あらすじ
IT化が進んだのに、かえって不便になった気がするのはなぜ? IT業界の構造的欠陥およびユーザ側の幻想にメスを入れ、使えるシステムを構築するためのノウハウを解説。
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Posted by ブクログ
発注する側だとしても積極的に話に行くことがシステムの導入成功に繋がる
SRにまつわるトラブルが色々書かれているが結局のところコミユニケーションエラーが主な原因となっていると思った。発注する側と受注する側もそうだけど、タスクを振る側と振られる側、社内外両方におけるコミユニケーションにどっか問題があるせいで、しっちゃかめっちゃかなシステムが作り上げられているのかもしれない。
Posted by ブクログ
まじめなタイトルがもったいない!SIerの仕事内容をクソ面白く語った本。本書の想定読者は顧客側だが、これからIT業界を目指す人に読んでほしい。大体こんな感じだから。そして同業者にも。1部2部で「あるあるww」とニヤニヤしつつ、3部で爆笑できる。人におすすめしたい良書。
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かなりの毒舌でSEの現実が書かれた本。システム制作側と依頼側がなぜ分かり合えないのか、の考察が面白かった。システム依頼側の人に是非読んで欲しい一冊。
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エンジニアは技術を、営業は利益を第一に考える。エンジニアは最新の技術に眼が無く、営業が取ってくる案件には興味がない。使い古された技術を運用するだけだから。
営業は予算を達成するために、案件をとる。エンジニアからすればありえない予算や納期の案件でも。「利益のためなら仕方ない……」。
システムという眼に見える成果を出せる開発者と、開発が作ったシステムが正しく稼働させる運用管理者。システムは稼働して当たり前、という名目の元、ひとたびシステム障害が生じたら、その責任は管理者に。
「自分が作ったシステムじゃないのに……」。
上流工程には「プロジェクトマネジャー」「システムアナリスト」「システムコンサルタント」みたいなカタカナ職種のオンパレード。その仕事は顧客の用件を抽出し、真の問題点を導き出し、解決策を提示すること。実際は技術を少しかじった元営業や、人見知りしないSEなどが務めていることも少なくないとか。
「21世紀の日本はIT土建屋国家」
になってしまうのかもしれないと本気で思う。いや、もうそうなってしまっている。
建築業界でいう所の建築士と実際に建物を建てる人、その間に溝があるように、IT業界における上流工程と下流工程を担当する立場の間にも、建築業界のそれに似た溝がある。袂を分かつどころの話じゃない。
どうすれば溝は埋まるのか。違う立場にある人通しがお互いの職業をより理解しあうことがまずは必要なのだろう、と甘っちょろい考えしか出てこないのが歯がゆいのだが。まずはそこから始めなければならない。
IT業界は、コンシューマー分野の発展ばかり見てたらいかんぜよ。こういう血なまぐさい情報を追いかけていかなだめ、と自分に言い聞かす。
IT業界で仕事をしている人は、読んでおいて損は無い。自分の立ち居地が良く分かると思う。
Posted by ブクログ
システムの発注側の視点から、ベンダーの営業・SEとの付き合い方を多少おもしろおかしく書いています。,ベンダー経験が無い人にとって「SEとは?」がわかりやすいと思います。,ちょっとSEを小バカにした感じが気になりましたが、筆者自身があとがきで「悪役として書いた」としているので、まあOKです。,,第3部のケーススタディはかなり笑えます。
Posted by ブクログ
軽妙な語り口でネタや比喩が多め。SEという生態がある意味的確に描かれている。システム開発はなぜ「不幸」をもたらす場合があるのか、「開発崩壊」はなぜ起きるのか、そのヒントになる。
ノンバーバルコミュニケーションも含めて、メッセージをしっかり伝え合うことが大切。「不幸」はきっとコミュニケーション不足から生まれる、というのが現場で働いているSEの実感。この本でもコミュニケーションの大切さが随所に描かれている。
第三部でユーザ側とSE側から同時進行でシステム開発がケーススタディで進むがコレはひどい。さすがに同じSEとして、ココまでは…と思いたい。優秀な人も一定数いるんだから、SEには。SEが全体的にひどいと思われないかが心配になるレベルの記述だった…。
