あらすじ
ビッグデータはいいこと尽くめじゃない。電話番号、スケジュール、写真、ドキュメントなど、クラウドに委ねることが当たり前となった時代、膨大なデータを誰がどう管理・活用しているか知っているだろうか? 無料、便利さと引き換えに少しずつ浸食される個人の情報。プライバシーを脅かす「新たな監視社会」に対する警鐘の書。
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Posted by ブクログ
ビッグデータ関連の本は、これまでにも何冊か手にしたことがあるのですが、今一つ面白くない印象がありました。
が、この本はいい本でした。
ようやく、ビッグデータに対する見方、ビッグデータの利用法が落ち着いてきたため、このような本の出版が可能なレベルになっただけかもしれませんが。
この本では、ビッグデータのメリット・デメリットが、具体的な例と合わせて紹介されていますので、読みやすいです。
とくに、個人情報や利便性に関する記述は、ビッグデータに関するリテラシーを向上させるためにも、より多くの人に知ってほしい・理解してほしい部分です。
この本を読んで、ビッグデータというか、監視社会の恐ろしさを改めて知ることができました。
同時に、いかに自分が無知であるかを反省しています。
Posted by ブクログ
新しいサービス、新しい技術には正の側面と同時に、負の側面があるということを意識しなければならない。確かにそれはその通りだが、そもそも「正の側面」と喧伝されているものは、本当に正の側面なのか。本来は不要であったり、そもそも正の側面と思われているもの自体が、実は「負の側面」なのではないか、そういうことを常に考えていきたい。
Posted by ブクログ
個人情報の漏洩に敏感になってきたが、本書で紹介があった数々の事例を見ると、知らないうちに情報が流出している事実に驚かされる.選挙の予測などこれまでの常識が通用しない時代になっていくのが少し怖い感じだ.
Posted by ブクログ
・匿名化はただすればよいというものではなく、どの水準の匿名化を何の目的でどのような手段で行っているかを明らかにし、かつそれを利用者に分かりやすい言葉で示さなければならない