岡嶋裕史のレビュー一覧
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この手の「◯◯な理由」のタイトルには珍しく(?)その◯◯の部分が「うん、そりゃそうよね」としか言いようのない一冊。最初はつぶやきが楽しかったTwitterが時を経てXになり、なぜこんなにも地獄絵図になってしまったのか?正直そこまで目から鱗のような斬新な分析・解説は見られなかったが、Xを使う上で誰もが(驚くほど容易に)陥りやすい罠が丁寧に解説されている。正義中毒者や陰謀論者になるリスクと常に隣り合わせであることを意識しながらXを使わなければいけないなと改めて痛感した。結局のところイーロン・マスクの儲けが最大化されるように設計されている場なのだから。
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Posted by ブクログ
ネタバレ炎上を起こす人も、マウンティングする人も、晒す人も、WinWinの皮を被ったビジネス垢を運営する人も
本質的に全て同じ行動原理に根差していることに気づきました。
それはつまり居場所が欲しい、何者かになりたい、味方がほしい。
という根源的欲求でした。
マズローの欲求階層説でいうところの第2,3層「安全欲求」と「社会的欲求」であり、生理的欲求の次に位置する欲求で、ほぼほぼ本能に近いです。
なので、話せば分かる、利用者側もモラルを身に着けるべきだ、情報リテラシを付けるべきだ、ネットでイキって何になるんだ?とか、
そういう次元の話じゃないんですね。
でもなぜ炎上は流行るのか?
それは、プラットフォー -
Posted by ブクログ
この本を読んでXのアカウントを消去した。
最近のXの息苦しさに辟易していると同時に何気なくタイムラインを見ているだけなのに自分が攻撃的になるような感じがしてSNSをやめようかと思っていたところでこの本に背中を押してもらった。
みんな違いすぎること、多様性を認めすぎることが寛容ではない社会やコミュニティを作ってしまうことはその通りだし、Xで注目を集めるポストが限られた人のかなり偏った扇動的な意見であるのであれば別にそれを毎日追う必要もない。情報収集ができるとか、一般意志2.0への過程だとかたぶんそんなことは幻想だろうとこの本は教えてくれる。
たぶんXだけが悪いだけではなく、多様性の名のもと -
Posted by ブクログ
惹句にある「これだけわかればなんとかなる!」てことは、もちろんないんだけど、いまのIT にまつわる状況とか技術の様態などが、僕にもよく分かったような気になる読み物だった。読んでて難しいなと思うところがなく、スラスラと読み進められて、分かったような気にさせるというのは、なかなかですよね。時折出てくる自分語りも好ましく、というか世代的にも共感しやすく、印象良かったな。この先生の授業聞いてみたいという気持ちになったくらい。
ま、読み終わったあとに、で、何がわかったの?と聞かれると答えられないのだけども。デジタル化に置いていかれたくないと思ってるおじさんおばさんにお勧めします。 -
Posted by ブクログ
まずはsnsとXは違うというもの。
フィルターバブルのかかる仲間うちの集まりと、誰でも参加できる拡散系のXは違うもの。ふむふむ。確かにその通りだ。Xをみてると嫌でもあらゆる投稿が飛び込んでくる。(7割はフェイク、誇大表現、何が問題?など)
そんなXをはじめとする拡散系こそ問題であり、他人の足をひっぱり愉悦に浸る大人こそが止める必要があると。しかし、筆者の結論は利権を追うプラットフォーム企業が是正する可能性はなく、分断は過激になっていくと。最後にショートカットを分断し、自分だけのコクーンに閉じこもるという解決策を提示するが、直近の解決策はないのかもしれない。自由には責任がついてまわるはずなのだが -
Posted by ブクログ
テレビに出ていた著者のイメージって、“すごくにこやかな人”だったんだけど。
あのにこやかさの裏に、こんなシニカルで自由勝手な面を隠してたんだなぁーってw
そこがすごく面白くて好きだ(^^ゞ
最初に就職した会社の社長って、ものすごくアクの強い人で。
今で言うパワハラし放題みたいな人wだったんだけど、でも、そこには筋が一本ビシッと通っているから、社員の誰もが反論したくても、反論出来ないのはもちろん。
ものすごく優秀で、独特の勘のよさみたいなのも持っていたから、その社長が言っていることが一番目的に叶うことになる、というのは社員の誰もがわかっていた(自分は新入社員なので知らないw)。
だから、下