倉本一宏のレビュー一覧

  • 新説戦乱の日本史

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    各時代の戦乱に対する今までの通説と新たな研究成果による新説等を取り上げ検討しています。
    巻末には各戦乱をより深く知るためのブックガイドがあり親切。

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    2022年05月06日
  • 皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史

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    タイトルから早合点してしまったのだが、本書は皇位継承に一貫する原理を解析するといったものではなく、各代の皇位継承に関してなぜこの人物が選ばれ、なぜ他の人物は選ばれなかったのか、一つ一つ当時の政治状況やステークホルダーを鑑みて事情を解き明かしてゆくといったものである。
    古墳時代から承久の乱後の皇位継承を概観するには手頃。

    誤解もあり、神話や口承を扱いつつ古墳判定批判も行なっている序章〜第一章前半では、文化人類学・神話学的な分析から皇位継承の論理を解き明かしたいのか、それとも史実の探求をしたいのか戸惑った。継体天皇問題に関しても、血縁の原理と有徳の原理に関して数行記述あるのみである。

    また、章

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    2022年02月19日
  • 平安京の下級官人

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    <目次>
    序章   摂関期の平安京
    第1章  下級官人の仕事
    第2章  生活のあれこれ
    第3章  恐怖の対象
    第4章  平安京の人びと
    おわりに 平安京の日々

    <内容>
    平安期の貴族の日記をベースに、当時の教科書レベルよりも下の人びと=下級官人を主人公に、彼らの生き方を見ていく本。ちょっと単調で飽きるところも。まあ、記録上、登場人物が連続で出てこないので、しょうがないのかもしれない。 

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    2022年02月10日
  • はじめての日本古代史

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    書名に「はじめての」とある割には、予備知識がないと読み通すのは難儀な本。まあ、この時代の日本の権力中枢が、誰々が天皇家と姻戚関係を結び、誰々と誰々が対立して…とややこしいのでそれをまともに記述されると読むのが難儀になるのは仕方ないのですが…
    私に充分な知識がないためにかなり消化不良。逆に言うと、日本古代史、もう少し学び直さないとな…とこの本により感じるに至りました。

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    2021年03月07日
  • 戦乱と民衆

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    ネタバレ

    白村江の戦いと民衆:ではなぜ、倭国軍は敗れたのか。答えは明らかです唐の軍勢は国家軍であり、訓練されて統制のとれた軍隊ですが、倭国軍は豪族軍の寄せ集めであり、国家軍ではありません
    戦いにおいて最も重要なのは、実は戦意を支える忠誠心とモチベーションです。国家軍にはそれがありますが、豪族軍にはありません
    応仁の乱と足軽:民衆が必ずしも反権力の動きをしていたわけではないと言う事実です。民衆は、その時の状況に応じて本権力的な動きを見せることもあれば、権力の手先として動くこともあった
    私が不思議でならないのは、例えば新選組の視点に立って京都の幕末を見る人は極めて多いのに、先ほどご紹介したような、夏の暑い盛

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    2021年01月04日
  • 古事談 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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     説話集ということで、あまり肩肘張らずに読める一冊である。特に語釈がなくとも大意は取れるし、現代語訳と各話の背景事情についての解説が付いていて、理解が進む。
     主として遠い平安時代の話が多いが、人事を巡る人間模様や人物評価がゴシップ的にも興味深い。巻末の系図を見ていると、自分の成功や出世、一族の繁栄を願い、あるいは俗世を離れ出家の道を選ぶなど、それぞれに頑張ったのだろうなぁとの思いをシミジミと感じる。

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    2020年12月21日
  • 皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史

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    ざっくりと羅列、地図のような本。
    時々時系列が入れ替わるので、自分が詳しくない時期の話については少しわかりにくかった。

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    2020年10月26日
  • 皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史

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    ネタバレ

    タイトルは悲劇であるがそもそも15%
    7人中で1人しか皇位に付けないから
    その度に死が付きまとうと怨霊の話で
    大変である
    奈良時代の皇位継承の惨劇に比べても
    嵯峨天皇以降皇位継承に死は見えない
    まだ宇多天皇辺りまでしか勉強をして
    ないので後白河が出てきてホッとした

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    2020年08月08日
  • はじめての日本古代史

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    こいつは確かに「プリマー」の域を越えている(笑)
    しかし、高校日本史を終えてさらに踏み込んでみたいと関心をもってる若者が読むにはいいと思う。はじめて見る用語なんかもあるだろうが、それを自分で調べるのもいい勉強になるだろう。すこし背伸びをするくらいがちょうどいいのだ

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    2020年05月01日
  • 蘇我氏-古代豪族の興亡

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    蘇我氏は大化改新で滅亡したという固定観念を覆す。生き残った一族は、その地位を藤原氏にとって替わられた。藤原氏がその後1000年にもわたり栄華を極められたのは、不比等の巧みな制度設計によるものなのか。

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    2020年02月09日
  • 内戦の日本古代史 邪馬台国から武士の誕生まで

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    『承久の乱』から『応仁の乱』まで新書で歴史を読み進め、ここで古代の戦乱に時代を遡る。最初は戦乱に焦点を絞らず、古代国家と外国との関係に言及。邪馬台国が九州に所在したという著者の見解に同意。日本は、天孫降臨を背景にした天皇制を拠り所にして、「前九年後三年の役」まででさえ、天皇家に取って代わろうとした者が現れなかった不可思議さに、改めて驚いた次第。

