真堂樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ無事に助け出された万里と一緒に、青龍の後見について、『黒龍』と対面したマクシミリアンだが、当代『黒龍』は、のらりくらりと返答を避けるばかり。
先触れの使者の件を引き合いに出して、返事を促すも、その『黒龍』の様子からマクシミリアンは、無能を装っているだけではないかと疑いを抱く。
一方、一足先に白龍に戻った飛は、市街でつまらないいざこざが起きていることを知る。
その噂の内容が、近頃夜市で菊の鉢が割られる事件が頻発していて、その犯人が「花路ではないか?」というものであった。
飛は、その噂が白龍屋敷へと届く前に、何とか火消しをしてしまいたいと考えるが、悩みのあまり花路に心を砕けなくなっていて -
Posted by ブクログ
このシリーズ、どれが一巻なのかよくわからない罠。
これ一巻だったのだろうか。
文体が美しい真堂樹作品なら、なんでもいいや!と手にとった。
主人公、李子春は仙骨を持った気の優しい少年。
鬼市巷という街の幽霊道にある茶房「洞天茶房」を切り盛りしている。
客桟には空から堕ちてきた神仙女が居候中。
従者2人は給仕として茶房で働きながら、下界の邪気に当てられて獣に変じてしまった仙女様の為に、陰丹を練る。
陰丹の材料は陰気。陰気は魑魅魍魎から抽出する。
なので、事あるごとに怪異に首つっこんでいくパターンのお話。
夢枕獏の陰陽師、みたいな。
設定や展開は可もなく不可もなく。奇抜さもあまりなく。
真堂樹 -
Posted by ブクログ
ネタバレさてさて、何とか朱龍から同意を取り付けたマクシミリアンの今度の狙いは、黒龍です。
『青龍』からの承諾を得るため、今度は黒龍へと使いを送る。
黒龍に使いとして送り出したのは、執事の万里。
ところが、万里は、黒龍へ向かう途中で、何者かに襲われ、拉致されてしまう。
飛は、万里を救出するようマクシミリアンに掛け合うが、マクシミリアンは「二市の間のことを荒立てたくない」とそっけない態度。
挙句、花路には「動くな」と触れを出す始末。
そんないうことなど聞けるはずもない飛は、白龍屋敷からの触れを無視して、一路黒龍へと乗り込んでいく。
一方のマクシミリアンは、自分の思惑通り、飛が万里を助けに向 -
Posted by ブクログ
ネタバレマクシミリアンの婚礼も終わり、表向きは平穏を取り戻した白龍市。
だが、飛の心の中では未だに海に溺れて行った母かもしれない人の面影がよぎり、そういう事態に追い込んだマクシミリアンへの気持ちが行き場のないまま荒れ狂っていた。
また、マクシミリアンの花路を無視するかのような強引な政策に花路からも不満の声が上がっていた。
そんな折、青龍市の大酒庁から白龍に『青龍』の後見を頼みたいという書状が届く。
他市の意向をはかるため、マクシミリアン自らがクレイ・ハーパーを伴って朱龍へと赴く。
そこでは、代理のものが出てきて、朱龍に会いたくば、朱龍を探せとマクシミリアンは言われてしまう。
一方の飛は、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「スラムフィッシュ」の続編です。
煮え切らない、甲斐とリー・リンがすっげぇ、ウザイ……。
でも、最初この本、読んだのって中学生くらいで……今になってそのときわからなかったいろいろがわかってきたような気もする……(苦笑)
皆、皆が、精神的世界が複雑すぎてわっかんねぇんだよっ!!(爆)
おまけに、私、最初の一回は恐ろしいくらい、さらーっと読み飛ばしてしまう人なので……(殴)
というわけで、難しい精神世界がお好きな人はどーぞ♡
僕、そこまで精神的マゾヒスティックじゃないんで……
点数的には70点かな。
そろそろ、物語的に煮え切らなくなってきた……(爆) -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は、春の盛り、マクシミリアンを主に戴いたばかりの白龍市での話。番外編です。
火付けや盗難騒ぎでごたつく中、本土の領主・伍家の使者が『白龍』就任の祝いに街を訪れることになった。
折しも、本土の染付の壺ばかりを狙っていた壺盗人を探していた飛は、その盗人と伍家の使者の間に関わりがあるらしいと知って……。
というのが今回の話。
まぁ、ネタバレを気にせずに喋るのなら、落ち着かない白龍市にやってきた伍家の使いの中に、伍家の先代の四男がいて、その意図がわからなかったが、どうやら壺盗人と関係があるらしい。
調べて行くと、伍家の四男は体が弱くて、離家の儀というのを成人すると伍家の長男以外の人 -
Posted by ブクログ
ネタバレとりあえず、これにて、青龍編はおしまい! な小説でした。
結局、マクシミリアンは、飛に弱音を吐かせたいがために、こんな回りくどいことをしていたのか! と思うと、呆れるの半分。その根性を拍手でたたえたい気持ち、半分……でした。
もう、この時点でネタバレ……かな?
