真堂樹のレビュー一覧
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ネタバレ一つ目はBLではない話。
今年から春を売ることが決まっている娼妓の恋の話。
飛をだしにしたものの実は、相手は羅漢で――
なんというか、彼女の心根がまっすぐなのが伝わってきて、なかなかに読んでて面白かったです。
自分の初恋にどうやってけりをつけるのか、きちんと考えて行動した彼女はそれはそれで偉いなー……と思いました。
それにしても、羅漢もこんなにいい人がいるんだから、そんなに鈍感でいないでもうちょっと気がついてあげればいいのに、とは思わなくもないです。
そしてもう一つが、万里の弟・遠里の話。
まぁ、弟の話と言っても万里の弟なので、万里の過去の話も多分に盛り込まれています。
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ネタバレ飛が冬眠に組み敷かれている間に、マクシミリアンは何やら花路にけんかを売りに行く様子で。
まさかのマクシミリアン対花路のがちんこ勝負が展開される。
一対一とはいえども、正直、マクシミリアンがこんなに強いとは思わなかった。
怪我をしているのにも関わらず、花路の下のほうから順番にばったばたとなぎ倒して、挙句、羅漢とも五部の勝負をしてしまうのだから、相当強い。
まぁ、飛と互角にやり合ってるんだから、当然といえば当然なんだけど、一体全体、お前はいつ、そんなに剣の腕を磨いたのか――と問いたい。
だってどう考えても、マクシミリアンが剣の修行をしている様子なんて想像ができなくないですか……?
で -
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ネタバレ散々迷って、散々フラフラした飛が辿り着いたのは、「もう一度マクシミリアンに会いたい」という思いだけで。
その想いだけで、マクシミリアンに会いに行く。
けれど、再会も束の間、マクシミリアンと共にある未来のために、事態の収束を目指して再びマクシミリアンの下を去る。
一方のマクシミリアンは、飛が現れたことにより正気を取り戻し、事実を確認するために大龍の正妻・尊夫人と面会をする。
まるで腑抜けてしまっていたマクシミリアンが、本領発揮して復活してくれて、個人的にはすごく嬉しいです。
マクシミリアンと別れた飛は、自分の望みを叶える手助けをしてくれた雷英の望みに手を貸すために、今度は黒龍へと -
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ネタバレようやく煮詰まりきった飛が歩き出しました。
師父の刃に倒れた飛が、次に目が覚めたのは、青龍の高楼街。
未だに敵かみ方かわからない、雷英と猫が飛が死んだと偽って、そこまで担いできたのだった。
一方のマクシミリアンは、飛が亡くなったと信じてるのか、信じていないのか。
一時的に避難場所としている賓荘の寝台の上で、呆けた様子で一度も口を開こうとはしない。
万里も、クレイも困り果てていた。
けれど、すべてを失った飛は一度は死すらも考えるけれども、「マクシミリアンが生きている」ということを聴き、ついに自分の歩む先を見つけ出す。
その前に、自分が一体何者なのかをはっきりさせるべく、朱 -
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ネタバレ飛の出自を知った羅漢たちは、マクシミリアンを廃し次期『白龍』の座に就くよう飛に迫った。
急進派の羅漢と、飛に花路離脱を勧める葉林とが対立し、仲間たちの間でも争いが起きる。
守りたいと願っていたものを自らの手で壊していくことに耐えられず、追い詰められた飛は、ついにある決意を固め、白龍屋敷へ乗り込んでいくことに……
という感じのあらすじでした。
巧妙な罠に操られるがままに、飛は武器を手にマクシミリアンの下に赴き、その刃をマクシミリアンへと向けるけれど、そこに邪魔者が数人。
まずは、東州茶房主人と雷英。
そしてそこに玲泉と尊夫人。
そんでもってついに飛の出生の秘密が明かされて -
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ネタバレ本土からマクシミリアンが帰省すると、街は様相が一変していた。
気に「半龍」と書いた板を割る遊びが流行り。
白龍屋敷と花路との不仲の噂は街中へと広がり。
もはや、確定事項のようになってしまっている。
おまけに、花路が大龍の子供を隠している……という噂までも広がり始めていた。
マクシミリアンから遅れること一日。
未だに自分がどちらに進むのか、決めかねたまま四龍島へと戻ってきた飛は、マクシミリアン以上に、事態の変化に驚く。
飛の気持ちは置き去りのまま、花路の仲間には急き立てられ。
白龍屋敷へと向かうが、マクシミリアンはすっかりつれない様子になってしまっていた。
そして、つ -
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ネタバレついにぷっつんしたマクシミリアンが、飛を連れて本土へと出かけてしまった……。
読んでる側としてはそれだけのことなんですが、街の中の人にとってはそうはいかない。
領主である『白龍』が、白昼堂々花路の頭を拉致した……ということになってしまい、街は騒然とする。
羅漢と葉林の二人の大兄は、白龍屋敷に真意をただそうとするが、煮え切らない返事ばかり。
それもそのはず、マクシミリアンの思惑を、白龍屋敷の誰も、測りかねていたのだ。
そのことから、花路の中から『白龍』への不信感が渦巻き始め、また、動き出した東州茶房主人たちの企みにより、白龍屋敷と花路が不仲であるという噂が撒かれ始める。
一方、 -
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ネタバレ飛は、大龍と尊夫人の間に生まれた子供ではないのか……?
その疑惑に気がついたマクシミリアンは、確証を得るために、過去の書類を探り始める。
一方の飛は、自分とマクシミリアンの因縁から、何とか白龍から距離を置こうとする。
それを許せないマクシミリアンが、いくら呼んでも来ようとしない飛の代わりに、今度は東州茶房主人を囲棋の相手に……と呼び寄せる。
それを勘違いした飛は、白龍屋敷へと乗り込み、大立ち回りを演じてしまう。
何とか花路へと帰り着いた飛だったが、それを花路を守るために、飛の下した結論は!?
という話でした。
いやー……なんかもう、つらくて見てられないので、なかなか読むのが -
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ネタバレ無事に助け出された万里と一緒に、青龍の後見について、『黒龍』と対面したマクシミリアンだが、当代『黒龍』は、のらりくらりと返答を避けるばかり。
先触れの使者の件を引き合いに出して、返事を促すも、その『黒龍』の様子からマクシミリアンは、無能を装っているだけではないかと疑いを抱く。
一方、一足先に白龍に戻った飛は、市街でつまらないいざこざが起きていることを知る。
その噂の内容が、近頃夜市で菊の鉢が割られる事件が頻発していて、その犯人が「花路ではないか?」というものであった。
飛は、その噂が白龍屋敷へと届く前に、何とか火消しをしてしまいたいと考えるが、悩みのあまり花路に心を砕けなくなっていて -
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このシリーズ、どれが一巻なのかよくわからない罠。
これ一巻だったのだろうか。
文体が美しい真堂樹作品なら、なんでもいいや!と手にとった。
主人公、李子春は仙骨を持った気の優しい少年。
鬼市巷という街の幽霊道にある茶房「洞天茶房」を切り盛りしている。
客桟には空から堕ちてきた神仙女が居候中。
従者2人は給仕として茶房で働きながら、下界の邪気に当てられて獣に変じてしまった仙女様の為に、陰丹を練る。
陰丹の材料は陰気。陰気は魑魅魍魎から抽出する。
なので、事あるごとに怪異に首つっこんでいくパターンのお話。
夢枕獏の陰陽師、みたいな。
設定や展開は可もなく不可もなく。奇抜さもあまりなく。
真堂樹