あらすじ
クラウドとは何か? 各社が参入を試みるスマートフォンやスレート型の携帯端末の役割は? そして電子書籍の未来は? アップル、グーグル、マイクロソフト、そしてアマゾンなど、クラウドやスマートフォン、電子書籍をリードする代表的企業の戦略を解説し、クラウドでも出遅れた日本企業の生き残り方法を模索する。クラウドと、クラウドの「窓」の役割を持つ携帯端末の意味と役割が2時間でわかる!【光文社新書】
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
クラウドについて知りたくて読書。
1章でクラウドの説明は改めて勉強になる。最終章を除きすべての章末にまとめがあるので分かりやすい構成。
マイクロソフトとグーグルの戦略の違いが興味深い。
今後は電子書籍の分野に注目か。
読書時間:約40分
Posted by ブクログ
「クラウド」という概念は何となくわかっていたが、クラウドに対する三社および日本の企業の姿勢がわかって、大変興味深かった。
インターネットの用語などは普段詳しく説明されている書籍も読まないため、勉強になったし、より深く理解できるようになった。
日本のデーターセンタとグーグルのデータセンタの写真が、両者のスタンスを明確に表していて面白い。
IT業界に興味はあるけど知識はあまりない、iPhoneをなんとなく持っている人なんかが読んでみるとよいかも。
Posted by ブクログ
おっさん向けクラウド/プラットフォームことはじめ。「クラウドとかプラットフォーム戦略とかよく聞くけど、いまさらどっから始めれば」という人が概略を掴むためにあるような本。岡嶋裕史の慇懃無礼とも思える書き口は、技術用語に慣れてない業界外の人にも笑いどころを提供でき、基本を抑えてる人でも読んでて楽しい。6章の今後の日本が取るべき戦略論では、前段の展開に釣られてかしごく正論で平凡の域を超えるには至らない。初心者向けと割りきってしまえばそうなのだが、筆者ならではの突拍子もない意見も聞いて見たかったのが心残り。
Posted by ブクログ
Microsoft,Google,Appleがクラウドを牽引しようとしている3企業として書かれている。どれも何かで一山当てた企業で、潤沢な資源がある。
日本が追い付けていないといっても、それは仕方ない話だと思う。
基盤が無理なら、より上位レイヤーであるSaaSの部分でがんばればよいのではないか、とあったが、こちらもFacebookやInstagramなどなど、個人向けのWebアプリは外国企業に食いつぶされつつある感じがする。企業向けのWebアプリは詳しくないのでわからないが、どうなのだろう。
本書ではクラウドをめぐる企業間の駆け引きや思惑に言及してあって興味深かった。いつも社会から見て最適解をとっているわけではないことがよくわかる。
Posted by ブクログ
1,2章はクラウドの概要とそれを取り巻く状況
3章はマイクロソフト
4章はグーグル
5章はアップル
それぞれの戦略のレビュー
6章は日本での一般的な状況
2010年3月に出版されているが、マイクロソフトがもたついていることを除けば、今読んでも違和感、古さはない。マイクロソフトについての記述が少々楽観的であったか。
Posted by ブクログ
クラウドコンピューティングの説明を行い、その上で主要3社のそれぞれのクラウド戦略などの総合的な戦略を紹介している。
マイクロソフトが事実上 デファクト・スタンダードになっているWindowsを基本に戦略を立てているのに対して、グーグルはデーターの動きから、OS分野に出て行こうとしているのと、開いている”窓”を占めていることを考えている。アップルは、スマホやタブレットで覇権を狙っている。
新書だけあって、深い技術論よりも、サービス・概念から、今後の世の中の変化を予想している本だった。
Posted by ブクログ
読書時点で少し前の著作になるのだが、このジャンルでは週刊誌レベルの情報でないと追いつかない。多分、書いている人たちも時間に追われてヒーヒーだろう。日々情報が差し替わっていくのだから。
アップル・グーグル・マイクロソフトを「クラウド御三家」的に書いている。マイクロソフトのクラウド戦略は初めて読んだが、当然、なんの手も打っていない訳がないですわね。
SaaS PaaS IaaS (SaaSしか変換されない)の基本概念も勉強する必要あり。クラウドへの懐疑も押さえるべきか。
多少アップル寄りではあるが、アップルの弱点も抑えているので、良い。
言葉の使い方も適正であり、好感が持てる。ただ、全体的に一般向けではなく、多少難解である。
Posted by ブクログ
アズールって名前は聞くけど一体なんなの?って感じでクラウドに関するマイクロソフトの知識がゼロだったけど、最近の動向がよくわかりました。なるほど。
Posted by ブクログ
モバイルまわりのクラウドの話。アップル、MS、グーグルの戦略が端的に書かれている。アップルはすごい、そしてちょっとずるいと思った。人の揃えたインフラで、そこを利用してもうける、したたかさ。
Posted by ブクログ
