樋口毅宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
性表現が秀逸です。
官能小説のような直喩的な淫表現は取り扱わず、あくまでも間接的な表現で男性同士の官能を表現しています
男同士で契り合うときの言い訳の狡さ、衝動は目を惹きます
一番好きなシーンは平日の昼間からラブホテルに入るシーンです
後ろめたさと抑えられなかった衝動が禁欲さと熱を表しています
笑ったのは不倫がバレたときの嫁の豹変っぷりですね
彼女の祖先はサイヤ人なのでしょう
不倫した旦那と同衾したくない、湯船に浸かりたくないという生理的嫌悪感が生々しかったです
バリキャリ面の嫁だったため尚更女々しく悩む様が印象てきでした
同人上がりの妄想だけで突っ走るBL作家とは違い、ちゃんとした“小説家” -
Posted by ブクログ
「笑いについて知るものは賢者だが、笑いについて語るものは馬鹿だ」
「タモリとお笑いへの思いを一冊にまとめる。そのためなら、僕は喜んで、馬鹿になろうと思います」
(「はじめに」より)
ここまで言い切る著者があえて、タモリについて、お笑いについて語る一書。
よくぞここまで書き抜いた。
著者の当事者に対する距離感と、愛の深さから生まれる論考の数々に目からウロコが落ちまくる。
昭和から平成を駆け抜けた究極の長寿番組「笑っていいとも!」の真骨頂について。
「私も、あなたの数多くの作品のひとつです」--恩師・赤塚不二夫の葬儀での伝説の弔辞。
「世界のキタノ」ビートたけしの原点は、無名の青年時 -
Posted by ブクログ
今回5度目になる仙台名古屋往復フェリー8800円の格安旅のはずが、台風24号来週で帰りの名古屋発フェリーが欠航になったため、東海道と東北新幹線に乗って帰らなければならなくなり、行きが4400円なのに帰りは25000円もかかってしまった。
私は旅に出る度、かなりの確率でアクシデントに出逢うが、今回ほどのアクシデントは久々だなあ、と思っていたらもっと凄い事があったのを思い出した。
そんなわけで、この本を読んだわけでもないのに、私の昔の飛行機アクシデントを単に書いてみる(笑)。
私が生まれて初めて飛行機に乗ったのは新婚旅行。「ウイーン、フィレンツェ、ベニス、パリをめぐる10日間グルメツア -
Posted by ブクログ
ネタバレ事実と真実、様々な人間たちの主観や思いが交差していく。それぞれの信じたいものや気持ちのよるべきところは違うから多種多様でまったく色合いが違うものが同じように立ち上がってくる。ある事実について語ること、あるいは真相を確かめようと望むこと、人の数だけ真実がある。信用できない語り部とは違う、Google的な無限な言葉の羅列は幾層にも交差し絡み合うから見たいものだけを見て、聞きたいことだけを聞くことになる。
多様な知りたくない事柄や意見は自分達を惑わすから敵認定や陰謀だと敵視するか嘲笑うように攻撃して貶めていく。グローバリズムの波は自分達の所在なさに、あるいは「私」というものに振り回されている人には防