樋口毅宏のレビュー一覧
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性表現が秀逸です。
官能小説のような直喩的な淫表現は取り扱わず、あくまでも間接的な表現で男性同士の官能を表現しています
男同士で契り合うときの言い訳の狡さ、衝動は目を惹きます
一番好きなシーンは平日の昼間からラブホテルに入るシーンです
後ろめたさと抑えられなかった衝動が禁欲さと熱を表しています
笑っ...続きを読むPosted by ブクログ -
有無を言わせず、めちゃくちゃに突き進む展開。
最初は主人公に何の同情も抱かないが、徐々に主人公がいいヤツに思えてくる。
花村萬月さん好きならはまりそう。
続編を読みたい。Posted by ブクログ -
ブッ飛びまくった内容と展開、数多くの文化的要素にニヤけながら抵抗不能で振り回され続け頭はすっかり疲れまくりつつ脳内からは何かがドバドバ分泌されて読む事を止められない自分を「アイツはもうダメだな」と誰かが言ってる妄想に取り憑かれ、結局また本の世界に逃げ込む事になるPosted by ブクログ
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台風24号で、今回5度目になる仙台名古屋往復フェリー8800円の格安旅のはずが、帰りの名古屋発フェリーが欠航になったため、東海道と東北新幹線に乗って帰らなければならなくなり、行きが4400円なのに帰りは25000円もかかってしまった。
私は旅に出る度、かなりの確率でアクシデントに出逢うのだが、今...続きを読むPosted by ブクログ -
グロくてエロくてハチャメチャで面白かった!!
テンポも良かったし、久々に文句なしで面白かった!
「私にポップソングの深みと有効性を教えてくれたのはビートルズじゃない。ましてやジャズでもない。オザケン、小沢健二なのさ」と言った香代の話をもっと聞きたかった笑。ほんと、「あの小説の中で集まろう」だよ。あ...続きを読むPosted by ブクログ -
事実と真実、様々な人間たちの主観や思いが交差していく。それぞれの信じたいものや気持ちのよるべきところは違うから多種多様でまったく色合いが違うものが同じように立ち上がってくる。ある事実について語ること、あるいは真相を確かめようと望むこと、人の数だけ真実がある。信用できない語り部とは違う、Google的...続きを読むPosted by ブクログ
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続編もエキサイティングな内容になっている。
過去と現在を同時並行的に描いているが、
最終的には物語の結末に収斂されてゆくので、
読み進めるにつれ、脳内がスッキリしてゆく。
それにしても、タイトルで損をしていると思う。
いざ読めばハマることは間違いないが・・・Posted by ブクログ -
クエンティン・タランティーノの映画を観るかのごとく、
物語の展開があまりに破天荒だが、それがまた面白い。
いつ映像化されるのか、とても気になるところだが、
いったい誰がメガホンを取れるというのだろうか。Posted by ブクログ -
最高!ぱっと見ヤングアダルトなのかなと思ったけど、私の世代(もうちょい上でも)じゃないとつまらない、何がなんだか分からないと思う。私も全部のエピソードが拾えた訳ではないけど、随所に散りばめられたフリッパーズギターの曲名がもう〜(o^^o)、YouTubeで聴きながら最後は読みました。表紙は岡崎京子の...続きを読むPosted by ブクログ
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アングラ小説風でもあり、奇妙な小説だった。が、随所にあるマニアックな設定、描写におおっとうなりつつ進められ、その点で特に面白かった(かなり強引な展開ではあるがストーリーもある)。最後のページでのネタ元紹介中、半分強がわかってしまった・・・解説を読んでまたまたマニア根性を自覚させられたり、と予想以上...続きを読むPosted by ブクログ
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亡くなった泰の過去と、泰の継承者争いを描く現在が交互に語られていく。特に泰の過去パートが面白い。
色々な作品にインスパイアされていて、思わずにやけてしまう場面も。話の展開や表現の粗さはあるかもしれないが、すっかり心を奪われてしまった。いい小説とは言えないが、すごく好きな小説だ。Posted by ブクログ -
もう少し長く続いても良かった、終わらないでほしい物語。仕掛けられた企みと嘘と引用句が最高な渋谷系小説。高校生でこれ読んでたら、人生狂ったかも。Posted by ブクログ
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連載で追いかけていたので書籍でもう一度最初から読むとまるで自分が主人公トリコになったように物語を体験することになった。
サンプリングとオマージュ、剽窃ではなく先人のアイデアや創作に自らのフィルターと愛情なんかをブレンドすること。守破離の法則に限りなく近いが樋口さんは完全なファン気質だからこそそれをや...続きを読むPosted by ブクログ