樋口毅宏のレビュー一覧

  • 東京パパ友ラブストーリー

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    この本を手に取った時は、「パパ友ラブストーリー」とは言うものの、タイトルがそう匂わせているだけで、内容はパパ友の友情物語?的なものだと思って読んでみたらガッツリ恋愛しててびっくりしました(笑)
    パパ同士の不倫。設定は新しくて面白いなと思いました。同性愛だとか専業主夫、女性の社会進出とか、今の時代に沿った問題が描かれているところは良かったと思います。
    不倫は不倫なので、泥沼修羅場もあるので読んでいて気持ちのいい話ではないし、綺麗事では済まされないのが現実なのかなとちょっと思ったりもしました。

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    2021年10月20日
  • 東京パパ友ラブストーリー

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    もっとプラトニックな、駆け引きのある恋愛小説かなと思ったら、いきなりフルスロットルの肉弾戦だったのでちょっとびっくりしました。
    ノンケの人が一気に男同士の恋愛にドはまりするかは経験無いので分からないですが、自分に置き換えるとあり得なさにちょっと引いた瞬間も有りました。
    同じ章の中で色々な人の心の声が入り乱れるので、小説としての出来はどうなのかなと思ってしまう所はありましたが、正直一気読みしてしまいました。
    お互いの妻と子供もいてどろんどろんのドロドロなので、面白いながらもおっかないなあとも思いました。

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    2021年02月26日
  • ここから先はどうするの―禁断のエロス―(新潮文庫)

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    エロスを描いた五人の作家のアンソロジー。
    なかなかに独特な世界満載だった。。
    自分の嗜好が「覗き」であると発見した醜形障害気味の女性。
    高校生の従兄弟と怪しい関係になった!?小6の女の子。どこまで妄想なのだ!?
    纏足が性的嗜好と繋がっているとは…の第3編。
    3P(未遂!?)しちゃった信枝。これまた妄想が入ってるのかよく分からなかった。
    最後は養父と関係してしまった、作家の娘。
    これと最初のが一番分かりやすかったのは分かりやすかった。
    とりあえず表紙が持ち歩くには恥ずかし過ぎた。

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    2020年11月25日
  • ここから先はどうするの―禁断のエロス―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    官能小説アンソロジー。
    木原音瀬を目当てに読む。フェチのお話。纏足が題材になっていて、さすがの独特の雰囲気が、とても面白かった。最後の「清々した」という一言がまた良い。
    窪美澄さんのも良かった。義父と娘との恋のお話。ドロドロになりそうな題材なのに、人を愛することへの前向きな感じに仕上がっていて良かった。
    その他の作品も、なかなか興味深いお話で、面白い。
    残念だったのは装丁のデザインの悪さ。この色合いで本屋に並んでいたとして、まぁ、まず買わない。「官能」がテーマなら、もう少しセンスの良い装丁にしてほしかった。ので、☆は3つで。

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    2020年08月18日
  • 甘い復讐

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    分かってて選書して、分かってて読み始めたけど、実は分かって無かったと痛感する程、まぁ品が無い。一応、誉め言葉。

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    2020年02月26日
  • 東京パパ友ラブストーリー

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    パパ同士が惹かれ合って不倫しちゃう。

    奥さんとの関係もアレだし
    男女逆だったら雰囲気違うのかな〜?
    不倫についてはまあ置いといて
    なんだろこのもやもやする感じは…
    性欲丸出しだからかな?

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    2019年09月11日
  • 愛される資格

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    酔っ払った上司を家まで送り届けた際、迎えてくれた妻は美しすぎる女性だった。
    理不尽に厳しくされている復讐心から上司の妻を寝取ることを決めるが。

    典型的な体育会系の暑苦しい上司だけど、それは主人公の目に映る姿であって、本当にそのままならなぜそんな美人が?と素直に疑問に思い。
    美人だからいい女性ってわけでもないけど、人は自分の目に映るもの感じるものが真実になってしまいがち。
    誰の言葉が真実なのか、誰にも感情移入できなくて戸惑った一冊でした。

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    2019年08月22日
  • さらば雑司ヶ谷(新潮文庫)

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    『岬の兄妹』の試写会のトークショーで著者にお会いして、その軽妙な語り口が気になったのが本書を手に取ったきっかけ。
    個人的にたまたま雑司ヶ谷を何度も訪れた経験があったこともそれを後押しした。
    豊富なサブカルの洪水にハードボイルドとコメディがもみくちゃにされていて、なんとも不思議な味わい。
    評価することが評価されるような緊張感があった。

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    2019年07月23日
  • 東京パパ友ラブストーリー

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    子供が同じ保育園に通う、ファンドマネージメントCEOの豪と、建築家で主夫の明人は飲みに出かけ意気投合。その帰り際、豪は明人にキスされる。完璧な良妻賢母に都議会議員の妻。お互いに自分の家庭に鬱屈として、そこから突然始まる2人の禁断の恋はやや無理を感じる。冒頭で既に暗い結末が示唆されていて、とんでもない伏兵がいたり、醜すぎる本性を見たり、お前もか!なラストはよくあるドロドロ不倫劇。同性という事で、それなりにインパクトはあった。でも、現在ドロドロ不倫モノ不動の1位である、嘉多由布子さんの「隣人」には及ばない。

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    2019年07月23日
  • ここから先はどうするの―禁断のエロス―(新潮文庫)

    購入済み

    ホラー待望!!

