大沢在昌のレビュー一覧

  • 死角形の遺産

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    JLは、ジョンレノン なんだね。
    これをネタに 物語にしてしまう。
    自然教 の信者で 賛美歌をつくるということだが。

    その賛美歌が 長老の後継者 を決める遺書が
    しまってある金庫を 開くキーワードになるとのことだが。
    電話とテープでは 声紋が変わるというのがミソだった。

    井田というオトコが どちらかと言えば
    大沢在昌のようなオトコに描かれているのが、
    興味がある。そして、仕事は 総会屋
    クルマが アメ車の リーンカーン。
    それに ヤクザとも 交友関係がある。

    人力飛行機で、友人となった 原。
    デパートの職員であるが どうも毛色が違う。
    そんなところが、物語を 拡げていくが。

    悪人役の 黒幕が 使い込みとはねぇ。
    それで、人を殺すことまで やるのかと首を傾げる。
    一体何のための宗教か?という感じが否めないが。
    それは、ハードボイルドにしなければならないので
    悪人がいないと面白みがなくなる。
    ちょっと、無理があるが そんなに不具合とは言えない。

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    2016年06月20日
  • やぶへび

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    ネタバレ

    女で仕事を失った元刑事の甲賀は、金の為に見知らぬ中国人女性と偽装結婚をした。数ヶ月後に警察か妻を保護していると連絡が入った。仕方無く引き取りに行くと戸籍上の妻は記憶を失っていた。
    身元を探す為に動き回るたびに、ヤクザやマフィアに付けねらわれる。果たして妻はどんな過去を持つ女なのだろうか。

    わかりやすいハードボイルドな本で意外性はありません。ある意味類型的な話です。でもこういうベタなやつ男は結構好きだと思う。助けた美人に惚れられるとかベタベタで楽しいです。

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    2016年05月02日
  • やぶへび

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    最初は丁寧に書いているのに、後になればなるほど、早く終わらせたいという気持ちがにじみ出てくる。最後は本当に急展開で幕が下りる。

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    2016年05月01日
  • ウォームハート コールドボディ

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    ネタバレ

     この作者さんの作品を初めて読みました。
     あらすじと、始まり数ページを読んで勝手に恋愛小説だと思い、読み進めました。
     そうしたら恋愛相手はろくに出て来ないし、主人公は灰色の体液流しまくりながらの肉弾戦だし、ドン引きでした(笑)
     でも意外に読後感は明るく、たろうの生きていく先を見たいような、春が待ち遠しいような、そんな気分にさせられました。
     恋愛小説だと思って読まなければ、もっと高評価を付けれたかもしれません。私としては、彼女と生きていけなくても、せめてもう少し会ってやって欲しかったです!!

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    2016年01月27日
  • 東京騎士団

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    ネタバレ

    面白かったと思う。前半に比べて後半の、特に敵の本部に乗り込んでから描写がどんどん雑になっていく気がする。スピード感を狙ったのだろうか。
    全体的には、初期作品とは言え、文章も安定していたし、良かったと思うけれど、ラストだけは気に入らない。それまでさんざん殺してきたのだから、無意味な優しさなど持ち出さずに、最後もちゃんと殺してほしかった。相手が子供だったからというなら、それこそ有り得ない。
    個人的には、恵理がマスターという結末を期待していたのだけれど、違う方向に進んで行ってしまって、それいる?という感じは否めない。携帯電話が登場しないという点もそうだけれど、最後に人工知能ではなく生身の人間を持って来るあたりは、時代を感じる。

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    2015年11月08日
  • パンドラ・アイランド(上)

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    小笠原島から さらに遠くにはなれた 島。
    青國島。に 
    警察を辞めて、のんびりして くらそうとした 高州。
    警察を辞めることと一緒に 妻とも離婚した。
    妻は おなじ 警察官であり 上司だった。

    青國村で 保安官 として 臨時職員として
    採用される。6ヶ月の任期である。
    村で任官される時に 宣誓式を行なった。
    その時に 見かけた チナミ に、気が奪われた。
    チナミが 高州のこころをうごかす オンナだった。

    チナミが どんなオンナか わからないが 
    惹き付けられる何かを持っていた。
    それは、のんびりした 生活を脅かすものだった。

    この 青國村は、不思議な雰囲気を持っていた。
    前からすんでいた人たち
    アメリカから 復帰したときに はいってきた人たち
    そして、最近 はいってきた人たち。
    三つのグループに 別れていた。

