樋口毅宏のレビュー一覧
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グルーヴ感を保ったまま終わりまで突き抜けたストーリー。サブカルチャーの知識を織り交ぜて作中世界を構築しているので、読者に近い現実として享受することが出来る、その楽しさが新鮮だった。内容は多少荒々しさがあるがそれもまた魅力で、その熱量、そのままの勢いで次作を読み進めたい。Posted by ブクログ
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雑司ヶ谷ってこわいね、ってか中国こわいね、樋口さん振り切ってるね、映画好きだとなお楽しい本だよね、はちゃめちゃハードボイルドだよね、こんなこと日本という国で起きてることとかあんのかな?おばばは生命力といい性欲といい尋常じゃないよ、ちょっと「おえっ」ってなるえげつない表現とかあるよね、オザケンのくだり...続きを読むPosted by ブクログ
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NEWSの加藤シゲアキの本を読んで、沢山読書と映画を見た加藤くんがこの本を面白い!と言っていたのと関ジャニ∞の横山裕もこの本を面白い!と言っていて、調べてみたら聞いたこともない人の本で読んでみたら処女作なのね。そりゃ知らないわ。
エログロバイオレンス!というからわくわくして読んでたら大したことないじ...続きを読むPosted by ブクログ -
とにかく面白かった。
こんなに夢中になって読んだ本は久しぶりだ。
エログロナンセンスなところもあるが、登場人物の人間模様に惹き付けられる。
知り合いに勧めるかと言ったら昔からの知り合いで、かつこの本好きそうと思った人には勧めるかもしれないが、そうじゃない人には気軽におすすめできる本ではない。まあつま...続きを読むPosted by ブクログ -
悲劇とコントは表裏一体。
不条理さに豪快さを掛け合わして勢いで突き進む感じ、地獄への道は善意で舗装されているらしいがこの世界がもはや地獄ならば太郎の世界は過剰な愛≒混沌で舗装されている。
樋口毅宏の愛≒混沌でも喰らえ!な『雑司ヶ谷R.I.P』という小説。
樋口作品で一番笑えると思うのだが。
やっぱ...続きを読むPosted by ブクログ -
全くひどい! 虫けらのように人が殺されていく。良心の呵責という言葉はこの小説には存在しない。正義もない。雑司ヶ谷の利権を巡るギャングの抗争だ。それにカルト教団と中国マフィアがちょい絡む。戦争のクライマックスは雑司ヶ谷霊園での銃撃戦。 雑司ヶ谷ってそんな魔窟だったか?完全に遊んで書いているな、この著...続きを読むPosted by ブクログ
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しっかりと昔からの作風を残しつつも時代の変化と共に作者の興味や考えも加えられた今作に最大級のありがとうを伝えたいPosted by ブクログ
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登場人物がクズばかりで胸糞悪いし、ヤリまくってるシーンが多いのがまあまあ気持ち悪い。キモすぎてむしろ清々しい。ただ、臨場感があって夏を感じる1冊だった。
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小沢健二とタモリのくだりがとても好きだ。
私もタモリしかり、オザケンの「さよならなんて云えないよ」の歌詞が好き過ぎる。人生を真っ向から肯定してる、って表現がタモリらしくて素晴らしいな。
ほんで、このオザケンのくだりは本編とほとんど関係がないっていうね。Posted by ブクログ