感情天皇論

感情天皇論

935円 (税込)

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4.0

1959年、皇太子明仁のご成婚パレードの日、一人の少年が皇太子とその妻に石を投げた。三島由紀夫はその行為に「天皇と国民が個人として対話をする」というテロルを見て戦慄し、石原慎太郎はそれを隠蔽しようとした。そして即位した明仁天皇が行ってきたのは、かつて庵野秀明が描いた人類補完計画が成ったかの如き、統合の実践としての感情労働だった。『少女たちの「かわいい」天皇』から一時代を経て書かれた、「終わり」の平成天皇論。

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感情天皇論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月29日

    著者は現代の天皇の被災地訪問などを「感情労働」と説明している。戦後、象徴天皇制となったが、憲法にその職務が記述されているわけではないなかで、天皇自らが考えて行うことにしたのが、国民に寄り添う気持ちを示す「感情労働」だという。その上で、平成天皇の成婚と退位を中心に解説している。大江健三郎の「セブンティ...続きを読む

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