岡嶋裕史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
無線通信技術の発展の歴史と技術の解説をしている本。1Gから5Gの特徴を取り上げ、当時の社会の反響なども取り上げている。
最近5Gという言葉をよく耳にするため、詳しく知りたいと思いこの本を手に取った。その判断は正解で、通信技術をめぐるニュース(Huaweiと欧米企業との開発競争など)の思惑や、Iotがもたらす社会の変化などがよく分かったからだ。
なによりも興味深かったのは6章の内容である。5Gを取り巻く変化によるリスクについて書かれたものだが、それは監視社会が進行するということである。
Iotによるセンサーの増加によって、一個人の身体感覚は大きく拡張される。それはIotの恩恵ともいえる一方、世界中に張り巡らされたセンサーによって個人のデータが明らかにされ、サービス提供者である企業に管理されていく。そんな、監視社会が進みつつあると著者は警鐘を鳴らす。しかし、「1984」や「ブレードランナー」の描いた世界のようにはならなかった。「現実に展開されている監視網は、もっとずっと紳士的」p214なのだ。
このように本書は単なる通信技術解説のみならず、これからの未来のビジョンを示したといえる。 -
Posted by ブクログ
そもそも電波を使ってどうやって情報をやり取りしてるの?っていう基本からわかりやすく解説されていてめっさ勉強になる。
当たり前のように使っているローミング、ビット、バイト、ギガ、IPとかが何かって説明もあり。
5Gは第五世代移動通信システムのことを指す。普通はそう呼ばれない1Gはアナログで、従来型の固定電話の仕組みを無線化し、外でも使えるようにしたもの。2Gはデジタル化され、データ通信が容易になった。3Gはケータイの通信プロトコルが世界標準化されたもの。4Gでは音声通話もパケット交換網に統合された。これらはITUという組織が定義づけたもの。
そして5Gでは、高速大容量、低遅延、多数同時接続が要件となっている。
4GまではB2Cがキーワードだったが、5G以降はB2B2Xがキーワードになる。一般消費者には訴求しない通信技術の進展を、例えばテーマパークが通信事業者に代わって夢として語る。そして身体感覚は地球全体へと拡張され、パノプティコンのような監視社会が実現し、移動が贅沢品になるという大胆な予測をしている。 -
Posted by ブクログ
そもそも「ハッカー」とはコンピュータをもとにした情報の技術に精通したいとを指し示すとともに、広くは犯罪的な行為に加担する人までを指している。
ハッキングに関わる技術について、w借りやすく開設した所で、自己防衛の啓発にもつながる書。
最近はパソコン関連の雑誌などを読むことが少なくなったのだけども、こうやってハッカーの手口が一冊にまとめられているので勉強になった。
これからもどんどんと技術革新は進み、より複雑化される問題だろうけども、時にこうやってアラートを受けることって大切だと思う。
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【内容(「BOOK」データベースより)】
電子メール、フェイスブック、ツイッター、スマートフォン…コミュニケーション革命の裏側で、個人情報のダダ洩れが始まっている。覗かれ、お金が引き出されるだけではすまない。会社や政府の情報が盗まれ、巨額な訴訟騒動や社会問題にまで発展している。ある国の原子力施設が運転の停止に追い込まれたことも。さらに怖いことは、いまもハッキングは起きていて、いつ大きな事件に発展するか分からないことだ。私たちのパソコンがいつの間にか、こうした犯罪の「手先」に使われているとしたら…この本は、そうしたハッカーの巧妙な手法をゼロから解説する。
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【著者略歴「BOOK著者紹介情報」より】
岡嶋/裕史
1972年東京都生まれ。中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了。富士総合研究所勤務を経て、関東学院大学経済学部准教授。情報ネットワーク論担当————————
【目次】
第1章 ソーシャルエンジニアリング攻撃―ハッキングは身近で泥臭いところから
第2章 パスワード攻撃―パスワードが破られることは前提。単に時間稼ぎの手段でしかない
第3章 誘導攻撃―いつも見ているはずのホームページだったのに…。クラッカは危険なサイトへ誘導する
第4章 盗聴攻撃―電子メールは手紙とは大違い。だれでもどこでも読める可能性がある
第5章 ボット攻撃―優秀なクラッカは1000万台の支配下PCを持っている。いつの間にか自分のパソコンが犯罪の片棒を…
第6章 次世代攻撃―何気なく置いたスマホが盗聴器になる。情報社会のリスク
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Posted by ブクログ
ビッグデータ関連の本は、これまでにも何冊か手にしたことがあるのですが、今一つ面白くない印象がありました。
が、この本はいい本でした。
ようやく、ビッグデータに対する見方、ビッグデータの利用法が落ち着いてきたため、このような本の出版が可能なレベルになっただけかもしれませんが。
この本では、ビッグデータのメリット・デメリットが、具体的な例と合わせて紹介されていますので、読みやすいです。
とくに、個人情報や利便性に関する記述は、ビッグデータに関するリテラシーを向上させるためにも、より多くの人に知ってほしい・理解してほしい部分です。
この本を読んで、ビッグデータというか、監視社会の恐ろしさを改めて知ることができました。
同時に、いかに自分が無知であるかを反省しています。