真堂樹のレビュー一覧
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ネタバレ「スラムフィッシュ」の続編です。
煮え切らない、甲斐とリー・リンがすっげぇ、ウザイ……。
でも、最初この本、読んだのって中学生くらいで……今になってそのときわからなかったいろいろがわかってきたような気もする……(苦笑)
皆、皆が、精神的世界が複雑すぎてわっかんねぇんだよっ!!(爆)
おまけに、私、最初の一回は恐ろしいくらい、さらーっと読み飛ばしてしまう人なので……(殴)
というわけで、難しい精神世界がお好きな人はどーぞ♡
僕、そこまで精神的マゾヒスティックじゃないんで……
点数的には70点かな。
そろそろ、物語的に煮え切らなくなってきた……(爆) -
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ネタバレ今回は、春の盛り、マクシミリアンを主に戴いたばかりの白龍市での話。番外編です。
火付けや盗難騒ぎでごたつく中、本土の領主・伍家の使者が『白龍』就任の祝いに街を訪れることになった。
折しも、本土の染付の壺ばかりを狙っていた壺盗人を探していた飛は、その盗人と伍家の使者の間に関わりがあるらしいと知って……。
というのが今回の話。
まぁ、ネタバレを気にせずに喋るのなら、落ち着かない白龍市にやってきた伍家の使いの中に、伍家の先代の四男がいて、その意図がわからなかったが、どうやら壺盗人と関係があるらしい。
調べて行くと、伍家の四男は体が弱くて、離家の儀というのを成人すると伍家の長男以外の人 -
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ネタバレとりあえず、これにて、青龍編はおしまい! な小説でした。
結局、マクシミリアンは、飛に弱音を吐かせたいがために、こんな回りくどいことをしていたのか! と思うと、呆れるの半分。その根性を拍手でたたえたい気持ち、半分……でした。
もう、この時点でネタバレ……かな?
相変わらず、この二人の恋なのか、何なのか、感情はねじ曲がってるなー……と、思いながら、まぁ、それはこの二人の勝手だから、二人がよければ、全然、いいんでしょうけど。
少なくとも、飛はいいとは思ってないと思いますけどね。
一難去って、また一難……。
曲がったマクシミリアンがひねくれた愛のようやく一片を見せてくれたと思っ -
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ネタバレ母かもしれないと言われた玲泉が、目の前で海に呑まれていくのを、どうすることもできなかった飛。青龍が企んだ海牙の襲撃は食い止めた物の、そのことが飛の心をかき乱していた。
それでもなんとか、自分を叱咤して、今、自分がすべきことだけはしようと、次なる敵・白龍の背後から迫る高楼街を迎え撃つべく、マクシミリアンをおいて飛は天園へと駆け出して行きます。
ところが、たどり着いた先にいた、高楼街の頭は青龍屋敷に乗り込んだ時に手を貸してくれた酔熊でした。けれど、再会を喜ぶ暇もなく、二人は街を守るために、高楼街と花路として戦い始めます。
とんだ運命の悪戯……。
しかし、その闘いを止めたのは、青龍のお目付 -
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ネタバレ前巻で、白龍に愛する姉にちょっかいを出されてしまったこが、青龍の逆鱗に触れ、ついに青龍がその牙を剥いてしまう。
白龍を欺き、樹林房主人の命を狙ってまで密かに木材を集めていたのは、白龍を攻撃するための船団を作るためだったのだ。
一方で、青龍と手を結び、街を騒がせ続けた祥船の跡取りである千雲が、青龍と内通していた証拠の書類を残したまま、突然失踪してしまう。
すべてが動き始め、いよいよ対決のときは迫っていた。
海から船団が押し寄せ、背後からは高楼街の猛者たちが押し寄せてくる。
そんな危機的状況を前にして、青龍の隠しているはずの船が見つけられない。青龍の港は狭く、船を隠せる場所なんて -
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ネタバレ終わっちゃったよー。
この話、すっごく好きだったから、終わっちゃってすごく哀しかったです……。
でも、もう1回読み直してみて、ようやく。
これでラストでいいんだ……ってことがようやくわかった。
何で、那智が最後にあんなことしたのか、よくわからなかったんだけど……。
結局、あれでよかったんだろうね。うん、きっと。
本当の正解なんて何処にもないんだ。
とも、思うよ。
それにしても那智……そんなことやっちゃってたのか……。
私の読解力が、いかに昔はいまひとつだったのか、今になってよくわかる……(汗)
点数的には70点……。
低いのは、番外編でもいいから、ついうっかり続きを -
