あらすじ
ネパール宮廷で起きた事件を解決した翠蘭(すいらん)は、事件で命を落としたデーシャの遺体を家族のもとにかえすため、王子に随行してランタンへ向かった。ゲンパは、戦の後に起きるであろう問題に対処してほしいと翠蘭に言い残し、ラセルとともに吐蕃(とばん)へ戻っていった。ゲンパの予想通り、ある重要な決断を迫られた翠蘭は、吐蕃王妃としてネパール王ナレーンドラとの交渉の場に臨むことになったが…!? 大ヒット歴史ロマン、ついに物語はクライマックスへ――。
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Posted by ブクログ
シリーズ26
目まぐるしく変わる戦況の中でも、
優しくまっすぐで清々しくも勇ましい翠蘭カッコイイ!
濃く読み応えのある一冊。
次が最終巻なんだって!
Posted by ブクログ
そして出兵をお願いして、ただ勝利を待つ日々に。
もちろんその間、時間を無駄にするわけもなく。
亡くなってしまった遺体を家族の元へと届ければ
そこでも問題が持ち上がっていて。
どこにだって問題はあります。
むしろ元々周囲の教えから『道を外して』いたわけですし
そういう人達がごろごろ出てくるのは当然の事。
とはいえ、ある意味分かりやすく問題が目の前で
勃発してくれたのは良い事、かも知れません。
こうして人は増えていく(笑)
三人寄れば姦しい、とは言いますが
それがこれだけの人数。
全て腹が違うといえば、こんな些細な事で上だ下だと
諍いが起こるのは当然です。
が…彼女達はそのうち知ってしまうのです、数年経ってしまえば
それが対等になったり逆転したりする事を。
まったくそこに気がつかないで、いつまでも自分が上だと驕っていると
さらに駄目になってしまう事を。
とはいえ、彼女らは姉妹ですから…いつもの事、で
片づけられるでしょうが。
などと、まったく違う事を考えて読んでいました。
後1冊…。
それは、暇を出された、に何か関係があるのでしょうか?