福永令三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレとっても良い。クレヨン王国にずっといたい。
この世界に浸っていたい。
最初は恐らく小学生の頃に漫画で読んでいて、アニメ化しているのも知っていて(グッズの携帯電話がめっちゃ可愛い)、漫画の作者が原作についてコメントされていたので定期的に気になっていた。
でも原作と漫画とは設定が違うらしく、主人公がシルバー王女ではなくシルバー王妃・・・!?と子供の頃からそれがずっと違和感で、読む前から挫折していた。
今になってスッと読む気になるから不思議。私がクレヨン王国に入国する最適な時期は、今だったんだ。
でも読んでみると分かる、これは大人でも面白く読める。むしろシルバー王妃が大人で、王妃の欠点は誰しも一つは当てはまりそうな内容だからこそ、大人が「自分は大丈夫か?」見直す機会になる。
多少教訓めいた展開も多いけれど、王妃がなんかあっけらかんとしていて憎めない。ゴールデン王には、なんでこんな王妃と結婚したの?と思ったけど笑
冒頭の、「大人が大きな子どもであるように、子どもは小さな大人である。」
この言葉は物語を読んでいると何度も思い浮かぶ。シルバー王妃は大人にしては子供っぽく、ユカは子供にしては大人っぽい所があるから。
見た目で大人、子供と決めつけてしまうのではなく、
「大人は子供が年を取った存在で(中身の成長がなければ子供のまま)、子供はいずれ大人になるのだ(子供だと舐めて大人の物扱いしたり支配してはいけない、まだ経験がないだけの将来の大人なのだから)」
ということをお互いに気付く、思い出す、尊重する必要がある、ということかと解釈(勝手な深読み)した。
物語の内容的には、漫画と共通する部分は十二の欠点を直すことやダルマの火事の話ぐらいで、あとは全然違っていた。漫画のシルバー王女はもっとワガママなイメージだったかも。
でもそういえば、人間以外の動植物や物も喋る世界だったなぁと思い出した。懐かしい。
自分が行くなら、月旅行も良いし、人形がごちそうを振舞ってくれる町も良いなぁと思う。あくまで主人公は王妃とユカなので、それぞれの町で起こる事件をほったらかしてバッサリ次へ進むのが適当で面白い。
意外と実在するけど知らない生き物や植物などがたくさん出てきて、学びになる。
あと、今の児童書は分からないけれど、私の子供の頃までに書かれた本には、もう誰も使っていないような古い言葉がちょくちょく出てきて、それがノスタルジーを感じて良いんだよなぁ…!味があって、大好き。
がいこつ島のラストで戦う王妃は頼もしくて素敵だった。
最後の終わり方も良いなぁ。
長い夢だったのか~で終わらずに、マリねえさんこと王妃の、「なぜさよならを言うの、これからも毎日会えるのに」って言葉の意味がもう・・・!
一年間旅して良かった。
なんと私がクレヨン王国を読めない間に断捨離した講談社文庫の方が完全版だったなんて。今は中古しか売っていないようでプチショックだったけど、いつか違いを確かめてみたい。
20250924 -
Posted by ブクログ
子供の頃みていたアニメ、夢のクレヨン王国。
それと同じタイトルだけど同じもの??
と、調べてみたら原作!!
シリーズもので冊数が半端ない!!
けど、全部読むぞー٩(ˊᗜˋ*)و♪笑。
アニメの内容はほとんど覚えてないけど
1冊目の内容がアニメになっているのかな?
12色の12ヶ月。
それぞれの国のお話があって
わくわくしながら読みました(*^^*)
平仮名が多くてちょっと読みづらいところもありつつ
まぁ、子供向けの文庫だしな。
とは言え、内容は子供向けにしちゃ難しい単語がたくさん並んでいる!?
