樋口毅宏のレビュー一覧
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いいともみたい アクメ=オルガスムス 佐藤 フィッシュマンズ もうすぐ掛布 リアルマニア 高田馬場 中目黒 侮蔑語 青山 幸福の条件デミムーア ちんぼ違った陳腐の見本のようなハリウッドムービー 佐藤 容子 いつか遠い昔に出会った感情ときめき スワッピングは、複数のカップルがお互いのパートナーを取り替え、同室もしくは別室で行う集団的性行為のこと。 リビドーはラテン語で、人間の行動のもとになる性的欲望のこと 神木 雅美 愛子 タナケン 薬師寺 六本木 モーニングアフターピル 風が吹くとき 無知は罪だ サニーデイサービス解散LIVE アメリ 燃えドラ 片腕マシンガンガール GREAT3 LastSo
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『さらば雑司ヶ谷』そして『雑司ヶ谷R・I・P』と読んで、樋口ワールドにどっぷりはまり、次に手に取ったのがこの本。 まあ、タイトルからわかるように青少年におすすめできる内容ではない。エログロ&バイオレンスで、性的倒錯者の乱交ぶりが延々続く。マニアの世界にドン引き。読んでてちょっと気持ち悪い。SMの描写はめちゃくちゃ痛そう。良く言えば奔放な性、悪く言えば鬼畜。というわけで人によっては嫌悪感から前半で読むのをやめるかもしれない。
しかし、書いているのは樋口毅宏。ただのエログロ小説ではない。
「カンダウリズム」という言葉があるらしい。
現代のトルコである古代アナトリア半島のリュディア地 -
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ネタバレ久々に書店のPOPに惹かれて文庫を購入。
この作家、もちろん初。
日本画壇の大家にして北陸の鄙びた民宿の主人だった男。
生涯表舞台に現れず、謎に包まれた数奇な人生を送る画家の実像を、
あるジャーナリストが追う。高名な画家に隠された秘密とは・・・。
・・・という要約内容で果たして正解なのかどうかも解らない。
最初の章を読んでいる時からなんとなく感じる違和感が、ラストで
より大きなものになる。そして、読中いたるところでこう思う。
「なんじゃこりゃ?本当に小説か?」と。
あからさまに実在する(ないしは、した)人物や団体、メディア等
が多々登場してくる。それも一部は意味深なイニシャルで。文体も
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「さらば雑司が谷」の続編。今回は太郎の現在と泰の過去が順番に語られる書き方で相変わらず語り口が斬新で面白い!オザケンの所に作者本人が出てきて痛快な批判をしたりとか、吉蔵の行動がビートたけしさんのオマージュだったりとか一々面白かった。あと秋葉のグループのプロデューサーのコウとか、猿の惑星のぱくりの猿成金とか村上龍とかのとこ!!秋元康とNIGOと村上龍のこと散々だし笑えた!
話もとんでもない方向に進んでいくし雑司が谷シリーズの集大成!だね!!
まさか雅子があんなんなるとは思わないし泰も最初と最後で別人だし本当にとんでもない化け物で期待を裏切らない。壮絶な人生すぎて面白かった。
ありえないことだらけ -
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「しばらく見ないうちに変わったな」
「変わらなければ、生きていけなかったの」
『あらゆる健康法は、持って生まれたDNAの前では気休めにすぎない。』
「歌うことがないからとりあえずラブソングを歌っている連中とは違うのさ。誰もが気軽に聴けるポップソングの中に深い真理を込めたフレーズを織り交ぜる。それが大事なんだよ。」
『この世に神はいない。それは歴然とした事実である。
天国と地獄もないし、前世も霊も、ましてや運命などといったものもない。それは偶然をこじつけようとする勝手な解釈にすぎない。それを自覚した人間から金持ちになっていく。』
『時代や国家が違えば、思想や価値観も変わる。現代では人類は -
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雑司ヶ谷の妖怪こと泰光会教祖・大河内泰が死んだ。二代目を継ぐことになった太郎は巨大利権を巡り、骨肉の争いのど真ん中へと身を晒すことになった。卑劣で凶暴な男たちの抗争の幕が切って落とされた。金の臭い嗅ぎつけた有象無象が群がってきては殺され、雑司ヶ谷の地は血に染まった。豊富な資金と人脈で余裕綽々でハイエナどもを蹴散らしていた太郎だが、核兵器を撃ち込むしか倒せないと恐れられる伝説の格闘家・吉蔵を敵に回したことで窮地に追い込まれる。太郎の周りには屍の山が築かれた。激化する抗争は雑司ヶ谷の地を飛び出し、池袋のランドマーク・サンシャイン60が戦場と化した!そして巣鴨プリズン跡地に宿る霊が目を覚まし、霊力
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タイトルで買うか、買わないか。
読むか、読まないか。
官能小説ではない。
濃密な性と生の物語だ。
今の日本はこうだ。
このタイトルが挑発的だ。
官能小説ではある。冒頭は。
しかし、それを大きく凌駕していく。
主人公の容子は
夫に誘われ
スワッピングの世界に足を踏み入れる。
そこで起こった惨劇。
さらにストーカー。
さらに交通事故。
主人公は性と生の最中を
激しく動かされる。
そして、立ち現われてくるのは。
セックスという視点から見た
日本という国の今の姿であり
男女のありようであり
そして、壮絶な愛なのだ。
どこへ行くのかわからない。
スリルとスピード、エロス。
それは一見平和に見える