SEからしたら、「まぁこんな人いるよね」というくらいで読めると良いのだろう。
Posted by ブクログ
皮肉や誇張もあるけれど、結構実態を克明に表しているかも知れない。
当事者には笑えない話かも知れないが、第三者的には笑える。
著者とは同年代かとも思ったが、10歳も年齢が下とは・・・
Posted by ブクログ
軽妙な語り口で、頻繁にネタを入れてくるので爆笑してしまう。電車で読むのは危険だ。
しかし、書いてある事、とくに第3部は、笑えない。
これとほとんど同じ事象を、僕は見た。発注側企業として。
ほんとうに恐ろしいのは、人間である。
Posted by ブクログ
これはなかなか確信をつく内容。誰もが状況をわかっていながら適切な対処が出来ていない。個々の勝手な思いが微妙に似た方向を向いているから、まぁ許容範囲だな~と対処しないというか、対処できない状況が最悪の結果を招く。
しかもその結果ですら何とかなってしまう現実があって、結局同じ過ちをおかしてしまう。
分かっているけどうまく行かない永遠の課題をハッキリと書いてある。
Posted by ブクログ
IT業界の方なら、誰でも共感出来る「あるある」本。最後の章のエピソードは、現実では笑えないけど、結構近いケースがありそうで、怖面白いww
業界の悪習慣と、実際の問題点を楽しく皮肉った一冊。
Posted by ブクログ
著者の本は「アップル・グーグル・マイクロソフト」に続き2冊目。とにかく分かりやすい。著者の思わず吹き出す巧みな比喩が見事で、今回のテーマであるSEの日常やユーザとの攻防が非常に面白く理解できました。著者のファンになったので他の本も読んでみようかと。
Posted by ブクログ
IT業界を「つくる人」「つかう人」に分けるとして、本書は「つかう人」向けに書かれた本です。しかし、「つくる人」側の人間が読んでも得るところは大きいと思います。(私がそうでした^^;)全体的にユーモアのセンスを感じる文体なのも良いです。■第一部:SEという人々■第二部:SEと仕事をするということ「現代の陰陽師」という表現が微妙にツボにはまりました。ユーザ側がどのようなことを気をつけてSEに接するべきか、ということをターゲットにしているのですが、これはSEサイドの人間が読んでも非常に興味深い内容です。顧客サイドから見た自分はどういう立ち位置なのか、そしてこれからどうなっていくのだろうか。本筋とかけ離れていろんな妄想が広がります。■第三部:ユーザとSEの胸の内ある架空の案件について、ユーザ側とSE側の胸の内を同時に(上下段に分けて)描写している、小説ライクな内容です。第三者として読む分には面白いですが、当事者になったらしんどいだろうな、という内容ですが・・・、本当にこんな事例が世の中に存在するのか?疑問なところではあります。
Posted by ブクログ
副題にSEとユーザーの失敗学とある。
著者は現在は大学の準教授をしている方のようだ。
折しも昨日は大手都市銀行の統合したシステム障害発生。全国でATMの稼働が停止という事態の報道があった。
個人的には、今度の土日にこのIT関連の(ごく初歩的な内容だが)通信教育でのスクーリングを受けに行く予定あり。先日丸2日くらいかけてようやくA4版の紙3枚分の課題をまとめた。その関係もあるが、以前読んだSEの不思議な生態という本が面白かった記憶がある。
第1章の1行目から一体これは!と思わせる引き付けるフレーズがある。初めはこうだ。
・・SEにはしてやられたと思うことが多い・・・
著者は当然自らの体験も交えて自嘲気味に話を進めていく。
世のSEの皆さんがこの本を手に取らない訳はないから、読者をユーザーに限定しているのは確信犯的である。この業界人でもなく、SEさんと一緒に仕事を進めていったという経験もない私だが、うつ病などの発症の要因となる精神的なストレスの高い業種として悪名高い過酷な現場である、という認識はある。だから・・不思議なという形容詞があてはまる業種の半ば覗き趣味ともいえるかもしれない。
中味は意外と楽しくすらすら読めた。専門用語は勿論なんのこっちゃーだが、注意書きで解説してくれるし(解説してもらってもほんとのところは理解不可能だが)、著者は文学的な素養がある方のようで、誇張した表現が何ともダイナミック!スリリング!読んでいてついククク・・と笑ってしまう。
あんまり面白かったのでちょっと長いが、一部を引用してみる。