子供向けだけど、読者を子供扱いしていないところが良いなぁと思いました◎。
大人が読んでも楽しいです♪ -
Posted by ブクログ
三郎とまゆみの再会を喜ぶ激甘なポエムは読んでいるこちらが恥ずかしくなるが、当時の感覚では普通だったのだろうか。チッチとサリーなんかもポエム多かったし、デフォルトだったのかも。ナルマニマニ博士は良い人キャラだと思い込んでいたが、なんだか意外と俗っぽい。ダマーニナも憎しみを増幅させる青黒い水を飲み、「まゆみなんてただの普通の子じゃない」と嫉妬するなど不穏な雰囲気。敵になるのかしら。植物は虫と共生するために花を美しくしたらしい。では人間はもし宇宙人が地球にやって来たとしたら、同じようにできるか。うーん、考えさせられる。
ワーガスって聞いたことあるなと思って調べると『七つの森』に登場していたらしい。PART2でも『白いなぎさ』のバクとさつき像に触れられていたし、これからも出てくるかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレSLマニアの悪魔に目をつけられ、夜行列車を動かすよう野菜たちを奴隷としてこき使う。
死なれては困るので、わざとしっぽ売りの妖精と出会うように仕向け、しっぽをつけさせる。しっぽの効力で一時的にエネルギーが湧き出る。
順番にしっぽが付けられたやりとりと、しっぽのついた野菜たちのイラストが可愛かった。
しかし、アラスト&王妃への問題は、1問目は無理やりすぎるように思えるし、2問目は野球に興味のない人間にはさっぱりすぎて、急に世界観どうした?と突っ込みたくなった。冒頭のなぞなぞから、青山学院大学などの実在の大学名などがいくつか上がるので、なんかいつもと調子が違うなというところである。
本筋の話自体は面白かった。アラエッサの太ももに噛み付くストンストンと、悲鳴をあげるアラエッサは面白かった。その後、痛いからやめてくれと、竹箒を噛ませ、その竹箒を持って空飛ぶアラエッサは魔女のよう。(イラストが欲しい笑)
どこぞの秘密結社のようなマークがアメンボの形であるのは洒落ていた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレカエル、ヘビ、ガ、という3種類の生き物にどうゆう意味があるかと思えば、それぞれ過去、現在、未来であり、土を跳ねるカエル、木を登るヘビ、空を飛ぶガ。
そして過去は毒を持ち、未来を食べようとする。
現在は過去を食べようとするが、過去が放つ毒のため近寄れない。あるいは近寄ると逃げていく。
それぞれの生き物たちの動きが比喩のようで、なかなか哲学的な表現で面白かった。
「未来と過去の関係が、よくできているといったのさ。ゆめも未来も、過去に食われて、ぼろぼろになって、現実だけがのこる、という三部作が、にくい構成だ。」「ほう、いい着目だ。」と教授はびっくりしたようにアラエッサを見て、「愚者もときに金言をはくね。」p128
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Posted by ブクログ
ネタバレ“月のたまご“含め、以降の常連メンバーの話が結構引き継がれている。順々に読んできた身としてはお馴染みのメンバー揃いで嬉しく、面白い。
最近おかしなペットが増えている(透明なドジョウなど)理由の調査隊として、モニカ、ルカ、アラスト伯爵らが田舎村へ駆り出される。
田舎村ではキジのケンちゃんが建設会社を経営しており、到着次第、案内してくれる。
途中、おかしなカタカナの看板や、子うさぎ(ルンルンと歌っていたら近づいてきたのでルンルン)との遭遇。
カタカナ看板は“シとツ“が逆になっていただけで、イノツツとキシネは不要という旨だった。
満月がいつも特大の兎とカエルを連れているのを羨ましく思った三日月が、三日坊主の助言により犬や猫など地球のペットを集めて今度満月と会う時に見せびらかしてやろうという話。
イノシシとキツネは乱暴なので含めたくない旨。
三日月坊主がカタカナ看板を立てていた。(三日月ではシとツが反対なのが正式)
子うさぎルンルンに誘われて洞窟に入るルカ。
最中、ルンルンと心で意思疎通をする。
一方で植物学者のタナムシ教授も勝手に田舎村へやってきて、一行の反感を買う。
各ページ開きの左下で、ほぼ常に子うさぎルンルンの異なる絵が描かれているのが気になる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレストンストンの片思いの話から始まって面白かった。(アラエッサが、ストンストンはそんな状態だから今回の旅に参加できるかどうか…と説明する)
★“カメレオン別荘村“からネタが引き継がれる。
別荘村の旅で出会ったロボット・ハルボちゃんに片思いするストンストン。当のハルボちゃんはあれから行方不明で、街中に写りの異なる貼り紙がされており、それを周るのが日課。(好きすぎて貼り紙を直視できず、少し通り過ぎてから見る)
見つけたら製作者のナルマニマニ博士に返すのが筋だが、それをも断る覚悟のストンストン。
17橋を架けるに当たり、お披露目会としてピクニックがてら王妃らが集まり、順番に1人ずつ小話をしながら進む。
最後の橋でストンストンはハルボちゃんを発見。
しかし殴られる。既に狐と所帯を持っていた。
アラエッサに説明しつつ、諦めるストンストン。
しかし、殴られたことは生涯誰にも言わない、と本編が締めくくられる。好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ印象的なキャラクターが多かった。
三日月はその後、一生後悔し続けるのだろうか?
