ルイス・キャロルのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
頭が、ぐるぐる
久し振りに、読んだけれど、こんな話だったっけ?何だか、不思議の世界の中で、頭が、ぐるぐるしてしまった。最後は、お姉さんの膝で、目が覚めて、夢の中のお話をして、お姉さんが、そのお話を、想像して、そして、それが、本になったのね(笑)
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支離滅裂、でもなんだかクセになる
ユーモラスな言葉遊びと不思議な世界観に没入
--- この本を読んだ経緯 ---
・言わずと知れた名作であることは認知していつつも未履修だったので、教養のためにもと思い今更ながら一読しました。
--- 感想 ---
・アリスはあっけらかんとした性格だったから良かったですが、自分がこの世界に行ったら打ちのめされてしまうんじゃないかと思うくらい登場人物たちは優しくないです笑
・ただ、そんなおかしな世界でも、韻を踏んだリズミカルな詩があったり、ユーモア溢れる言い回しが多いので、ポップ感と不気味さが混ざりあったなんとも癖になる物語でした。
・台所では怒鳴り散ら -
Posted by ブクログ
『鏡の国』はチェスゲームと連動しているらしく、全くチェスを知らない私にとっては……なぜ駒がそこに動くのかが分からなかった。
注釈には「正式なゲームではこうなる」みたいな事が書かれているが、それがさっぱり理解できない。
けれど、物語はチェスゲームを知らなくても読み進めることが出来る。
読み直したいかと言われたら……もうお腹いっぱいなのでごちそうさま。な気分。
こちらも「不思議の国」と同じく夢オチ……のようなのだけれども、自然に現実に統合されて行くので、章タイトルに「めざめて」がなかったら、どうなったのだろう?と考えてしまったかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレテンポよく物語が進む上にコロコロと場面が切り替わる。さらには多彩なキャラが出てくる。まるで、ネット小説を読んでるようだと思った。
もともと、少女に話した話(その場で作り上げた)を本にまとめたらしい。少女が退屈しない話をと作っているうちにそうなったのだそうだ。作りもなんだかネット小説に似ているような気がしてしまった。
もちろん、この時代にネット小説なんてものが存在するわけがないのだけれども『退屈しないように』コロコロと話しが変わるのはネット小説の特徴でもあるわけで。
で、知ってるようで知らない。「不思議の国のアリス」のラストってどうなるんだろう?
と思っていたら、夢オチだった。
確か -
Posted by ブクログ
【名作文学を読む】
シュヴァンクマイエルの映画『アリス』を観て、あれ、これってどこまで原作に則ってるんだ? てか原作ってどんな感じやったっけ? と思ったので、この際きちんと原作を読んでみることにしました。
『不思議の国のアリス』はあまりにも有名なゆえ、沢山の翻訳家がキャロルの世界を紐解いています(100種類以上はあるとかないとか)。そのため翻訳者によって少々印象の変わってくる『不思議の国のアリス』なのですが、自分は矢川澄子さんの訳を選びました。金子國義氏の挿絵も大きなポイントを占めていますね。
気になる本文はなるほど「小説のシュルレアリスム」の嚆矢と言う人がいるのも頷ける内容で、狂ってい -
Posted by ブクログ
「不思議の国のアリス」から半年後のお話。
子ネコのキティとおしゃべりをするアリスは、暖炉の上の鏡をくぐり抜けて、鏡の国の部屋にかろやかに跳び降りてしまいます。
鏡の国では文字がさかさま。
赤と白のキングやクイーン、しゃべるお花たちや、卵のハンプティ・ダンプティに出会います。
小さな丘から見た田園は、大きなチェス盤みたいに仕切られていました。
次々と起こる不思議な出来事に想像力をかき立てられ、訳者のあとがきによって、この物語がより鮮やかものになりました。
「不思議の国」は、子どもの頃何度も繰り返し読んでいたのですが、「鏡の国」は初めて読みました。
もし子どもの頃にこの本に出会っていても、きっと