ルイス・キャロルのレビュー一覧

  • 不思議の国のアリス

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    昔から大好きなアリス。
    王子様を待つお姫様よりも、好奇心旺盛で前へ前へと進んでいくアリスは大人になった今も私の憧れでヒーローです。

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    2021年07月06日
  • 不思議の国のアリス

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    アリスって、つじつまが合うかを追う話ではなくて「何これ、変なの!」と笑う話なんじゃないかな。そもそもキャロルがアリス・リデルに贈ったお話なわけだし。面白がらせて、ツッコまれるのを待っている。だからこの話に意味を求めるなんて、そもそもナンセンス!

    場面場面の珍妙なキャラクターがおかしくて。イモムシやトカゲのビルなんて、最高。ハートの女王も「みんなクビを切っておしまい!」なんて、世間の大人が子どもに対して似たようなこと言いまくってキレているのにそっくり。

    案外子供の目で世の中を見ると、こんな感じに見えてる気がするよね。アリス(子ども)から見たら、不思議の国は今の大人社会のことなのかも。全くもっ

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    2021年06月07日
  • 不思議の国のアリス

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    1865年(慶応元年)刊行。数学者ドドソン筆名ルイスキャロルが知人アリス姉妹のため創作した即興話。
    言葉をしゃべる白ウサギを追いかけて穴に落ち
    摩訶不思議なキテレツな世界の冒険物語。
    イメージできない所が多かったので当時大コケした1951年ディズニーアニメも視聴教訓的道徳的しかなかった児童文学に全く新しい世界観を切り開いた作品らしいが
    私にはよくわからなかった。

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    2021年03月13日
  • 鏡の国のアリス

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    大人になっちゃったのかなぁ……チェスがわからないからなのかなぁ……、もう少し楽しみたかった。とはいえ、型破りな世界でも明るく勇敢に前進し馴染んでいくアリスは勇敢でかわいい。実在のアリスは成長し疎遠になりつつも、ルイスは子供の頃の彼女を楽しませたい気持ちに溢れているところが、同じく子供の感受性を持ち続けられない私をノスタルジックな気持ちにさせる。そこはいいなぁ。挿絵も良い。映像でも観たいし、ほかの翻訳でも読んで味わってみたい。まずは『不思議の国のアリス』から英語で読んでみよう!

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    2021年01月27日
  • 不思議の国のアリス

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    『不思議の国のアリス(Alice's Adventures in Wonderland)』は、元々は、作者ルイス・キャロル(本名チャールズ・ドジソン)が、仲良しの3姉妹、とりわけ次女のアリス・リデルのために書いた物語です。1865年に刊行されて以来、この不思議で愛すべき本は多くの言語に翻訳され、多くの人に親しまれてきました。日本語訳だけでも、翻案や抄訳も含めると、続編の『鏡の国のアリス』と併せて、150ものバージョンが存在するようです。
    挿絵ももっとも有名なものは原著初版時のテニエルのもの、それからアーサー・ラッカムのものがあげられるでしょうが、この不思議な物語は絵心を刺激するのでし

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    2020年07月08日
  • 不思議の国のアリス

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    横浜のアリス展にて懐かしくなり、再読。
    やっぱり脇明子さんの翻訳は素晴らしい。
    解説も詳しく、英国への愛に溢れており、興味深い。
    福音館のバージョンで読んだ際に釈然とせず、「まあ面白い?ってことにしとこう」とくくっていた箇所を、本当に面白く読めるように意訳してくださっており、感謝しかない。
    「いつか英語で読んで」とあとがきにあるが、その「いつか」はいつ来るのやら。
    昔、2001年ぐらいのMOEで「魔女の宅急便」特集を組んでおり、角野栄子さんのインタビューで、英文科を卒業する集大成として教授から与えられた課題がアリスの原書で、「今更アリス?」と思ったが読んでみたら非常に難しかったと書いてあった気

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    2019年11月13日
  • 鏡の国のアリス

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    鏡を通りぬけた先にあったのはチェスの国。前に進めば後ろに進み、丘が谷になり、古いものが新しいという鏡のような対称の世界だった。そこで出会った赤の女王に「白の女王になれ」と言われ、アリスは「女王」になるため“小川を渡った先にある八列目の枡”を目指すことになる。

    おしゃべり好きの花たちや体がお菓子で出来た虫、ハンプティ・ダンプティなど登場人物は魅力的なものだらけ。強引で高慢な赤の女王・どこかとぼけた様子の白の女王は、ティム・バートン監督の映画を観た人ならつい重ねてしまうのではないでしょうか(超余談ですが劇中で白の女王を演じるアン・ハサウェイは可愛すぎます)。

    この国では自然や時間や物理…あらゆ

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    2016年09月08日
  • 鏡の国のアリス

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    白騎士がアリスに見送りを頼むシーンが素晴らしくて大好き。
    「あの岡を下り、あの小川を越えれば、そなたは女王になるんじゃ。が、ここで拙者をまず見送ってくれるであろうな?」「長くはかかるまい。ここで待っておって、拙者があの曲がり角についたら、ハンカチを振るのじゃ。すれば拙者も元気づくじゃろうからな」

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    2016年04月11日
  • 少女への手紙

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    ネタバレ

    生涯に書いた手紙の総数は十万弱…
    すごい!すごすぎる!!と思ったけど今の時代のラインや
    メール好きな人ならこれぐらい書くかな?
    キャロルのすごいところはこれらの手紙の詳細をすべて記録していたところ