「クラウドとは何か」から、各社のクラウド戦略まで。この本読むと日本企業には勝ち目はないように思える。おとなしく隙間をねらっていくしかないのか。
Posted by ブクログ
IT業界を牽引する3社の立ち居地、それぞれが持つコンテンツやサービスのクラウド的な使い方などが非常に解りやすく書かれていた。
現状を知る上で非常に役立つ一冊だ。
また、自分自身もIT業界で働いていて、現在クラウドの波を大きく感じる。
筆者も指摘していたが、日本の企業が「世界標準のプラットフォームの提供」ではなく「自社に適した自前のプラットフォーム」を望んでいるという部分には激しく共感を覚える。
だが、日本のその文化を守ろうとしてしまえば、広い世界の中で携帯だけでなくクラウド分野でも「ガラパゴス化」し、多くの市場を失いかねない。
日本でのセールスを進める上で、世界標準に合わせていく重要性を説くためにもこの本に書いてあるような知識を持ち合わせることは非常に重要だ。
もっと読み込みたいと思う。
Posted by ブクログ
クラウドの意味を、
誤解していたことを知りました。
アップル、グーグル、
マイクロソフト、
そして日本企業の
現況を知ることができました。
2010年6月2日
Posted by ブクログ
アップル、グーグル、マイクロソフトを例に、クラウド化の流れと各社の対応、出遅れた日本との違いを説明している。クラウドを押さえることの重要性、各社の戦略がよくわかる
Posted by ブクログ
クラウドに対する現状の各プレーヤの立場がよく分かる.
これからまた大きく変化してくるであろうが,現状は大変よく整理されている.
今後は従来のような「一人勝ち」という状況は起こりえないのかも知れない.
Posted by ブクログ
読まなくても良かった。PaaSってか。現状観察からの中間報告。私たち日本人の
立ち位置。ふむ。ドメスティックに居直るか、ワイルドに開き直るか、フランクに
退くか。分からん。理屈抜きに、もっと現場を知らないと。
Posted by ブクログ
クラウドを消費者目線で解説した本かな。
目に見える部分で、クラウドがどう進み各社がどのように戦略をとっているのか。
うーん、読んだ後の私の予想としては、今後は競合するより、住み分けが進むかなと。
Windows Azureって、今、どうなってるんだろ。
Posted by ブクログ
一口にクラウド戦略といっても、アップル,グーグル,マイクロソフトではその目的と手段が全く異なることがよく理解できる。マイクロソフトは過去のオンプレミスで蓄積した資源の活用を目的として、そこにクラウドをスパイスとして取り込もうとしている。グーグルは、世界中の情報の掌握を目的とし、情報をクラウド上に集めようとしている。つまり、オンプレミスに情報を残そうとするマイクロソフトと、クラウドに情報を移行させようとするグーグルは対立関係にある。一方でアップルは、iPhoneの使い勝手をよくしようとしていたら情報のほとんどをクラウドに移行していた、という具合であり、iTunesを中心としたクラウド周辺の生態系を掌握することで、iPhoneを代表とするハードの販売を強固にしている。
いずれにもいえることは、自ら既存のルールを破り、新しいルールの上で自らが儲かる仕組みを構築しようとしているところである。日本企業も与えられたルール内だけで頑張るのではなく、ルールブレイカとなることを厭っていてはならない。
Posted by ブクログ
各社の事をあまり詳しくない状況で読み、
難しい部分もありましたが、それぞれの戦略や考え方などが、
ある程度理解できました。
この本をきっかけに、色々興味を持つことができました。
Posted by ブクログ
もう少し技術よりの話が展開されると期待していました。でも、クラウドを知らない人にとっては、よい本かもしれません。
分かりやすくするために例えを多用しているのでしょうが、逆に冗長になっている印象を受けました。
Posted by ブクログ
これからのIT関連をクラウドを中心として広く浅く書かれているけど、それ以上でもそれ以下でもない。
最新刊だが新しい情報を得られるわけでもなく、既存の情報を再構成した感じで、少なくとももう2つ、3つ関連書籍を読まないと本当に表面をさらっとなでただけで終わってしまう。今までそういった本を読んできた人にはあまり向かない。
ただ、逆に言えば分かりやすいので、新書ならではの入門書だと思う。
Posted by ブクログ
クラウドの理解と言うよりも、GoogleやMicrosoftのクラウドの立ち位置が良く理解出来ました。
また日本の企業や政府が、いかにクラウドと言う世界に遅れているかも解り、ある意味怖いと感じました。
クラウドの理解もですが、それぞれのたち位置が見えて面白かったです。
Posted by ブクログ
google,apple,MSを例に、クラウドとモバイルを軸に、情報社会の変化を語った新書。課金を抑えたものが成功への近道と見る。日本の出遅れの状況を嘆き、叱咤激励する。巻末の「ハングリーで、バ・カ・な・奴が成功する」とリスクを恐れぬ姿勢をよしとする。