ルイス・キャロルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ノスタルジーをナンセンスで隠した作品。
実世界のアリス・プレザンス・リドルとの関係性を知ったうえで読むと、より楽しく読めるように思えました。
そもそもアリスのためだけに作られた『地下の国のアリス』から派生したもの。というのはかなり有名な話ですが、子供から大人になっていってしまうどうしようもなさ、遠い存在になっていくアリスとの距離感を思うと、かなりノスタルジックな内容のように思えてきます。冒頭の詩や最後の言葉遊びも含め、本の形式をとった手紙のようです。
ルイス・キャロル、ロリコン説、非ロリコン説は色々と言われていますが、アリスとの関係なしにこの作品を語ることはできない、作家にとっても、パーソナ -
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『不思議の国のアリス』は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(1832~1898年)が、ルイス・キャロルのペンネームで創作した児童小説である。キャロルが、オックスフォード大学在学中に所属していた学寮の学寮長の娘であるアリス・リドルのために即興でつくって聞かせた物語がもとになっており、キャロルはこの物語を手書きの本にして彼女にプレゼントする傍ら、知人たちの好評に後押しされて出版に踏み切ったという(1865年)。
本作品は、聖書やシェイクスピアに次ぐ数の言語に翻訳された、世界で最も読まれた児童小説とも言われており、冒頭の、白ウサギが「たいへんだ!どうしよう!まにあいそうにもないぞ! -
Posted by ブクログ
英語での言葉遊びなど、きっと英語で読めればもっともっと楽しめるんだなぁと思います。
日本語では限界があるけれど、それでもアリスの世界観は楽しくステキだと思えて楽しいです。
ほんとに子供の頭の中を覗いているみたいで、めちゃくちゃで都合良くて、子供の理由もない恐怖もあって・・・大人なのにこんな世界を作れるなんて…と感心してしまいます。
あと、やっぱりアリスの挿絵はこの絵!挿絵がすばらしいし、子供の頃この挿絵を見たから、他のいろんな本の挿絵にも興味がもてたと思います。
いろんなきっかけをくれた不思議の国のアリス。英語を勉強していつか英語のアリスを読めるようになってみたいです。