岩田健太郎のレビュー一覧

  • 1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方~

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    「1秒も無駄に生きない」という大きく出たタイトルに目が行くが、「時間の上手な使い方」の方が肝である。作り方ではなく、使い方というのがポイントで、どうせ「時間」に勝てないなら、考え方を変えて生きていく方が良いと言っている。内田樹氏の文章を読んでいるように感じたのは、私だけではないと思う。

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    2011年10月13日
  • 「患者様」が医療を壊す

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    岩田先生の提唱する「お医者さんごっこ」という考え方を知るために多くの人に読んで欲しいと思った。お互いに良い関係が築け、医者においても最大のパフォーマンスが発揮できると思う。もちろん賛否両論ありそうだが。
    第三章の「人はしばしば、善悪・正邪の問題と好悪の問題を取り違える。」この話題が印象に残った。
    医療だけに限らず、日常的なコミュニケーションにおけるヒントがたくさんあると感じた。

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    2011年09月24日
  • 1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方~

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    ・時間を削り取る
     ・今一番やりたいことを
    ・時間を慈しむ
     ※あらゆる方法
    ・時間とは?
     ・「人間の死亡率は100%」の件


    ※タイトルの割りには、肩の力が抜けている印象で良い。

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    2013年05月07日
  • 1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方~

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    自分もかつて、今いる世界に入るのに1年間の【停滞】を経験したことがある。
    その時の自分にしてみれば、とても辛い時期だったし、まわりの家族に言葉では表せないくらいの負担と迷惑をかけた。
    その時、1年間「時間と居場所」を提供してくれた当時のProf.の寛大さには感謝している。
    しかし、その後今の世界に入ってからは、まさしくすべてを犠牲にして疲労し尽くして頑張ってきた。Prof.を含めた「他者のまなざし」を第一にして・・・
    そんな生活に疲れ、「二度と戻るか」と非主流派的な立場に身を置きながらも、命を削るような目に時々逢いながら仕事している。「そんなにdefensiveにならなくていいじゃないか!」と

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    2011年12月09日
  • 「患者様」が医療を壊す

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    研修医の時に岩田先生の感染症の本にお世話になりました。これは医療系の雑誌で載ってたのを見て興味が湧いたので購入。わたしの勤める病院でも患者に「様」呼称を用いており常々違和感を覚えていたのタイトルに共感を覚えた。内容はわたしが想像していた接遇的なものではなく、「お医者さんごっこ」というファンタジーを患者と医者が能動的に演じ、楽しむことで治療というパフォーマンスがあがる、ということを中心に書かれたものでした。煙草の話やEBMなど同様のことを感じていたので、そうそうと思いながら読みました。岩田先生は頭がブーンブーンと速い回転数で回っていますね。

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    2011年07月03日
  • 「患者様」が医療を壊す

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    医療における対立構造を読み解いているが,哲学本の様相を呈する.この著者にしては(失礼!),努めて冷静に俯瞰的に書かれている.

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    2011年06月18日
  • 予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~

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    医療だけが特別なため、絶対安心とか大丈夫っていうものでは無いことがよくわかった。当たり前の話しだが、ワクチンにも確率論は適用されるのだ。どのように捉え、どのように運用するかは我々が正しい知識をもって決めていくものなんだ。
    因にもやしもんの件は良かった。日本のマンガのレベルって本当に高くなってきていることを改めて実感。

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    2011年05月24日
  • 予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~

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    予防接種の歴史、背景や数値を含め、どのように考えるか判断の基準を再度勉強した感じがする。
    単に、副反応が怖いからや義務だからという観点だけではなく総合的に判断するというのが重要なのだと思った

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    2011年04月08日
  • 予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~

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    客観的に、ワクチンの歴史・国内での扱われ方・米国での取り扱われ方を紹介するという、ワクチンの「好悪」の部分と「正邪」の部分を切り離すことに、エネルギーを費やされた本。後は、読者が判断してよ、と。
    本旨ではないが、優れた医師が持つ実際的な心理学的見識の高さ(恐らく、臨床心理学への発展のために身につけておられるのだろう)が、書籍の各論においてこの筆者からも垣間見られ、その点も楽しんで読めた。

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    2011年03月25日
  • 予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~

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    本の帯にある内田樹の推薦文はちょっとずれている。しかし、だからと言って本書の価値が下がるわけでは全くない。私はこの本によって、適切な予防接種リテラシーを得ることが出来たのだから。

    医学とりわけワクチンの功罪ある歴史からひもとき、世の迷妄を正してくれている。ネット上で出回っているワクチンに対する誤解は、ほぼこの本で解消できる。★5つにできなかったのは、新書では仕方ないのかもしれないが、新旧のワクチンの副作用(とりわけ死亡例)やその出現「率」が知りたかったからだ。

    以下、興味深い記述。
    ・一般的に「あれか?これか?」という命題の立て方は、一つレベルの低い、幼稚な命題です。「あれも、これも」とい

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    2011年03月23日
  • 予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~

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    親として、昨今のHibや肺炎球菌、ポリオの生ワクチンなど、
    予防接種について気になる話題が多い。
    そんな予防接種の位置づけを理解する一冊。