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ネタバレ勝手に飛をおいて、敵の総本山である青龍屋敷に行ってしまったマクシミリアンを追って、飛もまた青龍屋敷までやってくる。
しかし、客人として呼ばれた訳でもない飛が中に入るのは容易ではない。
中に入る方法をいろいろ考えた飛だったが、そこにちょうど現れたのが、酔って男たちにいためつけられる酔熊。飛は、酔熊を助けると、青龍屋敷への道案内を頼む。
どうやら、酔熊は青龍の色街の男につてがあったようで、なんとか飛は単身屋敷にのりこむことに成功する。
一方、青龍である麗杏に、マクシミリアンは表向きは客人としてもてなされる。
宴席で酔ったふりをしたマクシミリアンは、その場で寝入ってしまうふりをする。
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ネタバレ梅雪楼主人が注文し、青龍にある酒房街から送られてきた、花路の祝宴に使われるはずだった酒甕の中に、しびれ薬が混入されていた。
たまたまそれを飲んだ梅雪楼主人が被害に遭う。
同じ物がマクシミリアンの元にも送られており、花路全体を狙った物なのか、それとも、白龍か、花路を狙った物なのか? 飛は相手の狙いを探るために、孫を青龍へと向かわせることにする。
そんな時、敵であるはずの祥船屋敷から出てきたマクシミリアンを偶然、目撃してしまう。
不信を覚えた飛だったが、気まぐれなマクシミリアンのこと、深く追求せずにいた。
けれど、青龍へ旅立つ孫と燕を送り出した飛は、嫌な胸騒ぎを覚えて、マクシミリアンの -
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ネタバレ前作で、樹林房へ直談判をしようと飛が向かった先は、女性領主を戴き、女性が商いを取り仕切る“女の街”である朱龍市。そこの材木商の樹林房を訪ねていった。
途中、足止めを食らった飛は一計を案じ、市街までの道案内をたまたま声をかけてきた男に頼むことにした。ところが、その男、悪質な木材商である材財房に雇われた男だった。
美貌を買われた飛は、いきなり屋敷の中へと閉じ込められる。
そこには、同じく捕らえられた少年・桃と、樹林房の身内である玲泉がいたのだった。
放っておけない飛は、二人を逃がそうと立ち回る。
首尾よく屋敷から逃げ出すことができたものの、追いかけてきた敵を、二人から引き離すために、飛 -
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ネタバレ白龍市を内側から食いつぶそうとする祥船に対抗するために、飛は樹林房との取引を復活させたいと思っていた。
そう考えていたのは、花路だけでなく西海風も同じだった。
ちょうどその頃、西海風の李の弟分である燕が本土から戻ってきて、いきなり、祥船にいさかいを起こす。そして、そのことから燕自身が狙われることになる。
そんなこともあって、ますます、白龍に朱龍行きを迫るもののちっともマクシミリアンは朱龍まで出かけようとしない。
ついに、業を煮やした飛は、ある作戦を練って、マクシミリアンを半ば無理矢理朱龍へと連れ出すことにした。
宝玉の逆襲! って感じでしょうか。
一方的に押されっぱなしだった飛 -
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ネタバレ『大龍』の死後、法外な値段で、木材の取引を独占している祥船。この状況をこのままにしておくわけにはいかず、夏の祭礼にかこつけて、朱龍市の材木商・樹林房をマクシミリアンは訪ねることになる。
しかし、ちょうどその頃、白龍市内で幽鬼騒動が持ち上がる。
どうやらそれは、龍の座を狙ってた亡くなったマクシミリアンの叔父貴の幽霊だというのである。
またも背後に『青龍』が絡んでいると見た飛たちは、騒動の黒幕を探し始めるが、実はその騒動に祥船の跡取りが関わっているようであることを突き止める。
ようやくうまいこと、マクシミリアンの腰を上げようとさせると、邪魔が入る……。
この場合、かわいそうなのは飛なの -
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ネタバレある日、マクシミリアンは雨に降られ、たまたま雨宿りをした軒先が、青龍に与しマクシミリアンに敵対する勢力である大船主・祥船だったことから、その家の中にわざわざ入り込んだ。
そこで、マクシミリアンは祥船の頭領・高浪とその跡継ぎ・千雲に会うが、そこでもう一人、青龍の懐刀である楽海の姿を見る。
そしてそこで、先代の龍である大龍に隠し子がいると聞いたマクシミリアンは危険を承知で西湖に出向いて行く。
一方、西湖で静養をしていた身重の春華はそこで仲良くなった絲恋を、マクシミリアンに引き合わせる。ところが、絲恋は「仇」と言いながらマクシミリアンに向かって切りかかっていった。
慌てて絲恋の後を追いかけ