SEとは何か、システム開発とは何か、ツボのところをおさえておけば、ITに関わる知識をがりがり勉強しなくても、プロジェクトをうまくコントロールできるようになる。抱き合って喜ぶことはなくても、殴りあうことなしにプロジェクトを完遂できるだろう。
ただし、万が一なにかの手違いで本当にSEを抱きしめたくなったとしても、実行には移さないほうがいい。SEにとってそれは愛情表現でなく拷問である。SEと一般人を比較した場合、彼らは身体の一次的接触を嫌う傾向少しだけ強い。
もし、SEに対して本当に感謝の気持ちを表したいのであれば、何かもっと抽象的で静謐な表現方法を選択すべきである。残酷な運命の糸車が、ふたりを再び同じプロジェクトへ誘わないとも限らない。最後の詰めを誤らないようにしたいものである。
全く、こう表現されるいうなれば怪しげな(失礼!)商売の世界だが、如何せん専門性が強いため、どうも筆者がいうように両者のコミュニケーションが不足したまま事態が進むようだ。そのため、莫大な経費がかかってもちっとも使えない、必要ないシステムが出来上がることも往々にしてあるらしいと分かる。
そうそう思い出した・・新聞にこの間の銀行のシステム障害に対する幹部のコメント、
「今回のシステム統合は神のみぞ知るみたいなところがある・・」とのたまっていたからねえ。
(私はこれに関しては知りません、と言っているからスゴイですよ)
まあ、世の中のこんな動きを横目で見つつ、魔法のように何でも便利にうまくいく仕組みなんてないのも当たり前かと思いつつ読み終えたのでした。
Posted by ブクログ
タイトルを見て、すぐに惹かれて購入してしまいました。
ほんとうちのシステムは使えない!と思って。
内容としては、一度かかわりのある人は読んだ方がいいと思います。
でもこのレベルのことを意識しないで仕事をしている人は
他の畑から来た管理職とか。そういうレベルだと思うけど。。。
業界的には常識的な話や通説を面白おかしく書いています。
ちょっとユーザよりSEを馬鹿にしてる感じはするけど。
最後のユーザはSEを魔法使いか召し使いのように思ってる人が
多いってのは本当に共感。パートナーとして見てなくて、
次元の違う人と見てるか、見下している人が多いと思う。
どっちでもねーよ!って現実とリンクさせすぎでしょうかw?
個人的に思ったこと---------------------→
1章 SEという人々
運用系と開発系の話が出てきて、共感してしまった。
というのもうちのリーダが元運用系。俺、開発系(下流だけど)。
で今俺も運用系に回っているわけだが、向いてないと思う。この仕事。
運用って正常稼働当たり前で、創造的な事をしてはいけない。と書いてある。
それじゃほんとつまらんよね。でも実際正常稼働は当たり前なのよね。
それがつらい。つらまらんのも辛いけど、ミスすると凄い冷たいの。無表情で。
うっかり屋さんの自分はしょっちゅう冷たい視線を浴びます。
でも開発側からしたらミス(バグ)があるのは当たり前だし、
人間ミスするもの、ってのを前提で、どんだけ防げるかが
腕の見せ所みたいなとこもあるのに。
ミスを減らす神経を使うなら、ミスをなくすシステムを作るのに苦労したい。
と思うので、勝手にマクロ組んだりクエリ書いたりするんですが。
でも運用系の人がいて、初めてまともにシステムが動いていることを
開発者は忘れてはいけない。運用系の人は神です。とのことです(これも通説)
2章 SEと仕事するということ
発注者側の視点でSEとのやり取りや、開発の注意点を書いてます。
最低限これぐらいの気持ちを持たずに、うん千万のシステム発注しない方がいいです。
でも世間にはそういう人間が数多いるのですが。。。
今までの業務習慣を引きずるより、多少導入時のストレスがあっても
業務の最適化をしましょう。という話。まさにうちの会社。
過去のシステムを引きずって、意味のないフィールドがたくさんあります。
あとメニューの意味が分からないとか。
傑作だったのは
「削除フラグを立てても、レコードが削除されない」
なんだよその削除フラグw ある意味が全くない。
書いてあることは是非ユーザの方に意識していただきたいことばかりだけど、
ひとつ元技術者的な観念で指摘すると、
「技術者は新しい技術を使いたがるが、それは必ずしもいい結果を生まない」
言っていることは全く正しいと思うのだが、
新しい技術に関して否定的な点は納得いかない。
確かに既存の安定した技術で作るのが、ユーザとしては一番いいことが多いが、
技術屋さんだって商売である。他社と差別化を図ることは必然。
また、開発効率や表現力の向上等、改善するための新技術が多いなか、
