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Posted by ブクログ
心の原風景みたいなものって、かならずしも現実に見たものとは限らない。
実際にこの目で目にするよりも先に本の中で出会った風景が、ずっとずっと自分の中でイデア的存在であり続けることもあると思う。
この本を読んだ子どもの頃はまだ、まっ白ななぎさを見たことはなかったはず。
海水浴で行くようなふつうの砂浜とは違う、太陽に照らされて限りなく色を失った砂に影がくっきりかたちづくられるような。
影があまりにはっきりと映るので、まつげや爪のかたちまで見分けることができそうなくらい。
ひとりでに影が動き出してもおかしくないくらい。
お話の中での白いなぎさは本当に最後にしか出てこないけれど、これを読んで以来、テレビでも写真でも、まっしろな砂浜を見ると反射的にこの本のことを思い出してしまう。
ストーリーも好きだけれど、この光景を自分の中に生みだした、自分にとって本当に意味深い本です。
夢をもつこと
どんな苦境にあっても…苦境にある時こそ、夢を捨ててはいけない。夢にしがみつかなくてはいけない。
クレヨン王国で夢を叶えた清少納言、夢を売ってしまった百点マシン(と、代わりに「こちらの」世界へ戻ってきたマシンのかげ)、クレヨン王国から夢をもったまま帰還し、これから大人になっていくさつき。
王国へ脚を踏み入れた3人の、三様の行く末から、作者のメッセージが伝わります。
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小説・文芸
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