ルイス・キャロルのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
驚くほどのナンセンス。驚くほどのブラック・ユーモア。こんなに面白かったっけ?子どもの頃に読んだことがある人も、再読のススメです。
特に、ブラックの方は、日本では在りえないなと思う程の強烈さ。お国の違いって、あるもんだなあ。言葉遊びも、こんなに手が込んでいるとは、知りませんでした。
日本の子どもには、たぶん・・・この本にちりばめられた言葉遊びと、ブラックを理解するのは難しい。でも、ナンセンスは、大人の何倍も楽しめるだろう。アニメなんかでは、このナンセンスの面白さは、半分も伝わらないと思うから、是非、子どものうちに一回読んで、大人になってから、再読すべき本だ!と思います。
-
Posted by ブクログ
「不思議の国のアリス」から、少しアリスが成長したあとの話です。
前回は「トランプ」でしたが、今回は「チェス」が中心の世界。
ポーンからスタートしたアリスが、クイーンに成長する物語です。
今回も、夢の中の話。なかなか支離滅裂?な会話で、読んでいて眠くなりましたが、急にハッとさせられる会話や、哲学的な部分が込められていて、読んでいて面白いです。
チェスのルールを知っていたり、遊んだことがあると、さらに登場するキャラクターの個性や意味がわかり、楽しめると思います。
・ポーン(将棋で言う「歩」の様な存在、相手の陣地の一番奥に行くと、クイーンに成れる)
・クイーン(将棋で言うと、飛車と角を合わ -
Posted by ブクログ
子どもの頃は「変な話」だったけれど、大人になって読むと、「整合性を求める世界」への痛烈なユーモアに満ちた作品だった。
アリス自身も穴に飛び込んだりひとりごとを続けたりと元々かなり変わった少女だけど、不思議の国の住人たちはさらに皆めちゃくちゃで、会話もルールもまともに通じない。
でもその中で、自分を信じ経験を重ねながら少しずつ「不条理な世界との付き合い方」を覚えていく。
特に、理不尽な女王に最後は真正面から立ち向かう姿には、「周囲に振り回されても、自分は自分のままでいい」という成長譚としての力強さを感じた。
学校教育や時間の概念への皮肉も鋭く、ナンセンスな笑いの奥に、「本当に生きるのに必要 -
Posted by ブクログ
Disney映画の不思議の国のアリスと、共通点もあり、相違点もあり、どう違うのかなどを照らしながら読むのは、なかなか楽しかったです。
ただ、そもそもが滅裂な会話が多いので、少し頭がこんがらがってしまいそうになるのが、大変なところでした。
P.S.
ツイステッドワンダーランドに出てくるネタもちらほらと見えて、より楽しかったです。
(リドルの授業ボイス「なぞなぞより簡単だよ」、トレイのユニーク魔法でグリムが色々な食べ物の味を感じているところ、エースの好物のチェリーパイなどの元ネタが分かりました。)
また、あとがきで、アリスの元ネタがアリス・リドルであると知った時は、思わずあっと口にしてしまいま -
Posted by ブクログ
ジャバウォックの詩を読んでみたくなり、この機会に読みやすそうなこの本にチャレンジ。
予想以上に凝った作りのナンセンスファンタジーだった。ハンプティ・ダンプティも登場。可愛い挿絵と訳者のあとがきにかなり助けられた。
なんでこんな児童書が⋯?とアリスの世界を検索していくと、もっと知りたくなり不思議とどんどん惹きつけられる。
アリス症候群など一時期言われていたが、すっかり違うイメージを持てた。
原著の挿し絵はまた魅力的。
思えばアリスの世界はイギリスへの憧れを漠然と運んでくれていた。
いつまでも色褪せないのはこの作品自体の魅力と、著作権も切れて二次創作したくなる吸引力があるからなのかも。