カメラを取り上げたのは、クレヨン王国の秘密を撮られないようにしたのかと思ったが、ちゃっかり木村先生用に自然の美しい風景を撮っていて、最後のページでカメラを片手にウィンクしているクレヨンの挿絵が可愛い。
クレヨン王国の国籍取得、私も申請したい。
三日月の夜釣りを注意したばかりに、冷たい石にされてしまった白鳥のスミッタ。三日月が後悔すれば元に戻るが10年経っても後悔しない。
和子が三日月の体内へ入り後悔するよう調整すると、白鳥に戻るも、翼は三日月への恨みのため羽根が無く、鋭い刀になっており、復讐に燃える。虹の小瓶をかけると落ち着き、羽根が生える。
恋人に会いたい余り家出をした雪女の末娘・ミーシャは雪山以外で生きるのはそろそろ限界で、スミッタ石の冷たさで凌いでいたが出来なくなる。スミッタは空高く飛び、母親が迎えにくるまで冷たいところを飛ぶ。
雲として落第し霧の学校へ行きかけたのを卒業できるよう三日月に助けれた雲のホワリー(しかし、かくれ雲として活用しようという企みがあった)。
20年間一度も食べ物を与えられず弱っていたが、和子に貰ったマシュマロで元気になり、三日月との鎖を断ち切って自由に。
ああ、あのとき虹の小瓶を1滴飲めば、ベーコンから自由になれてよかったんだわ。
他人をなおすことばかりが役目じゃないんだわ。自分をなおすことも仕事のうちなんだ。p123
ベーコンが食べたい誘惑により、レストランでメニューにはない焼きベーコンを注文。しぶしぶ届けられるも、2mmもあって厚すぎる。もっと薄くしてくれと再注文。届き、謝罪しつつも、最初から小瓶を口にしていれば良かったのに変な意地を張るからだと後悔。
世の中、自分の機嫌をとるのも仕事のうちだという教訓が良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレやっぱりアラエッサとストンストンが登場するというだけで楽しい。シルバー王妃と初対面。
アニメでは3人で旅をしていたが、この回までの原作クレヨン王国では、
悪い癖を直す旅「十二か月」
野菜たちと旅「新十二か月の旅」
をシルバー王妃。
「月のたまご」をアラエッサとストンストン。
2人に対する王妃の第一印象が面白い。
今作では新しい花札の考案に当たり、クレヨン達が十二か月それぞれの花を選抜し、それぞれの花の名所を訪ねて札に相応しいか検討する。
同じ旅のプロとして、2人と名所まわりに行きたいシルバー王妃。
アニメにもあった、
ヌリャンコ サザンショの歌もあり(河童)
3人の仲が良くなるにつれ、アラエッサとストンストンを自然と呼び捨てにし、初めてアラエッサを呼び捨てにした時は"月のたまご"でのまゆみさんを思い出してドキッとする2人。シルバー王妃のそっくりさんとして自己紹介したが、最後は石になった人々を戻すため死神に立ち向かい、2人も石になっていたが、元に戻ると"マーチャン"と呼びかけても返事がないので本物のシルバー王妃だと思い敬い、シルバー王妃は返事をしたいのを我慢する。それが別れ。
マーチャンは、シルバー王妃が故郷のサブリナの古城で父に呼ばれていた時の愛称。今回の旅の初めに、そっくりさんとしての呼び名として使っていた。
1〜12月
竹(黄緑、黄土)
つくし(茶)
チューリップ(赤)
さくら(ピンク)
パンジー(紫)
薔薇(肌色)
紫陽花(青)
朝顔(水色)
孔雀サボテン/月下美人(黒、白)
金木犀(橙色)
イチョウ(黄、灰色)
モミ(緑、焦げ茶)