ネパールでの事件を無事解決し、吐蕃(とばん)に戻った翠蘭(すいらん)は、懐かしい人たちとの再会を果たす。娘のイェルカは5歳になり、ラセルの婚約者のティマルーも城での生活を始めていた。病と闘うソンツェン・ガムポ、吐蕃軍の再編を目論むガル。そして朱嬰(しゅえい)からは嬉しい知らせが…!? 新たな未来に向けて走り出した翠蘭のゆく先は――。9年間にわたって読者を魅了しつづけた大河歴史ロマン、堂々の完結!!
Posted by ブクログ 2013年09月02日
吐蕃に戻った翠蘭は、ソンツェン・ガムポの看護をしながらリジムの葬儀やラセルの即位式の準備に奔走する。 数々の試練を乗り越え、吐蕃の新しい未来に向けて翠蘭は動き出す。
介護って文字が少女小説のあらすじで出るとは思わなかった……。
それはさておき、少女小説の枠を越えた大河を展開してくれた風の王国。中学...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月21日
自宅(?)へと帰宅し、久しぶりに会う人達。
『夫』たる人は驚くほどの変化を遂げていて
乳母をしていてくれた人はいなくなっていて。
戻ってきてみたら、更なる仕事…というより、采配の山?
滞っている色々を権限を用いて片づけたらば
やはり出ました逆恨み、という状態。
思考回路は可愛らしい(?)としか言い...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月02日
予想通り、ラセルの即位で終わりましたね。
最後は少し駆け足気味に歴史の流れを追っただけ、という印象は拭えないけど。
それでも、コバルトという場で、あまり馴染みのないチベットを舞台にした女性の一代記というお話はとても素敵だったと思う。最終的にはレーベルに合わなくなってきたような気がしないでもなく、他の...続きを読む
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