    高州は 島を 巡回する中で、
    島にある おおきなヒミツに 近寄っていく。
    それは、島の財宝 という言葉が 手がかりになって、
    財宝とは 何かを 知っていく。

    そして、島には 不思議な人たちがいた。
    サーファーの民宿をしている ノブキ。
    彼は 大麻を 吸っている可能性があった。
    それは、彼の民宿に とまりにくる サーファーたちだった。
    草引の父親が 海で溺死した。
    ところが 父親の のっている 自転車がなかった。

    さらに、ビデオショップの店主である 野口が 
    銃で 打たれた。
    警視庁の捜査1課の 山地がやってきた。
    高州は 以前 捜査1課にいて、山地が上司だった。

    青國村のなかに埋まったヒミツが
    高州がくることで、様々な事件が起こった。

    一番怪しいのは 医者である オットー先生だった。

    それにしても 大沢在昌にしては 静かな物語である。
    高州が ひらけた パンドラの箱は なんだったのか。

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    2015年10月31日
  • 六本木聖者伝説〈不死王篇〉

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    六本木を 占拠しようとする 魔都委員会。
    康ブラザーズを 受け継ぐ 不死王の組織。
    不死王が四年間は 沈黙していたのは、
    とらえられていたからだ。

    不死王は、香港から日本 六本木に進出を始める。
    それに 立ち向かう ハシヅメ海人(カイト)のグループ
    忍者の末裔で 六本木を守る使命を持っている。
    防衛庁を脱落した佐倉 という グループが サポートする。

    四将軍。その子供たち。
    ヘンリー  スンリーの姉妹。
    そして その兄が 不死王 と呼ばれるカリスマ。
    不死王に 命を捨ててしまう 若い青年たちの小鬼隊。
    その不死王が 誰なのか?

    トムラ証券の開発室 タカオ という 若いオトコの
    思いつきを 魔都委員会 が実行する。

    展開が 早い物語。

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    2015年10月17日
  • シャドウゲーム

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    名古屋弁が満載。
    こうやって、文字化すると読みにくいものだ。
    名古屋出身でないと楽しめないのかな。

    シンガーソングライター 堀河優美。
    恋人だった 吉川国夫が 死んで残っていた遺品に
    シャドウゲームという 楽譜があった。

    名古屋の友人に会いにいって、
    その後なくなったので、
    その楽譜がなぜあるのかを 探す。
    胡山という推理小説家が、
    優美に手伝ってくれる。
    友人 野崎も 落ち着いたオトコで
    手伝ってくれる。

    それに絡むのが 自殺など事故死に見せて
    殺しをおこなう 伊神。
    存在感は ありますね。このひと。
    洋子という 女がターゲットなんだけど。

    楽譜 は一体どんな意味があったのか?

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    2015年09月24日
  • 獣眼

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    神眼は出てくるけれど、獣眼はなかなか出てこない。神眼についても適当に想像しながら読んだ。個人でボディガードが出来るキリのスキルの高さには感心する。

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    2015年08月09日
  • 烙印の森

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    大沢氏が送る、ノワール小説。
    最初から最後まで、暗い空気、重い雰囲気。これを日本を舞台にやれてしまうのは、さすがだな、と思う。
    その反面、やはり少し設定に無理が生じている。いや、もしかしたらわたしの知らない世界では、こういう人物が日本でも存在しているのかもしれないけれども。

    「烙印」とは、登場人物それぞれが持つ過去のこと。
    元凄腕の傭兵。今は性転換してボディガードをしている、元ムエタイのトップ選手。元海兵隊の女性兵士。謎の女殺し屋。それぞれが、現在へ持ち越している過去が刻まれている。

    それでは、主人公の烙印とは?そして、最後の最後に明かされる、影の主人公の烙印とは?


    ……大沢氏にも当たり外れはある。でも、たとえ「外れ?」と思った作品でも、他の作家の作品の数倍のクオリティが保てるというのは、氏の類稀な才能だと思う。単にわたしの好みにあっているだけ、という気もするけれど(笑)。

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    2015年07月25日
  • やぶへび

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    テンポのいい作品で、あっという間に読み終わった。
    冴えない男と、どこかコミカルな展開で、気軽に読める一冊。

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    2015年07月01日
  • アルバイト・アイ 王女を守れ

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    ネタバレ

    主人が購入した本。
    初めて読む作家さんです。

    ほぼ素人の高校生が、映画のヒーロー並みの活躍でした。

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    2015年06月21日
  • 鮫島の貌(かお) 新宿鮫短編集

