ルイス・キャロルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
19世紀イギリス、
数学者にして聖職者、童話作家でもあった
手紙魔ドジソンおじさんが
いたいけな乙女たちに書き送った、
愛と優しさとユーモアと、
ちょっぴりビターな毒を含んだラヴレター集。
但し、あのアリス・リデル宛ての手紙は無し。
至近距離で暮らし、頻繁に顔を合わせていたのだから
当然と言えば当然――と、あとがきにあり。
なるほど。
少女は必ず、いつか少女でなくなるが、
少しずつスライドさせるように相手を変えて
幾人もと交遊を持てば、長いスパンで眺めたとき、
理想的な少女の結晶と言うべきものを
叙述の空間に留め置くことが出来るに違いない、と
内気な作家は考えたのではあるまいか……
そんな訳 -
Posted by ブクログ
そんなわけで「かがみの国のアリス」読み終わりましたー。いやー…これ…昔読んだとき、あまりの意味不明さにすごくしんどかった覚えがあるのですが、今回も意味不明でした(爆) まぁ、そのカオスさを楽しむ作品なのと、相変わらずokamaさんの絵が素晴らしくて楽しく読ませていただきました。絵がいっぱいあるって…この作品にとっては、とても幸せではないでしょうか。原作の絵も素敵だけど、こういうのも大いにありではないかと。
チェスとマザーグースと前作の知識が少しあると、もっと楽しみ方も違ってくるのでしょうが…そんなに深く考えずに、アリスと一緒に言葉遊びやヘンテコでお茶目な登場人物とのやりとりを楽しみたい作品で