ルイス・キャロルのレビュー一覧

  • 少女への手紙

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    几帳面すぎるキャロルがナンバリングした十万近い手紙の中から、少女に宛てた手紙をさらに厳選した一冊です。とにかくユーモアに富んだその手紙の内容に、思わずくすりと笑みがこぼれます。小難しいことは考えずに、「少女を楽しませるためにだけに」書かれた数多の手紙を、私たちもまた楽しむのが吉でしょう。
    一番いいなぁと思ったのはビアトリス・アールへの手紙。やさしかったビアトリスにこわくなってしまったキャロルの筆跡が、ふるふるとふるえている…! なんてかわいらしいのでしょう。あと、晩年の「ひどく老いさらばえた老人」のキャロルが書いた手紙の謙虚さ、温かさにも胸を衝くものがありました。

    『ためになるのは「愛」で

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    2022年10月26日
  • 不思議の国のアリス

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    『不思議の国のアリス』は子供の頃にディズニーの絵本で読んだきりで、原作本を読むのは初めて。子供の頃はその絵本が大好きだったけど、白ウサギとハートの女王が出てくるくらいしか覚えてなかったので改めて読んでみました。
    登場人物(動物)が多くて、支離滅裂なお話だけど、ずっと読み継がれているってことは面白いのかしら。童心を忘れてしまった今読んだ感想としては、正直なところ、あまり楽しめなかったです。
    原作に使われたジョン・テニエルの挿絵がふんだんに使われてて、挿絵を楽しみに読み終えました。
    アリスは有名なので、教養として一度読んでおくのは良いことだと思います。
    あまり楽しめなかった割には、『鏡の国のアリス

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    2022年08月17日
  • 不思議の国のアリス

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    離人症、偏頭痛、薬物接種、変視症‥‥医学的にルイス・キャロルを分析していた文献を読み、アリスを再読してみた。結局は才能と美意識!どんな目に遭っても、センスがなければこんなもん書けない。

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    2022年08月08日
  • 新訳 かがみの国のアリス

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    角川つばさ文庫版「ふしぎの国のアリス」が読みやすかったので、続編のかがみの国も読んでみた。
    有名なハンプティ・ダンプティはこちらに出てくるのか。ストーリーというより、とぼけたキャラや言葉遊びを楽しむ作品かな、と思う。
    あとがきが良かった。あとがきを読んでから白のナイトのくだりを読み返すと、ちょっと印象が変わった。

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    2022年07月19日
  • 不思議の国のアリス

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    イギリスの児童文学。
    小学生の頃、ディズニーのふしぎの国のアリスを何回も見、スーパーファミコンのアリスのゲームを夢中でプレイしていた。
    原作(原文の言葉あそびの楽しさそのままに翻訳した、画期的新訳決定版らしいです)を初めて読みましたが、なんなんだ!なんてつかみどころのない物語なんだ!?と突っ込みつつ、時にアリスやおかしなキャラクターたちにふふふっと笑ってしまう。(青虫とチェシャーネコが好き)まさに不思議の国。でもこれ児童文学ですよね?なかなかダークな会話が繰り広げられていましたし、読み解くのが難しいと感じましたが、子どもの感性で読むほうが純粋に夢の世界の冒険を楽しめるのかもしれないと感じました

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    2022年05月09日
  • 不思議の国のアリス

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    詩や本文中の言葉遊びなどを楽しみたいなら英文で読んだ方がいいのかもしれない。翻訳でも楽しめるようになっているが、読みながらきっと英文で読んだ方が面白いんだろうな……と思えてきてしまう。
    不思議の国(夢)であるだけあって一貫性や筋道はあまりなく詩や言葉遊びを楽しめないと面白さを見出すのが大変だった。
    物語として楽しむには子供向けになっている本の方がいいのかもしれないと思った。
    あとがきの制作秘話やモデルは非常に興味深く面白かった。

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    2022年03月29日
  • 鏡の国のアリス

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    10冊目『鏡の国のアリス』(ルイス・キャロル 著、河合祥一郎 訳、2010年2月、角川書店)
    1865年に刊行された児童文学『不思議の国のアリス』の続編。初刊行は1871年。前作以上にナンセンスな内容だが、物語全体を通して一つのチェスのゲームになっているという構成は驚異的かつ狂気的。訳者の解説が真実であるならば、ルイス・キャロルのロリコンっぷりにはちょっと引く。優れた芸術家というのは多かれ少なかれ特殊な性癖というものを有しているのかも知れないが…。
    「あなたは、どっちの夢だったと思いますか?」

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    2022年02月11日
  • 不思議の国のアリス

