福永令三のレビュー一覧

  • クレヨン王国 森のクリスマス物語

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     クリスマスにちなんだ物語ではなく、作者が森の木々や子ダヌキなどのリクエストに応え、クリスマスプレゼントとしてお話を贈る。クリスマスっぽさはあまりないが、ほっこりする話やクスッと笑えるような話が詰まった1冊。『おサルのくしゃみばやし』『七福ダヌキ』『まほう使いのおとしもの』がお気に入り。
     童話は大人になってから読んでも面白いけれど、子どもの頃は動物がしゃべろうが、石がしゃべろうがそのまま受け入れて空想の世界へ飛んでいけていたことを思い出した。小さいうちに読みたかったなぁ。

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    2021年12月22日
  • クレヨン王国からきたおよめさん

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    タイトルから想像する内容と全然違った。およめさんを迎えるのは小学生と高校生の女の子だし、お金を払って注文するのにやって来るのはクレヨン王国を追砲されたはみ出し者で一癖どころか十癖はありそうな厄介者。
     自分らしさを保つことの難しさと友情がテーマ。桃と亜有子の友情は私が体験したことのない類のものだった。
     このシリーズは可愛らしいだけでなく、いい意味で児童書らしくない展開をしたり、らしくないテーマを扱ったりするので大人になってから読んでも十分楽しめる。 なぜ今あまり読み継がれていないのか不思議。

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    2021年05月30日
  • クレヨン王国なみだ物語

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    大人になってから初読の本書。いろんな種類の“なみだ”が流れる短編集。どれもグッとくるお話ばかり。赤信号のなみだは、小学生にはまだ理解できないかも。かかし、算数の本、植木ばち、ヤマザクラがお気に入り。悲しいとき以外にも涙は流れることは、子どもにはピンとこないことが多いと思うので、本書も子どもの頃に読んでいたかった作品。
     クレヨン王国シリーズを読むと、壊してしまった自然を再生するのにどのくらいの歳月がかかるか等色々想像するが、まち育ち・虫嫌いのひ弱な私は空想の中でしか自然と触れ合えない駄目な大人だと痛感する。

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    2021年05月30日
  • クレヨン王国いちご村

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    入院したぼくの夢に、くれよんの各色それぞれの物語がでる。オムニバス。さいごはいちご。


    C8793

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    2020年11月24日
  • クレヨン王国春の小川

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    この話を読んでベーコンが好きになった。ベーコンの話、という記憶の仕方。子供の時以来の読み返し。

    和子が木村先生にタメ口なのにびっくりしたけど、びっくりした自分の感性にもびっくりした。学生時代、相性の良い先生にはタメ口をきくこともあったし、それは親愛の表現だったな。この二人のようにとまではもちろんいかないのだけれど。木村先生が和子の態度を気にしないのは、人間同士の付き合いだからで、この二人の関係はとてもいいですよね。現代ではいろんな意味で難しいかな。

    レストランで意地を張ってしまうところ、泣きそうになってしまうところが印象的。些細な目的に、譲れず我を張ってしまうところが、寺田先生と合わなかっ

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    2020年10月11日
  • クレヨン王国の花ウサギ

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    前作のクレヨン王国とは連作ではなくて、登場人物からすべて別のお話。
    結構社会的メッセージが強くて、最後は切ないです…人間っていうのは傲慢な生き物だなと考えさせられる物語なので、大人でも十分楽しめる作品☆
    ロペには実在のモデルがいたのねぇ。巻末の写真が可愛らしい!
    それと挿絵も可愛らしいです☆

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    2020年07月24日
  • クレヨン王国の十二か月(新装版) クレヨン王国ベストコレクション

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    子どもの頃、今から20年ほど前にクリームソーダを美味しそうに飲む描写があった本を読んだことを思い出しました。
    それがクレヨン王国シリーズであることは分かっていたのですが、どの作品内の話かは分からず何となくタイトルに覚えのあるこちらを購入してみました。
    しかし実際には、同シリーズの「月のたまご7巻」に収録されていることと、私が読んだのは「クレヨン王国スペシャル夢のアルバム」という公式ファンブックに掲載されていた一節だった事が判明しました。
    人の記憶とは曖昧なものですが、せっかくなのでこの「十二ヶ月」熟読したいと思います。

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    2020年07月22日
  • クレヨン王国の十二か月

    購入済み

    懐かしいな。

    小学生の時から読んでて、私の性質はだいぶクレヨン王国に育ててもらいました。
    自然がいっぱいで、出てくるヒトやイキモノや生きてないモノたちが、生き生き魅力的。

    電子書籍になったのを知って、どれから読もうか迷いましたが、まずは元祖から。今読み返すと、「児童文学だな」って感じです。ちょっとお説教臭いところも懐かしい…愛のあるお説教?