相変わらず、この二人の恋なのか、何なのか、感情はねじ曲がってるなー……と、思いながら、まぁ、それはこの二人の勝手だから、二人がよければ、全然、いいんでしょうけど。
少なくとも、飛はいいとは思ってないと思いますけどね。
一難去って、また一難……。
曲がったマクシミリアンがひねくれた愛のようやく一片を見せてくれたと思っ -
Posted by ブクログ
ネタバレ母かもしれないと言われた玲泉が、目の前で海に呑まれていくのを、どうすることもできなかった飛。青龍が企んだ海牙の襲撃は食い止めた物の、そのことが飛の心をかき乱していた。
それでもなんとか、自分を叱咤して、今、自分がすべきことだけはしようと、次なる敵・白龍の背後から迫る高楼街を迎え撃つべく、マクシミリアンをおいて飛は天園へと駆け出して行きます。
ところが、たどり着いた先にいた、高楼街の頭は青龍屋敷に乗り込んだ時に手を貸してくれた酔熊でした。けれど、再会を喜ぶ暇もなく、二人は街を守るために、高楼街と花路として戦い始めます。
とんだ運命の悪戯……。
しかし、その闘いを止めたのは、青龍のお目付 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前巻で、白龍に愛する姉にちょっかいを出されてしまったこが、青龍の逆鱗に触れ、ついに青龍がその牙を剥いてしまう。
白龍を欺き、樹林房主人の命を狙ってまで密かに木材を集めていたのは、白龍を攻撃するための船団を作るためだったのだ。
一方で、青龍と手を結び、街を騒がせ続けた祥船の跡取りである千雲が、青龍と内通していた証拠の書類を残したまま、突然失踪してしまう。
すべてが動き始め、いよいよ対決のときは迫っていた。
海から船団が押し寄せ、背後からは高楼街の猛者たちが押し寄せてくる。
そんな危機的状況を前にして、青龍の隠しているはずの船が見つけられない。青龍の港は狭く、船を隠せる場所なんて -
Posted by ブクログ
ネタバレ終わっちゃったよー。
この話、すっごく好きだったから、終わっちゃってすごく哀しかったです……。
でも、もう1回読み直してみて、ようやく。
これでラストでいいんだ……ってことがようやくわかった。
何で、那智が最後にあんなことしたのか、よくわからなかったんだけど……。
結局、あれでよかったんだろうね。うん、きっと。
本当の正解なんて何処にもないんだ。
とも、思うよ。
それにしても那智……そんなことやっちゃってたのか……。
私の読解力が、いかに昔はいまひとつだったのか、今になってよくわかる……(汗)
点数的には70点……。
低いのは、番外編でもいいから、ついうっかり続きを -
Posted by ブクログ
ネタバレ勝手に飛をおいて、敵の総本山である青龍屋敷に行ってしまったマクシミリアンを追って、飛もまた青龍屋敷までやってくる。
しかし、客人として呼ばれた訳でもない飛が中に入るのは容易ではない。
中に入る方法をいろいろ考えた飛だったが、そこにちょうど現れたのが、酔って男たちにいためつけられる酔熊。飛は、酔熊を助けると、青龍屋敷への道案内を頼む。
どうやら、酔熊は青龍の色街の男につてがあったようで、なんとか飛は単身屋敷にのりこむことに成功する。
一方、青龍である麗杏に、マクシミリアンは表向きは客人としてもてなされる。
宴席で酔ったふりをしたマクシミリアンは、その場で寝入ってしまうふりをする。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ梅雪楼主人が注文し、青龍にある酒房街から送られてきた、花路の祝宴に使われるはずだった酒甕の中に、しびれ薬が混入されていた。
たまたまそれを飲んだ梅雪楼主人が被害に遭う。
同じ物がマクシミリアンの元にも送られており、花路全体を狙った物なのか、それとも、白龍か、花路を狙った物なのか? 飛は相手の狙いを探るために、孫を青龍へと向かわせることにする。
そんな時、敵であるはずの祥船屋敷から出てきたマクシミリアンを偶然、目撃してしまう。
不信を覚えた飛だったが、気まぐれなマクシミリアンのこと、深く追求せずにいた。
けれど、青龍へ旅立つ孫と燕を送り出した飛は、嫌な胸騒ぎを覚えて、マクシミリアンの -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作で、樹林房へ直談判をしようと飛が向かった先は、女性領主を戴き、女性が商いを取り仕切る“女の街”である朱龍市。そこの材木商の樹林房を訪ねていった。
途中、足止めを食らった飛は一計を案じ、市街までの道案内をたまたま声をかけてきた男に頼むことにした。ところが、その男、悪質な木材商である材財房に雇われた男だった。
美貌を買われた飛は、いきなり屋敷の中へと閉じ込められる。
そこには、同じく捕らえられた少年・桃と、樹林房の身内である玲泉がいたのだった。
放っておけない飛は、二人を逃がそうと立ち回る。
首尾よく屋敷から逃げ出すことができたものの、追いかけてきた敵を、二人から引き離すために、飛