    手紙の内容は作品同様ユーモアにあふれている上に
    最後の本名の前に書かれた一言がとてもしゃれている
    「きみゆえに苦しむ」とか「遠くから君を愛する友」とか
    「まちがいなく君を愛する」とか、こんなことばが書かれた手紙
    人生に一度くらい欲しかったかも…と思ったけど少女時代に
    年齢が離れた男性からもらうのは無理。きっと封を切らずにお返しするでしょう。

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    2015年02月26日
  • 鏡の国のアリス

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    アリス=児童向け幻想文学というイメージは強いが、それはあくまで一側面。巧みな言葉遊びと明晰な論理性を反転させたナンセンスな会話、ヴィクトリア朝の文化やマザー・グースといった大衆文化を換骨奪胎してパロディ化する諧謔精神もまた、アリスらしさの一部なのだ。本作はファンタジー要素が控えめな分、知性的なのに痴呆的な、多数の引用や論理性、己の抒情性すらも木端微塵に笑い飛ばしてしまうノンセンス―無意味さに溢れている。遊び心と詩的さを巧みに日本語に置き換えた翻訳が素晴らしい。一期は夢よ、ただ狂える(cruel)のみ。

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    2014年10月06日
  • 不思議の国のアリス

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    ネタバレ

    『アリス・オンパレード』第15弾。大手出版各社の文庫は、それぞれのアリスをラインナップに入れているが、岩波文庫は未収録である。これは、岩波少年文庫版。新書サイズ。挿絵は奇を衒うことなく、ジョン・テニエルを採用。訳者は、ファンタジー研究家にして翻訳者、ノートルダム聖心女子大学教授の脇明子。少年文庫への訳出だけあって、言葉の配慮が隅々まで行き届いている。さすがに「にせ海亀の身の上話」あたりは、難渋しているようだが、基本的には小学生でも理解できる語彙、表現への工夫が随所に見られる、誠実な訳といってよいだろう。

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    2013年10月02日
  • 鏡の国のアリス

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    鏡に映る姿は凸レンズと違い
    上下をそのままとして左右のみ反転させている
    しかしその反転には気付きにくい

    もし気付ければ自分の反転している姿を見ることで
    本来の自分を描き出せるし
    世の中で出合ったモノを逆手に取り反面教師として
    真理のカケラなりとも学び取ることを可能にしてくれる

    この本の作者はこの世の不思議な歪みの現象を皮肉って
    物語に仕立て直していたのだろう
    鋭い眼力である

    140823

    不思議の国もアリスの続編
    マザーグースでお馴染みの登場人物の大方は
    前作と同じだけれども
    トランプではなくチェスを舞台にして話が進む
    鏡の中なのでアベコベな現象に振り回されながら
    アリスはポーンと言う

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    2014年08月23日
  • 不思議の国のアリス

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    あの映画は、不思議の国と鏡の国を
    混ぜているらしいことに気が付いた。

    話の進み方はとにかくめちゃくちゃで
    次から次へと話題が進むから2度読みしないと
    順に話が思い出せないほど。
    主人公のアリスをはじめとして出てくるキャラクターは
    超個性的で、我が強い。
    言葉遊びが豊富で、よく外国語を日本語での言葉遊びに
    置き換えられたなと思うシーンもたくさんあった。
    ユーモアの集大成だと思う。

    アリスが夢から目覚めた後の
    お姉さんの回想がすごく好きだった。


    また少ししてからもう一度読みたいと思った。

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    2012年09月23日
  • 鏡の国のアリス

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    チェスのルールを知ってたらもっと面白かったかも。でも素敵な言葉あそびはやはり魅力的です。最後のアリスへのさようならが切ないです…。

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    2011年10月27日
  • 鏡の国のアリス

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    イギリス文学らしい幻想小説

    私が読んだのは岡田忠軒さんの訳で上手く和訳されてたけど、英語の言葉遊びとか、あと鏡とチェスをモチーフにした幻想的な世界。主人公のアリスは、最初のほうですぐに判るコトだけど小学校低学年くらいの年齢で、小説の最初から最後までアリスに知覚される世界なんだけど、それが徹底されてる。

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    2011年09月15日
  • 不思議の国のアリス

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    過去に読んだ本。確か、大学3年か4年の頃だったと思う。

    授業の課題のために読んだ。

    追加:読んだのは大学4回の時でした。

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    2012年03月19日
  • 鏡の国のアリス

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    ほとんどが言葉遊びで頭がこんがらがった。
    最後、ルイス氏がアリスに贈った詩がなんとも言えない切なさ。

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    2016年01月02日
  • 不思議の国のアリス

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    原文で読むのも楽しい!
    マザーグースを知ってるとさらに楽しめると思います^^
    良い感じのナンセンスさと世界観が好きです。

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    2010年04月04日
  • 鏡の国のアリス

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    本気で難しい‼
    ほんとは5こにしたかったけど、理解できなかったとこも多々あって、悔しいから☆4つ笑
    アリスまじ研究したいよぉ。

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    2010年03月28日
  • 鏡の国のアリス

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    『不思議~』にある不思議な勢い、というものはなくなって、その代わりに数段練られていておはなしとして成立するようにできあがっています。
    で、後書きにあるように不思議で楽しい話にもかかわらず全体に寂寥感が漂っています。
    その混ざり具合からか子供子供していた前作のアリスから幾分か成長している雰囲気にも感じられるような気もしたり。

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    2010年03月06日