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    短編10編
    新宿鮫は、孤高の刑事と書かれているが、
    多くの人と関わって、絆を大切にして、新宿という人の海の中を泳いでいることが分かる。

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    2015年05月30日
  • やぶへび

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    恐らく初めてに等しいくらいの大沢在昌!一気読み。
    世の男性はこういう男性が理想なのか?こういう男性が女性にもてると思っているのか?
    本来のハードボイルドってもっと暴力的なのかも。
    女性が強い暴力シーン、女にめっきりだらしない男(元警察官)。
    中国マフィアと、日本の暴力団と、嫌ったらしい日本の警察。

    時間潰しに読み飛ばすには肩こらず良いかも。

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    2015年04月29日
  • 狼花 新宿鮫9~新装版~

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    宿命のライバル達との決着をはかる一冊。他のシリーズと比較すると一気に畳み掛ける展開がもう少し欲しかった。

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    2015年03月14日
  • 屍蘭 新宿鮫3~新装版~

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    やっぱり新宿鮫シリーズは小気味がいいっすね~。
    本作はちょっと哀しいものがありましたが、犯人たちの気持ちとかにリンクすることはできませんでした。
    切ないといえば切ないのではありますが。
    興味深かったのは、警察の内部構造の説明や国税局の査察官の説明ですね。
    世の中にはまだまだ知らないことがあるんだなっと思いました。
    ま~単に私が無知なだけなのかもしれませんが。
    このシリーズ、2作目「毒猿」があまりによかったせいか、イマイチに思えました。
    一匹狼、いや鮫の鮫島に唯一生意気な口がきける晶もあまり出てこなかったし(私は晶が嫌いなので、うれしかったことでもあるんですけど・・・ウヒヒ)。
    でも、これまた表向きあまりパっとしない鮫島の上司の桃井が、鮫島をバックアップする姿がどんどん出てきてうれしかったであります。

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    2015年02月02日
  • やぶへび

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    大沢さんのドタバタ物とハード物の中間を行くような作品。
    偽装結婚した相手の中国人女性が警察に保護されたとの連絡があったことから始まり、女性の素性を探るうち事件に本格的に巻き込まれ、やぶからへびが出るまでのジェットコースターノベル。

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    2015年02月01日
  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

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    小説を書くための技術が一冊の本に凝縮できるのならば小説家の仕事はそうたいしたものではないと考えるか、この内容をもってしても本来売れる小説家になるためには足りず+αは自分の才能だと思えるか。まあどちらに関してもそう考えていたら売れるレベルには到達しないだろう。

     それよりも大沢在昌という小説家の存在技術をこの生徒たちが証明したのかどうか知りたい。デビューできた人たちがいるのかいないのか?

     一人称の書き方
     強いキャラクターのつくり方
     会話文の秘密
     プロットのつくり方
     小説には「トゲ」が必要
     文章と描写を磨け
     強い感情を描く
     
     課題 
     一人称で書く 原稿用紙30
     ラストで「ひっくり返す」物語を書く 原稿用紙40
     自分の書きたい世界を書く 原稿用紙50
     テーマ競作 「バラ」と「古い建物」を入れた物語を書く 原稿用紙40
     テーマ競作 「恐怖」の感情を書く

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    2014年12月08日
  • 小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない

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    そんなに全てを明らかにはしていないような…普通にたくさん小説を読んでいる人ならわかりそうなことばかり。確かによくまとまっているとは思うけど…そこは別にいいんじゃないだろうか。読者をなめてるんだろうか、それともプロの作家というのはたいしたことないのだろうか。
    才能は教えられないと書いてあったけど、この本を手に取った人が一番知りたいのはその部分で、彼の中にあるその才能の部分をできる限り語ってほしかった。それは言葉で説明できないかもしれないけど、出来る限り試みてほしかった、全部語ると言うのなら。もうなんかアイデアの出し方的なものでもいいから。ひらめいたときのこととか。
    まぁタイトルが全技術だからね、小説の大事なものって技術じゃないんだろうなぁ。
    ただ、エンタメ小説が何を考えて、何を目指して書いているか、少しわかった気がした。分からなかった人に分からせる本って、すごいことなんじゃないだろうか。というわけて、

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    2014年11月27日
  • 炎蛹 新宿鮫5~新装版~

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    はまり小説第五段!毎回切り口が変わるのが新宿鮫の魅力ですが、今回は更に趣向を変わり、ちょっと博識な気持ちになれます。(あくまで個人差があります)直木賞を考えるとややGooです。

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    2014年10月11日