあの感じ好きだったなぁ。
時代設定的に8mmフィルムが出てくるのだが、最近大学の同期に聞いた話によると未だに実習で使ってるらしい。
とか関係ないことばかり連想させるマンガ。タケシの撮る映画にはもう感動しないのかとか、三島由紀夫を介錯した人を介錯しようとした人は腕が悪くてなかなか死ねなかったとか。
そういう意味では面白かった。
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