福永令三のレビュー一覧

  • クレヨン王国のパトロール隊長
    ノブオと右田先生との関係が生徒と先生であるにも関わらず、きっと前世では仇同士だったに違いない、他生徒からみても先生のノブオに対する態度はやり過ぎでは無いかと思われるほどだったりと、特殊な敵対関係の説明から始まる。
    また、実の母親は亡くなり、新しい母親と連れ子の妹ができたが、遊んでいた拍子に事故にあい...続きを読む
  • クレヨン王国新十二か月の旅
    野菜は健康に一番!
    たくさん食べんと、大きくなれん、よ〜!

    上の台詞は無いが笑、アニメではおなじみの野菜たちが登場。十二か月の旅でシルバー王妃の12の悪い癖は直り、野菜のカップに他の悪い癖12も封じ込め、王妃らしい王妃になった。が、逆に退屈すぎると王様や街の人達が感じる。
    欠点も美点であるという話...続きを読む
  • クレヨン王国なみだ物語
    どの話も切なく、胸に残るものがあって、忘れた頃に読み返したい作品となった。
    特に、カカシのなみだ、植木ばちのなみだがすきだが、赤信号のなみだは終わり方が特に報われず、児童小説にしてはなかなかだなと思った。
  • クレヨン王国の十二か月
    読み終えると、12色のクレヨンが欲しくなってくる。色んな世の中の色を確かめたくなってくる。読後感が心地良い。
    フラミンゴが簡単に大量に死んだりと、あっさりとした残酷さはたまにあるが、そうゆう気軽さで読んで楽しむ物語。ただ明るいだけでないのが読み応えがあって面白い。
  • クレヨン王国のパトロール隊長
    巻末の歌の楽譜は電子版では割愛。表紙イラストが割愛は講談社の電子版はそういうものだが。気持ちの問題、思い出としては残念。どの本でもだけれど。
    内容は他の方々のレビューのとおり素晴らしいです。
  • クレヨン王国のパトロール隊長
    この本を読んだのは30年以上前の小学生のころ。クレヨン王国のシリーズにはまり、何冊も読んだ。このパトロール隊長はクレヨン王国シリーズの中でも初期の作品。
    主人公ノブオが辛い境遇に加え、ひどく不公平な先生のクラスになり、先生と喧嘩して森に駆けていくところから冒険が始まる。
    シリーズの中では深刻度は高く...続きを読む
  • クレヨン王国の花ウサギ
    クレヨン王国シリーズの中でも、好きな作品。
    ちほとうさぎのロペがあくまに変身させられたお兄ちゃんを救うための冒険物語。
    クレヨン王国のテーマである自然の大切さをテーマに、元気なちほとロペが大活躍する。虫や魚に変えられてしまったお兄ちゃんたちの、それぞれの視点から見つめる自然破壊の悪影響も、私の自然に...続きを読む
  • クレヨン王国 ロペとキャベツの物語
     『ロペとキャベツの物語』と『赤いぼうし』の2作品収録。どちらも思い出深いのだが、『赤いぼうし』の「お正月じゃもん、お正月じゃもん」と言いながら熱々の肉まんを頬張るコンばばのシーンが忘れられない。表題作ではないので記憶のかけらから本書に辿り着くまで少し時間がかかった。他にも北風隊の上司と後輩が食べる...続きを読む
  • クレヨン王国の十二か月(新装版) クレヨン王国ベストコレクション
    この本がすごく面白かったことは覚えていたんだけど、今回久しぶりに4回目?くらいの再読で、また改めて面白さがよくわかった、すごい
  • クレヨン王国からきたおよめさん
    一気に読めちゃうおもしろさです。女の子が主役だけど、列車で殴られたりして結構ハードな展開。これなら男の子も読みやすい設定でいいですね。題名からは想像もできないストーリー展開で、福永先生はやっぱりエンターティナーだなと思いました。
  • クレヨン王国春の小川
     シリーズ中でも上位に入るほど好きな話。子どもの頃は、春の小川の色とりどりの美しさともうすぐ春が来るという高揚感に加え、登場するものすべてが可愛らしく大のお気に入りだった。落ちたヤブツバキの赤い花に虹の小びん、ホワホワのかくれ雲ホワリー、雪女の末娘ミーシャとハートのジャックの恋など心躍る可愛いトピッ...続きを読む