    現在の予防接種の大半は、
    「打たなくても殆どの人がその病気にはならない」
    というものもある。同時に、
    「打っても殆どの人は何も(副作用が)起こらない」
    また、
    「打ってもその病気にかかってしまう」
    ことも稀にあるが。
    (例:インフルエンザ。実際には軽症化できたり無意味ではない)

    しかし、ごく一部の事例をあげて予防接種が悪である。
    という論調がおきている。(起きるから導入されない)

    一部の予防接種は確かに運用が正しいか疑問。
    それは打つリスクと打つこと

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    2012年05月25日
  • 「患者様」が医療を壊す

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    ディアレクティック。
    対立をもう一段上部の視点から止揚させること。
    好き嫌いの問題と構造の問題を取り違えないこと。
    【追記】
    知人がこの本のことを『パターナリズム』だと(ーー;)。
    違うでしょ。
    11/06/19

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    2011年06月19日
  • 予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~

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    予防接種やワクチン嫌いに対してちゃんと向きあった現時点での調査結果を記している一冊。

    ということはタイトル通りなのですが、著者の考えがものすごく共感を覚えた一冊。

    ワクチンにしろなんにしろ、「◯◯に書いてあった」とか、「××さんがこういった」とかでそれ以上考えることをしない、いわゆる思考停止状態を断固拒否して、現実に向き合っている姿が素晴らしい。

    結局、ワクチン嫌いを治すことを目的としていなくて、どうしてワクチン嫌いとなったのかを考えることに集中している。そこが素晴らしい。

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    2011年02月27日
  • 「患者様」が医療を壊す

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    何かを解決するときに「どちらが正しい」を問う二者択一ではなく、対立した概念それぞれの役割をよく捉えることが自然な在り方だ、ということを感じさせてくれる一冊でした。

    たとえばタイトルの事例でいえば、患者と医者どちらが主体だとか優位だとかいうよりも、どちらにも立場や役割があり、それ以上のものはない、という理解が可能です。どちらもが、それぞれに相応しい在り方・ふるまい方を選ぶことで、気持ちよくお互いの目的を果たすことができます。

    どちらか一方の権利だとか義務だとかをふるいかざして正しさを強調することは非生産的ですね。

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    2011年02月09日
  • 「患者様」が医療を壊す

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    医療者も患者も読むべし。医者も人間、という(極めて当たり前、しかしあまり認識されていない)考え方がベースにあるように感じた。

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    2011年02月06日
  • 予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~

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    予防接種について研究結果、統計などの事実を提示し、考え方を伝える本。

    日本やアメリカで行われてきた予防接種の多々の事例を紹介しながら、予防接種に対する考え方を伝える。

    予防接種を受けることで、受けた自身だけではなく、その人がいる集団の疾病も予防することが出来る、という話などがある。


    予防接種についての詳細は読めばわかるが、本書ではそれ以上に伝えたいことがあるように感じた。
    それは、事実に基づいて考え、状況が変われば意見も変わってしかるべき、ということ。


    日本の戦後間もない頃には衛生状況も悪く、多少の副作用に目をつぶっても集団での強制的な予防接種が必要だった。

    現代では衛生的で栄養

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    2011年01月30日
  • 食べ物のことはからだに訊け! ――健康情報にだまされるな

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    情報が溢れる現代、食と健康に関する
    本が多いがその内容を鵜呑みにしては
    ならないと著者は指摘。

    要注意は以下3つ
    ❶こうすればがんが絶対治る、〇〇を食べればにならない等、極端な効果を謳うものには注意
    ❷個々のエピソードを過度に一般化する等、
    極論に飛躍した言い回し
    ❸引用文献を示していない。示していても断言出来ないようなデータを引用。何となくイメージでネット情報より書籍の方が信頼度高いと思っていましたが、そうでも無さそうという事を本書から学びました。次から読む健康・栄養系の本の見方が変わりそうです。

    【その他の学び】
    食べ物が関わる研究論文のデータは絶対ではない。調味料、調理法、食べた量と

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    2025年07月16日
  • ワクチンを学び直す

    購入済み

    ワクチンは難しい

    新型コロナワクチン以前から、ワクチンによる深刻な副作用の被害や、反対運動などがあったことを知った。効果はあっても、一般に考えられているほど、わかりやすいものではないことも。

    #タメになる #深い

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    2025年06月22日
  • 食べ物のことはからだに訊け! ――健康情報にだまされるな

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    食に関するトンデモ本について、そのでまかせを丹念に暴いており、とても誠実な人格を感じさせる。
    何でも極端はいけない、中庸とすべし。
    納得。

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    2025年06月20日
  • 撤退論

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    衰退する日本をいかに撤退させるかについて、多様な論者たちが論じる一冊。
    サンクコスト、責任追及、同調圧力・・・撤退判断を妨げる要因はいくらでもあるが、どこで撤退の決断に踏み切るのか。
    最後の論者である平川氏の「撤退とは、行くか戻るかの二者択一ではなく、パラダイムシフトなのだ」というメッセージが一番ささった。

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    2025年02月10日