【感想・ネタバレ】太陽がいっぱいのレビュー

あらすじ

世界中のレスラーたちが壮絶“ガチ”バトルロイヤルに参戦する表題作の他、アントニオ猪木、ラッシャー木村、高田延彦ら実在のレスラーをモチーフにしたものなど全8編を収録。

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Posted by ブクログ

「新日と新日本は違うんです」ーー昭和のプロレスファンは新日本プロレスを「新日」と呼び、2016年のプロレスファンは「新日本」と呼ぶ。
伝説のプロレスファン漫画「最狂超プロレスファン烈伝」の著者・徳光康之氏は熱く語った。

総合格闘技にプロレスラーが登場しては惨敗する中、21世紀に入ってからプロレス界は長い冬の時代を迎える。
業界最大手の新日本プロレスは、遂に身売り。カードゲーム会社に買収される。
マニア層を切り捨て、スタイリッシュなスターを登場させ、会場は「プ女子」に代表される新しいファンで埋め尽くされる。
しかし、現在のプロレスには何かが足りない。
プロレスとは、哀愁、やるせなさ、野心、痛み、無情感。そんなものが詰まっているのだと著者はインタビューでも語っている。
プ女子を代表する直木賞作家・西加奈子さんの「ふくわらい」へのアンチテーゼがそこにはあるとも。

圧倒的な人気を誇る人気作家に、一方的な怨念を投げかけて、自分の中にあるプロレス熱を放出して紡ぎ出した、情念の塊のような小説。

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2016年10月05日

Posted by ブクログ

モデルが誰か分かりやすく示されたプロレスラーの生き様にスポットを当てた数編が
収められた一冊。プロレス好きなら楽しめること間違いないでしょうが、どこまで完全なフィクションでどこまでが現実をモデルにした話なのか気になります。
最終話などかなり過激でグロい部分も多いので要注意。

0
2018年10月10日

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