樋口毅宏のレビュー一覧

  • ドルフィン・ソングを救え!

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    フリッパーズファンによる
    オリーブ世代の物語。

    同世代のわたしには
    ニヤリな固有名詞が散りばめられた本作は
    それゆえに
    同族嫌悪的な苦々しい気持ちももたらす。

    そこそこ面白く読んだけど
    最後のエッチのシーン以降が
    当時風の言い回しで言えば
    ゲロゲロだった

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    2016年02月08日
  • さらば雑司ヶ谷(新潮文庫)

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    『日本のセックス』が良かったのでこちらのデビュー作を読んでみた。文章と内容ともに稚拙さがありおすすめしない。誰それの真似といわれても否定できない感あり。

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    2015年12月21日
  • 日本のセックス

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    裁判前の前半は圧巻であった(驚)、紀元前500年頃に生まれた古代ギリシアの歴史家ヘロドトスの著者『歴史』に登場するカンダウリズム王の名前に由来した病気(?)を発症した夫婦の痴態は言葉に絶する(笑 一時、投稿写真雑誌がはやった様だが、今は場所をネットに移し狂乱の宴は終わることはない。

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    2015年11月12日
  • ルック・バック・イン・アンガー

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    「たぶん」著者がコアマガジンというエロ本出版社ですごした実体験を物語とした小説。短編集のような構成で展開される表題作と、エロ本担当編集者の後日談?を描いた「四畳半のシェークスピア」が収載。
    四畳半の方が面白かった。表題作はぶつ切れにされた分、衝撃が足りない。
    でも、巻末の対談が面白かったので評価は上乗せ。

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    2015年11月02日
  • ドルフィン・ソングを救え!

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    歌詞の引用より当時の世相描写の方がグッときたなぁ。トリコさんの病院内描写は岡崎京子を連想させられた。

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    2015年10月17日
  • テロルのすべて

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    アメリカ国家に嫌悪し、心の底から軽蔑する1986年生まれの宇津木青年が、アメリカ国土に原爆を投下するまでを描く衝撃の問題作。
    自己肯定が異常すぎて、とてもではないが共感度ゼロ。ただし、作中なるほどと思ったのは、歴史上のテロリストや暗殺者が知性的で生活レベルが高い者だというとこ。以前、横山やすしがTVスクランブルという番組で、「世の中を変えるには、独裁政治しかない」って言ってたのを思い出した。

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    2015年05月18日
  • タモリ論

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    一番自分にとってためになったのはこの部分。
    ”帯の生放送の番組でもっとも重要なのは「習慣」と「継続」であり、そこに「普遍性」が加わったら無敵。”

    筆者がタモリ、そして「笑っていいとも」について個人的体験や感想を交えて語る本。
    タモリ以外にもビートたけしや明石家さんまについても触れているので、
    筆者よりも20年以上遅れて生まれ、特にお笑い好きでもない自分にとっては、そうだったのか!というエピソードがあり勉強になった。

    ただ、読んでいて、なんとなく筆者が、私が苦手なタイプな気がしてしまった。
    明確な理由はないけれど、なんとなく難しそうな人だと思ってしまった、、、

    タモリや笑っていいともについ

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    2015年02月23日
  • タモリ論

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    タモリをはじめ、ビートたけしや明石家さんまといった芸人や、演芸批評の大先達である小林信彦への敬意が文章のいたるところに溢れていて、著者の素直な思いが伝わってきますが、もっと遠慮なしに、批評を展開してもよかったのではと思います。主に「笑っていいとも」以降を中心に、タモリ、たけし、さんまのTVや映画での活躍について比較して批評しています。タモリ、たけしともに、黎明期の評価がほぼなかったところが残念でした。さんまの売れる前のエピソードは面白く読みました。

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    2015年01月18日
  • タモリ論

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    タモリ好きなので読んでみたら、知らないエピソードも入っていて、買って良かったと思えた。筆者の見解も、タモリファンなら共感するところがあり、「それは違うでしょ!」と強く思うような部分もなかった。

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    2015年01月17日
  • さらば雑司ヶ谷(新潮文庫)

