岡嶋裕史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
電子書籍。巷でよく聞く「web3」「ブロックチェーン」「NFT」「メタバース」。一度ちゃんと意味わかっとかないと。。。と思い読みました。web3の概念は要するに「一部の巨大プラットフォーマーだけ儲かるの頭くるからそれをみんなでやめようぜ!!」的な発想なんですね。ところが、それはほぼ難しいと。さらにブロックチェーンがそのための手段にはとてもならない。メタバースはweb3とは別な概念だが、現実的で、だからこそプラットフォーマーが群がる。。。ってことで要するに世界は変わらないってことですね。ちょっと偏った意見かなあ。。。と思いつつ勉強になりました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ読むまではぼんやりとサイバー戦争の脅威を理解していたが、本書を読むことで、取材ベースでの現実味のあるストーリーと、人に焦点を当てたテーマに触れ、その脅威を身近に感じることができた。
大なり小なりITないしインターネットに関与する現代人ならば、一度は目を通しておくべき一冊。
サイバー戦争は以前は技術力が高く攻撃手段を独占していた米国が優位であったのかもしれない。
しかし、サイバー攻撃手法は個人のスキルとインターネット環境があれば、誰もがチャレンジでき、そして発見された攻撃手法は市場の中で金銭で取引が可能だ。
つまり、他の通常兵器やNBC兵器などとは異なり、世界の誰もが関与することができ、大国以 -
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昨年あたりから新たなバズワードとして一般化してきたWeb3。GAFAなどのテックジャイアントに支配されたインターネットを、個人の手に取り戻す非中央集権的なしくみであり、それを実現させるといわれるテクノロジーが、ブロックチェーンとNFTである。だけど、待てよ?少し話がうますぎないか?そう感じていたのも事実。
本書は、ブロックチェーン、NFTの技術的な解説とともに、現実的に実現可能なことを提示する。ブロックチェーンで社会のすべての仕組みを置き換えることは不可能であり、NFTに至っては、そもそも本物だと示すためのスタンプのようなものにすぎず、利用できることは限られている。きわめて現実的だと感じた。 -
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これは良書である。
ブロックチェーンについて世間一般よりは理解しており、実務や趣味で扱ったこともあるが実は本質的にはよくわかってないんだよね、、、という(私のような)非専門家にとって得難い入門書と言える。
「特定の管理者がいない状況、もっと言えば参加者すべて敵同士であるような油断のならない状況で、事前の取り決めに抵触するようなデータ処理を認めず、処理の透明性を確保し、かつデータの変更や改ざんが不可能であるようなデータ蓄積システム」(本文より)について、まず前半は主に既存の暗号システムと対比しながら、かつ「ハッシュ関数」というキーワードに着眼しながら純粋に技術的に解説してくれる。ここがすでに類 -
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サイバー空間での戦争が現実世界に影響を与える頻度が多くなり、近い将来にも大惨事が起こる可能性への警告本だということが、読み進めるにつれ腹落ち。
便利なネット社会は性善説で造られているが、ダークに落ちた人間にとっては、やりたい放題になる。サイバー空間のバグを米国、ロシア、中国、北朝鮮、その他多くの国が兵器として仕えてしまう根底には、性善説でつくられたネットやアプリを余りにも多くの公共物に使ってしまったことがある。マイクロソフトのバグを使ったエターナルブルーが、米国諜報機関専用のつもりが世界に広がり、米国のインフラを攻撃するのに使われたという簡単な事実から、バグを世間に内緒で兵器として使うことはリ -
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プログラミングは異文化コミュニケーションという言葉がもっとも心に残っている。
自分とは異なる言語を理解しようとして、相手の言葉で相手にわかるように語りかける。
ヴィトゲンシュタインの言語ゲームでいう相手の言語を学ぶことなのだと感じた。
プログラミングを学ぼうと思いながらパイソンに手を出したりしたけど、うまいこといかず、ずっと迷走していたけれど、この本を読んですっきりした。
著者は実際に大学院で情報科学を教えている先生であり、その人がこんなタイトルの本を書くのか?とおもったけれど、意図としては、末端のソースコードを書く意義は低くなっているということだ。
それよりも上流にあるなぜそのプログラミ -
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AI化が進む社会に対しての考察。
いたずらに個人の責任をあげつらうといった精神論ではなく、時代の流れや社会の要請の面から考えているのが新鮮だった。
著者個人としては失敗しても自分で決めたい、と述べている。しかし、今を生きる「失敗が許されない世代」に対してAI化が進む(判断を委ねる)事は仕方なく、そういう社会を作ってきたのは著者含めた先の世代の責任だとも記している。
それでも、文学(SFやアニメなど)を用いながら、このままAI化を進めていいのか考えましょうと呼びかけている。一度進めてしまった、あるいは手に入れてしまった便利さは手放せない故に。