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Posted by ブクログ
«哲学と言葉遊びの世界へようこそ!»
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有名なアニメ映画版は見たことがあったものの、本では読んだことがなかったアリスの物語。青柳碧人先生の『浜村渚シリーズ』の2巻を読んで原作にアリスが九九を暗唱する場面があることを知り、原作はどんな話なのか気になって手に取ってみました。
読んでびっくり。アニメ映画版とはかなり違うではありませんか。
今回はそんな「小説」ならではの面白ポイントを(なるべくネタバレしないように)紹介します。
・とことん読者目線の冒険描写
アリスが白うさぎを追いかけて穴に落ちるところから不思議な世界の旅が始まるのはご存知の方も多いかと思いますが、その後アリスがどうなるかご存知でしょうか?
「ええと、確か落ちた先が不思議な部屋で……」
と思ったあなたは是非原作もチェックしてみてください。こちらのお話、某有名なお料理番組のように時間が早送りされないので、まるで読むRPGのようなワクワク感を味わうことができます。
・満載の言葉遊び
九九の他にも数学ネタが散りばめられているのかなと思っていたのですがそんなことはなく、有名な詩の替え歌や言葉遊びが沢山出てきました。(そうは言っても数学的なネタもちょこちょこ出てくるのはやはり数学者ならではだなとニヤッとしてしまいました。それから、哲学的な問いも沢山出てきて面白かったです。)他の方も、そして訳者の脇さんも書かれている通り、確かに元ネタを知らないとよく分からない部分や、英語版で読んだ方がもっと楽しいのだろうという部分もでてくるのですが、言葉遊びも脇さんが工夫して訳して下さっているので、日本語版でも楽しめました。
「へんてこりん」ではあるのですが、ただ不思議な国を冒険するだけでは無いのがこちらのお話。全く物語を知らない方はもちろんのこと、何となくあらすじを知っている方や、映画版をご覧になった方も、小説ならではの冒険に夢中になってしまうはずです。
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