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    雑司ヶ谷生まれ雑司ヶ谷育ちの筆者が放ったハードボイルドなマフィア小説。
    繁華街池袋に隣接する雑司ヶ谷を舞台に描かれる宗教団体と中国マフィアの抗争。
    そこに奇妙に関わってくる現実社会の事象・2008年の雑司ヶ谷幹線再構築事故。
    こういった手法は中井英夫『虚無への供物』をふと思い出せるもので懐かしくなる。
    時に目を覆いたくなるほど凄惨に、時に拍子抜けするほど滑稽に描かれる血生臭い抗争。
    筆者が巻末で本書を執筆するにあたってインスピレーションを得たものを60個近く書き出してるのがまた新鮮で面白い試み。

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    2015年01月05日
  • タモリ論

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     論というならその根拠がなきゃいけないと思う。それも客観的な視点から、予期される反証を返り討ちできるような確証を。固く考えすぎかもしれないけど。

     これはタモリをめぐるエッセイ本だ。しかし著者がタモリに取材したということではないので、熱烈なファンがタモリとは何者なのか、ということを書いているに過ぎない。
     だからこの本に対して、賛否両論あるのは当然で、その結論がでるようなものでもない。ベストセラーになったからといって内容が濃いわけでもない。


     面白い、面白くない、で言えば、まあまあ面白い。


     でも、どちらかというと、タモリより、その後の、たけし、さんまに関する記述のほうが個人的には面

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    2017年08月15日
  • タモリ論

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    「タモリ論」というほどタモリについて論じていない。たけしやさんまやフジテレビに関する考察のほうがよほど読める。あと、この人の文章はとっちらかっていて読みづらい。こういう斜に構えた書き方を良しとしている感が出ているが、ただ単に読みづらいだけである。

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    2014年09月17日
  • タモリ論

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    確かにお笑いを論じるのは、あまりかっこいいモノではないかもしれない。

    さんまさんがかっこよく見えました。

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    2014年09月07日
  • タモリ論

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    人には3種類に分けられます、タモリ倶楽部を録画してみる人とやってたら見る人と見ない人です。私は当然録画してみる人です。

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    2014年08月18日
  • タモリ論

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    僕は関西人でありながら、かなり昔からタモリファンであることが自慢である。
    なぜか関西人(少なくとも僕の世代以上の関西人)は、タモリを毛嫌いしている。

    本書は、そんなタモリを評価した本で、特に導入部分は「これからどんな論が展開されるのか」とワクワクした。
    が、結果としては期待外れ。単なるテレビについてのエッセイでしかなかった。

    まあ「絶望」というキーワードは刺激的かつ斬新な視点だと思うので、星2個に近い3個。

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    2014年07月25日
  • タモリ論

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     まず前もって書いておくが、この本はタモリ論と銘打って評論としての体裁を(主に帯などで)取っているが、あくまで随筆である。
     その前提を置いて感想を述べておきたい。

     類書として挙げられるだろう「タモリ学」が膨大な資料から一人の実像を再現しようとした客観的な本であるのに対して、この「タモリ論」はごく個人的な視聴体験に基づく主観的なそれである。
     その意味で、タモリというお人を知りたいという欲求を満たすには前書が向いており、本書は二歩三歩劣ると言わざるを得ない。
     もちろん、一人のファンの独白が、いいともの終了前に書かれていること自体に価値は見いだせるし、一つの随筆としても興味深く読ませていた

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    2014年06月21日
  • 民宿雪国

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    元ネタ的なものが全然わからないし、その手の面白さは感じられなかった。夏目漱石の時代と違って、サブカルの多様化とかそういう問題なのかな?

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    2014年04月08日
  • 民宿雪国

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    話の展開がすごい。タイトルから全く想像できない上に、破天荒。
    めちゃくちゃな筋書きだけれども、楽しく読めました。

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    2014年03月14日
  • 民宿雪国

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    この人の小説は好き。小説という既成概念をぶち怖そうとする姿勢が手に取るように見える。賛否両論はそのせい。そういう姿勢を持つというメンタリティーはリスペクトされるべき。

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    2014年02月17日
  • テロルのすべて

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    三十年前のイカシタ高校生か大学生のアタマの中を覗いたようなぶっ飛んだ怪作。

    主人公の宇津木は、アメリカという大国が過去に日本に対して行って来た行為への報復を決意し、実行へ…

    アメリカに対する憎悪の理由がストレートに描かれており、共感する部分もあるのだが、宇津木の起こした行動には拒否反応が出た。小説というよりも、青臭い思想書という感じ。

    蛇足だが、この作品のタイトルを見て、沢木耕太郎の初期の傑作ノンフィクション『テロルの決算』を連想した。

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    2014年01月18日