それらを取り入れないこと自体がリスクに成り得ると思うのだが。
そうすると、実態は使いたくって使っているわけでもないケースもあるはず。
(実際XMLDBを使いたくはなかったが、将来を考え顧客と同意の上使ったケースがあった)
初期段階のリスクを恐れていたら、技術屋(企業)としては成長が鈍化するわけです。
それは顧客にとってもスポット的な取引ならロスが多いだろうが、
大抵は保守等も含めてある程度継続的な関係になるはず。
あ、でも「例えプロジェクトが成功してもSEを抱きしめるようなことをしてはいけない。
彼らは通常より、触られるのを嫌がる傾向がある。」ってのに見事にはまったw
3章 ユーザとSEの胸のうち
最後は実際にありそうな開発の場面を面白おかしくストーリーにしてあるのですが、
これはやりすぎだろうw と思うほどネタが満載です。
プログラムのコメント欄に「殺したいやつリスト」なんて書くプログラマがいたらクビでしょ。
でもありがちな失敗例を超極端な形で書いたものです。
営業が(わからずに)余計なこと言いすぎたり、ユーザが内政的なことばかり考えたり、
SEがテスト誤魔化したり、プログラマが汚いプログラム書き直してしまったり。
よくある話です。気をつけましょう。
Posted by ブクログ
サクッと読めて、なかなかおもしろかった。
内容は、ユーザ向けのIT業界解説本といった感じ。IT業界以外の人からすると信じられないようなことが書かれているが、当たらずとも遠からずなので恐ろしい。
特に、第3章のケーススタディは極端ではあるが、ありそうな話しなんだな。
筆者は大学の先生みたいだけど、文書は全然堅くなく、読みやすい。
同世代(てか3つ下)なので、暗黙知の部分に共通項があるのかもしれないが。
他にも著作物はあるようなので、読んでみるかな。
Posted by ブクログ
いや、本当にうちの会社のシステムって使えない!糞システム!
そんな日頃のボヤキ感も溜まっていたので読んでみました。
SEとはどんな人達か。かなり極論っぽい視点で語られてはいるものの、面白おかしくすんなり最後まで読めました。
やはり、モノを頼む側、作る側のコミュニケーションやバックボーンは理解しないとダメですね。
ちなみに、ITパスポートや基本情報処理技術者の試験問題によく出るシステム開発手法の事などが実例を交えてちょくちょく出てくるので、受験者は1度読んでおくと良いかもです。
Posted by ブクログ
一読、抱腹絶倒。システム担当者になる日に備えて保有しておきたい本か。この作者は「暗証番号はなぜ4桁か」のような、ITをわかりやすく説明するのがうまい。最後のユーザーCIOとシステム納入側の開発者との掛け合いが笑える。
Posted by ブクログ
非常にありそうな話で既視感がすごかった。
同じ領域の人たちと仕事をしていれば基本的には大きな間違いは起こらないと感じるが、例でもあったような(極端だが)今川焼の個人商店向けにIT導入となると、まぁなんでもありのような、うまくコミュニケーションをとることもできないんだろうなーと。
とはいえ、そういう専門外の人にも説明ができることこそ必要だし、そんなになぁなぁな感じで仕事してたら競合に一瞬で抜かれてしまうんだろう。
この業界での営業は立ち位置が難しい、だからこそ技術的な面の理解が欠かせない、両方できるように、と思っていたが、本書では技術的役割と業務的役割に分かれていてうまく存在意義が表されていた。
情シス部門が顧客ではないため、ITの知識のみならず顧客の製品の知識も求められるため日々大変ではあるが、こんな感じで達観して面白おかしく仕事が出来たらなと思う。
Posted by ブクログ
会社の先輩にいただいたので、なんとなく読んだ。うーん。ノリが軽くておもしろかったけど、特別、印象に残るものはないなぁ。この仕事始めたばかりで、特に感慨もないし・・・・・・
Posted by ブクログ
著者の独断と偏見に満ち溢れたかたりくちがかえって心地よい。
顧客からみたSE像については、自身の経験と照らし合わせてもある程度納得。
しかし、業界経験者は第三章必読。
腹が痛くなるほど笑えます。
笑った後に、少し虚しさが残るけど…
Posted by ブクログ
筆者もSEなのですが、SEに対して悲観的な記述が多く、これを読むとシステム導入の計画がある人は心配になります。
でも、用語やシステム導入の手順とかはとても参考になります。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
その業務、IT化する意味がありますか?
