山中ヒコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
特殊清掃専門の会社で働くことになった主人公
特殊清掃といえば孤独死などの痕跡を現状復帰する業者さん。
身内があと数日発見が遅れていたら特殊清掃をお願いすることになる状況だったので、自身の気持ちの整理の意味合いも込めて読んだ。
死への向き合い方に考える場面も多く、主人公への共感はあまりなかったが全体的に暖かく優しい話だった。
描写は死の状況を必要以上に描くことなく淡々としている。
それでもどういう状態のお部屋なのかが手に取るように伝わる。
その人が生きていた痕跡は掃除するとなくなる、でも確かに生活していた場所がここにある
遺品のことを「誰かのたったひとつの生活のかけら」という表現はよかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ特殊清掃を通して成長していく主人公の物語
主人公はおバカで上面の優しさを本質と捉えてフラフラと生きている青年。わたしのとても苦手なタイプの人間
彼が、3ヶ月の子供を亡くした清掃会社の笹川さんと仕事を通して、死とは何か、死後何が残るのか、を学び成長してゆく。そして3ヶ月の娘を失った笹川さんの心と向き合っていく。
私は実際に主人公のような人がいたらとても苦手だ。自分の物差しで心に踏み入ってくる、そして自分の正義を振りかざしてこうあるべきというものを押し付けてくるような感覚
そこが終始売れ入れ難かった。成長はしているけれど、現実はそんな言葉を受け入れることなんてできないのではないか。
私は笹川さん