岡嶋裕史のレビュー一覧
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購入済み
5Gと監視社会
5Gについて、いまいち何が凄いのかが腹に落ちないため電子書籍で購入。
あとがきにもありますが、5Gの話になるまで、前半というか75%くらいは、5Gになるまでの技術の話。まあ、分かりやすかったけど、★はあんまりつけられないかな、と思っていたら、最後の哲学的な章が印象的でした。前半乗り切れば良書です。 -
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ネタバレ無線による通信の仕組みや携帯電話のネットワークについて、概要がよく分かる
電波は波長が短い(周波数が高い)ほど情報量は多く、直進性が強く(色々なものに邪魔されやすい)減衰しやすい(遠くまで届きにくい)。潜水艦などは波長が数十キロにもなる超長波通信を使っている。波長より小さい障害物を乗り越えたり、回折性も強くなる。
携帯はなるべく遠く、障害物に邪魔されずに通信したい(周波数が低い方が良い)ということと、高速通信(周波数が高い)という矛盾した要求のちょうどバランスをとった所(センチ波)を使ってきたが、これからはミリ波などの周波数帯を活用しようとしているところ。
3GHzで波長10cm。ミリ波→サ -
Posted by ブクログ
応用情報合格者です。
キタミ式と比べると凄くお勉強本って感じがしますね。
簡単な説明→問題という構成ですが、一回目は絶対解けないと思います。繰り返し学ぶことを前提としているのも勉強感が増しています(良いことなんですけどね)。
資格本として申し分ないのですが、私のような意志薄弱者にはキタミ式など図解メインのライトなものを一回挟まないと厳しいです。
モチベーションを保てたり、基本情報保持者であれば、この一冊でも十分なのかもしれません。私は無理だったと思います。
電子版は検索できないですし、資格勉強のおともにするには使いづらいです。紙書籍版を買いましょう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ軽妙な語り口でネタや比喩が多め。SEという生態がある意味的確に描かれている。システム開発はなぜ「不幸」をもたらす場合があるのか、「開発崩壊」はなぜ起きるのか、そのヒントになる。
ノンバーバルコミュニケーションも含めて、メッセージをしっかり伝え合うことが大切。「不幸」はきっとコミュニケーション不足から生まれる、というのが現場で働いているSEの実感。この本でもコミュニケーションの大切さが随所に描かれている。
第三部でユーザ側とSE側から同時進行でシステム開発がケーススタディで進むがコレはひどい。さすがに同じSEとして、ココまでは…と思いたい。優秀な人も一定数いるんだから、SEには。SEが全体的 -
Posted by ブクログ
私に代表される(笑)セキュリティとかネットワークとか、何となく知ってるつもりで実は分からない!…という人に最適な一冊。ネットワークとセキュリティ基本的な構造や考え方を、一般の人に向けた例え話を用いて説明してくれているのですが、その例え話が非常員分かりやすい。
多分、IT/セキュリティ分野に多少の知識がある場合は、もう分かりきっている情報だと思うのですが、一般素人にとっては極めて重宝する良書と言える…と思います!
サブタイトルが、”10年使える「セキュリティの考え方」”となっていますが、今年で発刊から9年経ちます。日進月歩のITの世界と言えど、根幹の部分はそう簡単に変わるものではありません。タ