せっかく高いお金をかけてIT化するのであれば、多少今までと仕事のやり方が異なることになっても、従来の手法では不可能だった業務やサービスを可能にするなどの高度化や効率化を追求した方が吉である。
IT化された慣れない作業手順で、一時的にせよ却って仕事の効率が悪くなることを懸念するのは当然だが、それは習熟によっていくらでも埋め合わせることができる。
[ 目次 ]
第1部 SEという人々(SEという生き物 開発系の人々 開発技術者の周縁の人々 運用系の人々)
第2部 SEと仕事をするということ(間違いだらけのIT企業選び システム開発を依頼する SEへバトンタッチ システム開発の工程を追う)
第3部 ユーザとSEの胸のうち
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
SEの現実をズバッと斬っている。
SEそのものの実態やSEとユーザの関係を著書自身のSE経験を活かして解説している。
SEの実態をなんとなくイメージしたいという人にはオススメ。
Posted by ブクログ
書き味がいい。この著者の本、また読みたい。
内容としては、何も知らない人が最初にシステムやSEについて知るにはいいかも知れないが、知識として得られるものは少ない。
ただ、なんとなくこんな感じってのはとてもつかみやすい。
Posted by ブクログ
うちのシステはなぜ使えない?→発注側(ユーザ)と開発側(特にSE)のコミュニケーション不足のせい。
なぜコミュニケーショ不足?→SEの実態が(ユーザに取って)分かりにくいから。
この問題を解決するため、SEがどういうものかユーザ向けに解説したのがこの本。SEの仕事の種類・システム開発の進め方が分かりやすく書かれている。小難しい解説ではなく、かなりくだけた文体。誇張もあるけど、強ち嘘でもない。
残念なのは、第一部でSEを「開発系」と「運用系」に分け「運用系にもっと光を」と書かれている割に、第二部(SEの仕事解説部分)では運用系の仕事に触れられていないこと。開発完了後の仕事についても解説して欲しかった・・・。
Posted by ブクログ
10/1:むう。 おもしろいが極端かな。 イマドキわけの分からない提案をするベンダーもいないし、何となくでベンダーを決めるユーザー企業もなかろう。 同じ業界の人間としてはライトに読めて楽しいのだけどあまり得るものは無いかな…共感できる問題提起もされているが、それに対しての答えや筆者の考えが書かれていないのでね。
Posted by ブクログ
SEとの付き合い方。 仕事でシステム構築を検討したことがあります。いつまでも手作業していないで早くシステム化するようにとの会社の指示で、いろいろな手法を検討しましたが、システム化が必ずしも効率化に繋がらないことが判り結局見送りになりました。その中でSEに相談する機会がありましたが、コミュニケーションが難しく、こちらの意図が上手く伝わらず誤解されたというケースもありました。IT化に纏わる失敗やSEとユーザの関係から、いかに上手くSEと付き合うかを指南したのがこの本です。システムに関わる仕事をする場合には、読んでおいたほうが良いかもしれません。
Posted by ブクログ
■目次
第1部 SEという人々(SEという生き物
開発系の人々
開発技術者の周縁の人々
運用系の人々)
第2部 SEと仕事をするということ(間違いだらけのIT企業選び
システム開発を依頼する
SEへバトンタッチ
システム開発の工程を追う)
第3部 ユーザとSEの胸のうち
■レビュー
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