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    今更ながら初めて読みましたが、アリスの思考がぶっとんでてクラクラする。少女だし仕方ないけど同化はできず。夢野久作作品読んだとき以来の混乱。
    好きなのはチェシャー猫。安全圏で引っ掻き回す役回り、好きです。

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    2022年02月07日
  • 不思議の国のアリス

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    読書会課題本。原著は何度も読んだことがある。日本語訳の全体を読むのは初めて。意図的なスペルミスによるギャグなど、言葉遊びに溢れている原著にあるおかしみを伝えたいという苦心の跡がたくさん感じられた。

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    2022年01月21日
  • 不思議の国のアリス

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    初めて読んだのは小学3年あたりかと思う。少年少女世界文学全集のような本で。翻訳が違う様に思います。ラストの姉のシーンは、読んでないような気がする。
    ディズニーのアリスを思い出しながら読みました。ビデオに撮って、子供達と何回も観ました。子育てを支えてくれた作品の一つです。

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    2022年01月18日
  • 不思議の国のアリス+鏡の国のアリス 2冊合本版

    ネタバレ 購入済み

    解説を読んで驚き

    本編を読んでいた時は不思議な世界をただ歩き回るだけの話で内容に意味は無いと思っていたが、実際のチェスに対応した話にしていると分かり鏡の国のアリスはより凄い作品に感じた。

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    2021年11月28日
  • 不思議の国のアリス

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    読んだ理由: 新潮文庫の100冊に入っていたので。

    大人になって読み返してみると、不条理さが気になった。突拍子もないお話を純粋に楽しめなかった。

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    2021年10月31日
  • 不思議の国のアリス

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    2度目読み終わり。
    アニメ、映画とは全く違う不思議な世界観。
    読んでると頭おかしくなりそうな時もあるけどこの不思議な世界がクセになる。

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    2021年10月21日
  • 鏡の国のアリス

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    敬語や古めかしい言葉が使われているので読みにくいけど、この世界に入っていって楽しめるのは小学校の高学年より中学年かも。

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    2021年06月25日
  • 不思議の国のアリス

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    改めて読むと文学よりは絵本もしくは映像に向いている作品と痛感。登場するコミカルなキャラクターやシニカルなやり取りも文字にすると毒気が強く支離滅裂な印象を受ける。

    私が童心を失ったのか単なる想い出補正か、ここまで世界的名作足り得る作品かというとかなり微妙。

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    2021年04月10日
  • 不思議の国のアリス

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    石川澄子の訳を見た
    ほんとに不思議の国の住人たち。想像力が欠如したのか概念が固定されてきたのかあまり楽しめなかった。
    子供の頃に読んだらどうだったのか、英語版を次はよんでみたい

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    2021年02月15日
  • 鏡の国のアリス

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    『鏡の国のアリス』は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(1832~1898年)が、ルイス・キャロルのペンネームで発表した『不思議の国のアリス』の続篇ともいえる作品である。
    『不思議の国』は、キャロルが、オックスフォード大学在学中に所属していた学寮の学寮長の娘であるアリス・リドルのために即興でつくって聞かせた物語(1862年、アリスが10歳のとき)をもとに、1865年に書籍化されたが、本作品はその後に書かれ、1871年に出版された(アリスは19歳)。
    アリスが、見る見るうちにあどけない少女から、大人の女性に成長していく中で、本作品はもはや実在のアリスのためにというより、自分の心

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    2021年02月03日
  • 不思議の国のアリス

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    『不思議の国のアリス』は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(1832~1898年)が、ルイス・キャロルのペンネームで創作した児童小説である。キャロルが、オックスフォード大学在学中に所属していた学寮の学寮長の娘であるアリス・リドルのために即興でつくって聞かせた物語がもとになっており、キャロルはこの物語を手書きの本にして彼女にプレゼントする傍ら、知人たちの好評に後押しされて出版に踏み切ったという(1865年)。
    本作品は、聖書やシェイクスピアに次ぐ数の言語に翻訳された、世界で最も読まれた児童小説とも言われており、冒頭の、白ウサギが「たいへんだ!どうしよう!まにあいそうにもないぞ!

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    2020年11月29日
  • 不思議の国のアリス

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    不思議の国のアリスって
    こんな物語だったんだと知った。
    懐かしい気持ちがある反面、少し残酷だと感じた。

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    2020年11月12日
  • 不思議の国のアリス 新訳

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    少女のアリスが、次から次へと現れる不思議な生き物や出来事に出会う物語です。現代語の翻訳が親しみやすく、アリスの世界を身近に感じる事ができます。読みやすいと思うので、途中で読むのを止めてしまった事のある方にもお勧めです。

    ダジャレを使った言葉遊びの翻訳の丁寧さと、チェシャーネコのイラストの可愛らしさが好きです。

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    2020年10月23日