毛利志生子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
吐蕃に戻った翠蘭は、ソンツェン・ガムポの看護をしながらリジムの葬儀やラセルの即位式の準備に奔走する。 数々の試練を乗り越え、吐蕃の新しい未来に向けて翠蘭は動き出す。
介護って文字が少女小説のあらすじで出るとは思わなかった……。
それはさておき、少女小説の枠を越えた大河を展開してくれた風の王国。中学生の時に『竜の棲む淵』からおつきあいさせてもらいました。
華やかではないのですが、毎回本当におもしろくて、安心して読んでいられるシリーズでした。コバルトはこういった良作があるから卒業できない……。
ガルは最後まで濃かった。事実上通りにいくともっとこれから存在が濃くなっていくはずなので、このへんで切り -
Posted by ブクログ
ネパールの王都に到着した翠蘭は、王玄策から事情を聞き、ギャカルへの出兵を決める。奇しくもそれは、ソンツェン・ガムポの意向に沿うものだった。だが、王城に賊が侵入、ゲンパが姿を消し。
うん、激闘でした!
行く先々ですごいことに巻き込まれれいる翠蘭。偶然ではなくソンツェン・ガムポが行かせていたのですね。わりと私が“偶然”とか、それが翠蘭の性格だと思っていたことが意図的になされていたと発覚したネパール激闘編でした。
どこまでもゲンパが少女小説のヒーローな性格でした。デーシャを想って涙を流すところなんてもう……!
ヤルルンに来てくれるそうなので、よかった! -