    ホラーではありませんでしたね。少し残念です。澤村先生、ちょっとはずかしいですよ。「禁断のエロス」なんて。

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    2019年07月08日
  • タモリ論

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    著者がタモリさんに密着して書いたわけでも、親しい訳でもなく、自論タモリ論を展開する。
    でも、妙にしっくりくる内容であり、タモリという人の独自性をよく表している。

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    2019年06月12日
  • さらば雑司ヶ谷(新潮文庫)

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    花田菜々子さんが、土屋さんにすすめた樋口毅宏の本。

    いろんな意味でムチャクチャ。
    楽しめたけど、中身は何もない。

    電子書籍で読んだのだが、登場人物の像が驚くほど頭に残らず、検索機能を重宝した。
    不思議な、未だ嘗て経験したことのない読書経験だった。

    …disっているわけではない。
    ある意味、賛辞を重ねているつもり。

    …惨事ではなく…笑

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    2019年06月06日
  • タモリ論

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    タモリさんといえば長年司会を務めた「森田一義アワー 笑っていいとも!」や「タモリ倶楽部」、「ブラタモリ」等の番組で御馴染ですよね。この本にはそんなタモリさんの他、同じお笑い界ビッグ3のビートたけしさん、明石家さんまさん、タモリさんがデビュー時から御世話になったとされる故赤塚不二夫さんとの交流が書かれております。私の様な40代以上の方は凄く懐かしく思える事もありますが、それ以下の年代の方はどうですかね~。あまりわからないかな。。。

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    2019年05月05日
  • おっぱいがほしい!―男の子育て日記―

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    弁護士の妻が忙しので、夫が新生児の育児を行った際に書いたエッセイ。大変だ、大変だ、と書いてあるが、イラストを書いている町村智浩は自分はそうでもなかったと書いている。個人の感想ですね。

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    2019年02月03日
  • ここから先はどうするの―禁断のエロス―(新潮文庫)

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    アンソロジー形式の官能短編集。
    好きな作家さんが書いていたので読んでみた。二人とも官能小説よりの小説が多い作家さんだから違和感はない。
    それぞれ特徴が出た短編集だ。面白いのだが、若干物足りなさも感じる。アンソロジーの限界なのだが。

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    2019年01月18日
  • アクシデント・レポート

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    航空機衝突という未曾有の出来事の関係者への取材をまとめたかたち。事故なのか事件なのか?関係者のそれぞれの証言が繋がってたり反対のことだったり。証言自体が物語として面白かった。でも最後まで読んでもやもや残った、分厚いからさ…

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    2018年12月20日
  • おっぱいがほしい!―男の子育て日記―

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    多忙な妻、三輪記子に替わって樋口毅宏が初めての育児に奮闘するエッセイ
    育児の過酷さに対する愚痴や、ワンオペ育児への理解を求めるコメントも多いが
    全体としては息子を溺愛し、子育てを満喫している。

    前半は育児がメインだが、途中から三輪記子という人物の特異さに主眼が移り
    こんなおかしな夫婦でも何とか家族として成立しているという方向の話が多い。

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    2018年11月23日
  • タモリ論

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    タモリに関する考察
    タケシやさんまについても語り、対比させている。
    赤塚不二夫への弔辞はやはり素晴らしい。
    特に「笑っていいとも」に関して、数々の裏話や逸話が盛り込まれている。

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    2018年11月23日
  • 太陽がいっぱい

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    モデルが誰か分かりやすく示されたプロレスラーの生き様にスポットを当てた数編が
    収められた一冊。プロレス好きなら楽しめること間違いないでしょうが、どこまで完全なフィクションでどこまでが現実をモデルにした話なのか気になります。
    最終話などかなり過激でグロい部分も多いので要注意。

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    2018年10月10日
  • 日本のセックス

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    まもなく31歳を迎える佐藤容子は、彼女がほかの男とセックスしているのを見たいという夫の誠のリクエストにこたえて、マニア向け雑誌の企画やスワッピング・パーティに参加することになります。

    彼女は、ストーカー男につきまとわれたり、トラウマを抱えたセックスの相手の暴走に巻き込まれてケガをしたりするなかで、子どもっぽい夫や、アウトローを気取っているものの一皮むけば単なる俗物にすぎないヘンタイさんたちにあきれ、同時にそんな彼らの巻き起こす事件のなりゆきを眺めている自分自身の空虚さに気づきながらも、それを変えるようなアクションを起こすことはありません。

    ところが、夫の運転する車がかつてのストーカー犯をひ

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    2018年09月30日