山中ヒコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ偶然にもサイン本を買うことができました。初めてのサイン本です。
大沼先生の字は本の雰囲気をそのまま字にしたような、温かい字でした。
またサイン以外にもパンのシールや名前入りハンコで装飾されており、とても感動しました。大切にします。
内容についてですが、一気に色々なことが分かってきます。
まず希実の過去、失った記憶についてが明らかにされます。
個人的には、そこが今回一番の見どころでした。
メインは幼少期一緒に過ごしたという、希実の従姉(眠り姫)のお話です。
彼女には色々と驚かされましたが、それを話すとネタバレになるので控えます。
ただ言えるのは、ブランジェリークレバヤシに引き寄せられる人には -
Posted by ブクログ
2人の苦しみと幸せの発端、黒田の乱入。 コイツ赦せないと思ったけど、番外編読んで絆された(´‐ω‐`) いゃ赦せないし認められないけど、指輪を作ってあんな風に柔らかく笑う姿をみたら憎みきれない…。
すべての物事は、善悪や好き嫌いみたいに二分出来ることばかりじゃない。 黒田は良い奴じゃないけど、悪人だけど、不幸にしたくなかったなぁ…
って黒田の事ばかりだけど、克哉と透もなんとか収まった。 なんかまだ克哉の片想いっぽい関係だけど、いつか透も克哉に言葉をあげて欲しいな。
克哉の未来を考え過ぎて、いまの克哉を不幸せにしないで欲しい。 透の恐れている事もわかるけど、一緒にいるだけで幸せな人間って、そん -
Posted by ブクログ
事情あって女と育てられた箱入り息子(単に軟禁)が、町人に嫁いで自分の人生を手に入れる話。
鈴が健気すぎてとにかく泣ける( ;Д;) 本人に何も非はないのに、こんなにも自分の身がままならない人生って…。 幼い頃の荘太とのやりとり、憧れと嫉妬。 それでも鈴はとても真っ直ぐに育ったなぁ(泣)
新三郎との夫婦っぷりで、鈴の居場所が出来て安心した。 荘太も良い子だから、幸せになって欲しいな(´・ω・`)
収録作のリーマンものも凄く良かった…好きだなぁ。 ヒコさんの描く「表面上は問題ないのにどこかに穴があいてる人間」は素晴らしく魅力的。 吉野という第三者視点の話もイイ味出していて泣けた。