樋口毅宏のレビュー一覧

  • タモリ論
    イマイチかな。タモリ本人の生い立ちや考察よりも、『いいとも』や、たけし、さんまといった周辺のことへの記述が多い。とはいえタモリ本人の記述もあるのでそれはそれで楽しめた。
  • 東京パパ友ラブストーリー
    ゲイの恋愛話はたまに聞くけれど結婚していて子供もいるパパ友どうしの恋バナは新鮮でした。

    30歳の若さでファンドマネージメント会社のCEOである有馬豪。

    娘が通う保育園で、おっさん建築家、52歳の鐘山明人と出会い飲みに行ったその晩、明人に唇を奪われてしまいそこから恋愛はスタートする。

    タレント議...続きを読む
  • 民宿雪国
    スルスルと読めてしまった。読みやすい文体。この先どうなっていくのかという怖いもの見たさのような感覚。
  • タモリ論
    「お笑い」の地位向上を果たしたビッグ3、ビートたけし・明石家さんまとの対比/ユーモア作家はペシミスト、芸人も/師匠を持たない。生みの親は赤塚不二夫。師匠がいれば党派ができ政治が生じる/「笑っていいとも」は見終わって何も残さないという、歌舞伎と同種のエンタテインメント。彼が勝てなかったのは、地上波の凋...続きを読む
  • 民宿雪国
    帯に惹かれて購入!

    奇妙な構成
    戸惑いを覚えるストーリー
    不安を感じながらも
    読む事を止められない

    正に帯に書いてるとおりの一気読み!

    何が正しくて何が嘘なのか?
    読み手は次々に裏切られる事必至!


    国民的画家、遅れてきた鬼才!?
    丹生雄武郎が亡くなった97歳!
    彼は画家でありながら寂れた民...続きを読む
  • 東京パパ友ラブストーリー
    この本を手に取った時は、「パパ友ラブストーリー」とは言うものの、タイトルがそう匂わせているだけで、内容はパパ友の友情物語?的なものだと思って読んでみたらガッツリ恋愛しててびっくりしました(笑)
    パパ同士の不倫。設定は新しくて面白いなと思いました。同性愛だとか専業主夫、女性の社会進出とか、今の時代に沿...続きを読む
  • 東京パパ友ラブストーリー
    もっとプラトニックな、駆け引きのある恋愛小説かなと思ったら、いきなりフルスロットルの肉弾戦だったのでちょっとびっくりしました。
    ノンケの人が一気に男同士の恋愛にドはまりするかは経験無いので分からないですが、自分に置き換えるとあり得なさにちょっと引いた瞬間も有りました。
    同じ章の中で色々な人の心の声が...続きを読む
  • ここから先はどうするの―禁断のエロス―(新潮文庫)
    エロスを描いた五人の作家のアンソロジー。
    なかなかに独特な世界満載だった。。
    自分の嗜好が「覗き」であると発見した醜形障害気味の女性。
    高校生の従兄弟と怪しい関係になった!?小6の女の子。どこまで妄想なのだ!?
    纏足が性的嗜好と繋がっているとは…の第3編。
    3P(未遂!?)しちゃった信枝。これまた妄...続きを読む
  • ここから先はどうするの―禁断のエロス―(新潮文庫)
    官能小説アンソロジー。
    木原音瀬を目当てに読む。フェチのお話。纏足が題材になっていて、さすがの独特の雰囲気が、とても面白かった。最後の「清々した」という一言がまた良い。
    窪美澄さんのも良かった。義父と娘との恋のお話。ドロドロになりそうな題材なのに、人を愛することへの前向きな感じに仕上がっていて良かっ...続きを読む
  • 甘い復讐
    分かってて選書して、分かってて読み始めたけど、実は分かって無かったと痛感する程、まぁ品が無い。一応、誉め言葉。
  • 東京パパ友ラブストーリー
    パパ同士が惹かれ合って不倫しちゃう。

    奥さんとの関係もアレだし
    男女逆だったら雰囲気違うのかな〜?
    不倫についてはまあ置いといて
    なんだろこのもやもやする感じは…
    性欲丸出しだからかな?
  • 愛される資格
    酔っ払った上司を家まで送り届けた際、迎えてくれた妻は美しすぎる女性だった。
    理不尽に厳しくされている復讐心から上司の妻を寝取ることを決めるが。

    典型的な体育会系の暑苦しい上司だけど、それは主人公の目に映る姿であって、本当にそのままならなぜそんな美人が?と素直に疑問に思い。
    美人だからいい女性ってわ...続きを読む
  • 東京パパ友ラブストーリー
    子供が同じ保育園に通う、ファンドマネージメントCEOの豪と、建築家で主夫の明人は飲みに出かけ意気投合。その帰り際、豪は明人にキスされる。完璧な良妻賢母に都議会議員の妻。お互いに自分の家庭に鬱屈として、そこから突然始まる2人の禁断の恋はやや無理を感じる。冒頭で既に暗い結末が示唆されていて、とんでもない...続きを読む
  • さらば雑司ヶ谷(新潮文庫)
    『岬の兄妹』の試写会のトークショーで著者にお会いして、その軽妙な語り口が気になったのが本書を手に取ったきっかけ。
    個人的にたまたま雑司ヶ谷を何度も訪れた経験があったこともそれを後押しした。
    豊富なサブカルの洪水にハードボイルドとコメディがもみくちゃにされていて、なんとも不思議な味わい。
    評価すること...続きを読む
  • ここから先はどうするの―禁断のエロス―(新潮文庫)

    ホラー待望!!

    ホラーではありませんでしたね。少し残念です。澤村先生、ちょっとはずかしいですよ。「禁断のエロス」なんて。
  • タモリ論
    著者がタモリさんに密着して書いたわけでも、親しい訳でもなく、自論タモリ論を展開する。
    でも、妙にしっくりくる内容であり、タモリという人の独自性をよく表している。
  • さらば雑司ヶ谷(新潮文庫)
    花田菜々子さんが、土屋さんにすすめた樋口毅宏の本。

    いろんな意味でムチャクチャ。
    楽しめたけど、中身は何もない。

    電子書籍で読んだのだが、登場人物の像が驚くほど頭に残らず、検索機能を重宝した。
    不思議な、未だ嘗て経験したことのない読書経験だった。

    …disっているわけではない。
    ある意味、賛辞...続きを読む
  • タモリ論
    タモリさんといえば長年司会を務めた「森田一義アワー 笑っていいとも!」や「タモリ倶楽部」、「ブラタモリ」等の番組で御馴染ですよね。この本にはそんなタモリさんの他、同じお笑い界ビッグ3のビートたけしさん、明石家さんまさん、タモリさんがデビュー時から御世話になったとされる故赤塚不二夫さんとの交流が書かれ...続きを読む
  • おっぱいがほしい!―男の子育て日記―
    弁護士の妻が忙しので、夫が新生児の育児を行った際に書いたエッセイ。大変だ、大変だ、と書いてあるが、イラストを書いている町村智浩は自分はそうでもなかったと書いている。個人の感想ですね。
  • ここから先はどうするの―禁断のエロス―(新潮文庫)
    アンソロジー形式の官能短編集。
    好きな作家さんが書いていたので読んでみた。二人とも官能小説よりの小説が多い作家さんだから違和感はない。
    それぞれ特徴が出た短編集だ。面白いのだが、若干物足りなさも感じる。アンソロジーの限界なのだが。