  • クレヨン王国いちご村
     盲腸の手術をした正くんのもとに、おばあちゃんが差し入れてくれた12色のクレヨン。そのクレヨンが語る色とりどりの12の物語だが、タイトルとあらすじから想像する可愛らしさからは少し離れた作品が多い。自分の悪口を聞いてどんどん性格が歪んでいく『ドングリのかくれんぼ』、友情の嫉妬に狂った月が世界を破滅の危...続きを読む
  • クレヨン王国の花ウサギ
     自然破壊・環境問題について深く考えさせられる作品。山へハイキングへ行ったちほの兄・健治と同じ班の児童3人、校長先生が悪魔のアオザメオニによって虫や鳥、魚などに姿を変えられてしまう。ちほと飼っているウサギのロペは兄の救出へ向かう。
     ヒキガエルが毎年産卵する池へ向かう途中に高速道路が敷設され、多くの...続きを読む
  • クレヨン王国の十二か月
     大みそかか元日に読みたかったけど、少し出遅れ。12か月を12色で彩り、シルバー王妃の12の悪いクセを1つずつ改めながら、逃げたゴールデン王を探す旅に出る。小学生の頃にこの美しい世界にすっかり魅了された。なぜ今はそんなに人気がないのか不思議。ついでに三木由記子さんの挿絵付きが至高。
     中でも、6月の...続きを読む
  • クレヨン王国の花ウサギ
    私も昔うさぎを飼っていたので、読んでいて子供のころの思い出が蘇っていろいろな気持ちが押し寄せました。ロペは福永さんが飼っていたうさぎさんの名前なのですね。植物への観察眼がすごい福永さんですが、うさぎを見つめる目も優しく、心が温かくなりました。(私は子供のころ、こんな風に生き物を見つめることはできなか...続きを読む
  • ナイショでヒミツのクレヨン王国
    これまでに刊行されているクレヨン王国のタイトルをテーマに、36編のエッセイが収録されています。クレヨン王国が書かれてきた背景を少しだけ覗くことができた気がして、改めてシリーズを読み返してみたいと思わせてくれました。
    クレヨン王国本編もそうですが、エッセイもなんだか作者の福永さんのお人柄があらわれてい...続きを読む
  • クレヨン王国なみだ物語
    未読だったクレヨン王国の1冊。大人になってから読んだけど、子供の頃に読んでおきたかったなと思いました。どのお話も心に残る素敵な話ですが、植木鉢のちとるの話が一番好きです。イラストもかわいいし、中古本でしか手に入らなかったのが残念。
  • クレヨン王国まほうの夏
     クレヨン王国シリーズ中で一番好きな作品。大人になって再読してみても、泣きそうになってしまった。クレヨンが落としてしまった水色大福を偶然拾い、芦ノ湖へ合宿に来ていた6年生の清太と麻美が大福・水太の両親となり、水太の本当の姿を探す物語。それと並行してクラスメイトが誘拐され、犯人の行方を追うというミステ...続きを読む
  • クレヨン王国の十二か月(新装版) クレヨン王国ベストコレクション
    子供の頃、とても人気があった本。せっかく思い出したから手に取ったら、絵がとてもかわいくなってた。
    一月町、二月町…と12の町をめぐりながら、シルバー王妃の12の悪い部分と一つずつ向き合う。
    王妃の欠点と鏡写しのような王国の町々は、ちょっと治安に不安を覚えるけど。
    欠点ばかり目立つシルバー王妃は、王の...続きを読む
  • クレヨン王国の赤トンボ

    今月の魔法つかい

    すてきなファンタジーでした!童話をオーブンでウッカリ焼いたら、童話の主人公達が飛び出す…お姉ちゃんは、本当に魔法つかいになってしまいましたね~

    そこで生まれた、赤トンボのふじみ。
    生きているけど、生きてない。
    「死なないって言ったけど、それって生きてないからじゃないの?」という少女(誰が言ったか忘...続きを読む