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    2019年08月03日
  • 藤原氏―権力中枢の一族

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    大化の改新で功績があったとされる藤原鎌足に始まり、天皇家とのミウチ的結合を基本戦略として日本古代・中世政治史の中で中心的役割を果たしてきた(その後近代史に至る中での時々政治の表舞台に顔を覗かせる)氏族である「藤原氏」について、主に古代国家の成立過程から院政期、そして中世の成立までを舞台として、どのようにして権力をつかみ、それを形を変えながらも後世にまで伝えていったのかを描く。
    本書を読んでいて、藤原氏の歴史をたどることは、まさに日本古代・中世政治史をたどるのとほぼ同義であると感じた。日本古代・中世史の良い復習になった。一方で、同じ「藤原氏」といってもそれぞれの家系や人物により、悲喜こもごも、そ

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    2019年07月05日
  • 内戦の日本古代史 邪馬台国から武士の誕生まで

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    バランスよく日本の古代史を学ぶことかできる。激しい内乱のなかった日本古代史についてコンパクトに概観できる。最後に語られる後三年の役が対比的に語られ、武士のじだいの過激さ、過酷さが見透される。義家はやはりやばい。

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    2019年05月17日
  • 内戦の日本古代史 邪馬台国から武士の誕生まで

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    島国である日本は地政学的に外部からの攻撃を受けにくく、また外部への攻撃もしにくいという特色がある。加えて、天孫降臨以降の天皇を中心とした統治がなされ、ある意味絶対的な存在に歯向かう輩も現れにく状況でもあった。そのため、意外に思うが日本では内戦は少なく、あっても規模は小さく穏やかであったという。なるほどと思いながら読んだのだが、分かったのはここまで。専門的過ぎてついていけなった。自分の中で、古代の内戦(外部との戦争も含めて)は穏やかなものだったというが、明治以降の戦争は規模は大きいし、残虐性も増しているのはなぜかという疑問がわいた。著者も同じようなことを考えたようで、あとがきに書かれていたことに

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    2019年04月04日
  • 内戦の日本古代史 邪馬台国から武士の誕生まで

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    日本が古代から中世までは、世界の歴史とくらべても、戦乱といっても小規模で、大量虐殺はあまりなく、多くは話し合いによって解決されていた。ということ。
    貴族武士から武士になって、明治維新から他国に侵略するまでになっていくという仮説は、興味深く面白く思えました。

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    2019年03月13日
  • 蘇我氏-古代豪族の興亡

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    蘇我氏と言えば歴史上では、蝦夷・入鹿親子が大化の改新(今は乙巳の変というようです)で権勢の極みから没落し、一族は歴史の表舞台から姿を消した印象が強かったのですが、本書ではそれが意外なほど長く存続していた史実を知りました。

    蘇我氏が渡来人の先進技術を取り入れたり、仏教の導入を後押ししたりと当時開明的であったのと同時に、豪族間の権力争いを一族に有利に進めていき、隆盛を得ると同時に、大王と姻戚関係を結んで権力の中枢での地歩を固めます。

    以降、馬子、蝦夷、入鹿と親子三代で権力を一層固めて行くのですが、乙巳の変で中大兄皇子と中臣鎌足を中心とするグループによる権力奪取により、蘇我本宗家は滅亡します。

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    2019年01月27日
  • 戦乱と民衆

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    白村江、大坂の陣、禁門の変など、
    時代はバラバラだが、戦乱の際に庶民が
    どう振る舞ったかという視点が面白い。

    意外にしたたかな、一般ピープルの横顔が
    浮かび上がる。

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    2018年11月25日
  • 戦乱と民衆

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    民衆の視点から戦争を再定義する。ここで取り上げられるのは、白村江、応仁の乱、大阪の陣、蛤御門の変。シンポジウムでの論説を掲載するもの。第2部として座談会も収録されているのだが、井上章一を交えたこの座談会が爆笑もの。なぜか「京都ぎらい」になっている。
    なかで倉本先生の「歴史から学ぶ教訓があるとすれば、ひとは歴史から学ばないということ、そして人は同じ過ちを何度でもくりかえすということ」に100%同意しちゃう。

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    2018年11月22日
  • 戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで

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    ネタバレ

    7世紀の東アジアでは、地域覇権国唐が、朝鮮半島において新羅を援け、高句麗と百済と対立する展開を見せていました。

    ここに、かねてより百済と関係の深い倭国(日本)が、百済の救援要請にこたえる形で半島に出兵し、唐・新羅連合軍と一戦を交えることとなるのが、白村江の戦い(663年)です。

    百済・倭連合軍は敗れ、中大兄皇子や藤原鎌足は倭国の中央集権国家としての求心力を強化することに尽力し、唐からの脅威に備えるため、各地に防衛施設を整備します。

    この過程で、地方豪族の力が削がれ、中央権力が地方に行き届く律令国家成立の素地が作られたようです。これを最終的に完成させたのが、天武天皇です。

    白村江の一戦は

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    2018年11月10日
  • 戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで

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    白村江の戦いについて理解しないと
    奈良時代以降の朝廷の外交が理解できない
    裏の歴史にも興味あるが、まず中大兄皇子
    非道・変態的な偏愛は捨て置いて、称制な
    るイミテーションの意味を理解してみたい
    本書ではわからないな・・・

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    2018年10月08日