    面白さで言えば、他の巻の方が好きかな…七つの森とか、黒の銀行、まほうの夏あたりを次は狙います。あと、ロペキャベとか109番目のドアとか、新しい辺りがまだ出てないので、楽しみにしてます。

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    2020年06月20日
  • クレヨン王国の十二か月

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    ネタバレ

    クレヨン王国シリーズの1冊目。
    冒険しながら、シルバー王妃の12の悪いくせを直す話。
    親受けしそう。

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    2016年07月03日
  • クレヨン王国を求めて

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    クレヨン王国シリーズの作者、福永令三氏のエッセイ。きつねが度々登場していた意味が分かった気がした。食堂列車の短編を読み返したくなった。

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    2015年02月15日
  • クレヨン王国月のたまご-PART2

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    1冊で終わるはずだった「月のたまご」
    しかし、最後があまりに悲しすぎたためか、続きを望む声が殺到したそうです。
    そして書かれた2冊目。どちらかというと、つなぎ的な1冊。
    バラバラになっていた月のたまご救援隊が再会するまでのお話です。PART3に期待です。

    それにしても、昔すごく好きだったこの話が、こんなに重い話だったとは…
    大人になったからそう感じるのか、子どもの頃からこの重さが好きだったのか、謎です。

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    2014年10月05日
  • クレヨン王国の十二か月

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    ネタバレ

    児童書はしばらく読んでなかったけど、しっかりしたストーリーで色鮮やか、季節のものがふんだんに盛り込まれていて面白かった。

    私はお化粧三時間はしないけど、シルバー王妃のことを笑えないなあ。
    結構ちゃんと「教訓」が示されていて、ひねくれた大人な私はナナメな気持ちで読んでしまったけど、子供が読んだらどういう感想を持つんだろう。

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    2014年09月15日
  • クレヨン王国 新十二か月の旅(新装版) クレヨン王国ベストコレクション

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    お話のおもしろさや落ち着いてしまったシルバー王妃の魅力が若干パワーダウンに感じたが、「あるがままの自分」というテーマは深く、ページの途中途中で考えさせられた。
    完璧を求めるばかりでなく、欠点は長所にもなるという見方に元気が湧く。
    結局一番わがままなのは王様だよなぁw

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    2022年07月10日
  • ナイショでヒミツのクレヨン王国

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    クレヨン王国小学生の時に大好きだったなぁ。たまに買ってもらえる文庫が楽しみで楽しみで。これを読んで久々にクレヨン王国が読みたくなった!結構読んでないのあるし。『12妖怪の結婚式』や『デパート特別食堂』はこどもながらに夢中で読んだなぁ。2011/159

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    2013年09月25日
  • クレヨン王国 カメレオン別荘村

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    クレヨン王国月のたまごシリーズの続編を読むための、予備知識として。久々のストンストンとアラエッサの活躍に、にんまり。

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    2013年05月09日
  • クレヨン王国 幾山河を越えて

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    三郎とまゆみに赤ちゃん誕生。クレヨン王国もしがらみとかいろいろあるんだね。綺麗事ばっかりの夢の国じゃないんだ。オルガのくだりが良かった。

    でも全体的に語り口、思想が完璧おじいちゃん。私は昔からのファンなので辛抱強く読む。

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    2013年02月25日
  • クレヨン王国黒の銀行

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    絶版になっているので、古本屋さんで見つけて購入。小学生の頃このシリーズ一生懸命読んだなぁ、と懐かしくなった。
    まっすぐに読める本。大人が読んでも面白い。

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    2012年11月04日
  • クレヨン王国虫鳥花獣四季彩々

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    クレヨン王国を書かれた福永さんの身の回りにあるクレヨン王国について描かれたエッセイ集。
    戦争を経て、今の時代を過ごされている福永さんの視線や、価値観など静かな気持ちで読んだ。
    クレヨン王国の物語がすごく好きなので、どうしても同じ世界をかかれるのなら、ファンタジーを通したほうが表現法としては好きだったので、星3つ。

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    2012年09月07日
  • クレヨン王国七つの森

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    夏休みの宿題は「自分が嫌なものを克服すること」。
    大自然とクレヨン王国が混じり合うキャンプ合宿で、
    7人はそれぞれ自分の短所を克服していく。

    児童書だから仕方ないけども。
    自己反省して→更生する過程があまりに素直すぎるような気がする。
    そんな軽いきっかけで変わるのに、どうして今まで変わらなかったのかな?
    と首をひねる事がある。
    なおしたいとは思っててもなかなか改善できない、
    そういうグダグダ感があってもよかったなー。

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    2012年03月18日
  • クレヨン王国月のたまご-PART6

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    地球に平和をもたらす「月のたまご」の危機を救った三郎とまゆみ。いま、三郎は、白馬のピーターの案内で、カメレオンとともに海の小人の国へ。まゆみは、三郎やアラエッサをさがして一人旅。三郎という核をなくし、ずるがしこいイタチのダガーの勢力が強くなったクレヨン王国に、奇病「青ころり」がひろがって鏡の森の城を壊そうという動きが出る。まゆみは青ころりの患者に、アラエッサが作った薬が効くのではと考え、取り残された地域へと向かうが・・・。

    ピーターが何をしようとしているのか気になるところで、まゆみの様子が中心になってしまって結局分からず終いでした。サードと早く再会できるといいなと思ったのですが、ダマーニナに

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    2012年03月01日