あらすじ
『青龍(チンロン)』の後見についての承諾を得るため、マクシミリアンは黒龍(ヘイロン)へ使いを出す。が、先触れの万里(ワンリー)が何者かに襲われ、拉致(らち)されてしまった。白龍(バイロン)屋敷から、独断での万里の救出を禁じられた飛(フェイ)はマクシミリアンへの反発心から、あえて禁を破り黒龍に乗り込む。屋敷が勢力を失い、黒党羽(ヘイタンユイ)という猛者(もさ)集団が悪事をくりかえす黒龍市では、ある密かな企みが進行していた…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第13弾!
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Posted by ブクログ
飛とマクシミリアンの関係はいったい!? と首を傾げるしかないこの一冊。やっぱりそうなん? いやでも…、と考えを巡らせること間違いナシです。
青龍の後見の件を巡って、黒龍に先触れの使者を出した白龍屋敷。しかし、黒龍に使者として入った万里は黒党羽に捕えられてしまう。それを助けに行った飛と羅漢は元家に賊が入っていくのに出くわし…。
初登場の黒龍市と冬眠は何とも言いがたい雰囲気。マクシミリアンとの関係を気にするらしい飛は、どうしても落ち着かないらしく、投遣りな風に思えましたが。生きていたらしい玲泉と、何やら悲しい過去を背負っているらしい尊夫人に注目しながら、明らかになってきている飛の出生の秘密、そして何か裏があるらしい師父にも大注目です。
Posted by ブクログ
シリーズ14
黒龍へお使いに行って攫われた万里を助けるべく、
旅立つ飛
黒龍もなんだかひとくせありそう
流転の玲泉もまさかの登場で、
伏線回収が楽しみ
背中の龍が色っぽいわぁ
Posted by ブクログ
そうそう第2部ってこんなんやった!と思う。黒党羽のみなさんただの変態やから。
万里大人の出番の多い巻が好き。ていうか万里大人が好き。
冬眠様の今後の活躍に期待。
Posted by ブクログ
さてさて、何とか朱龍から同意を取り付けたマクシミリアンの今度の狙いは、黒龍です。
『青龍』からの承諾を得るため、今度は黒龍へと使いを送る。
黒龍に使いとして送り出したのは、執事の万里。
ところが、万里は、黒龍へ向かう途中で、何者かに襲われ、拉致されてしまう。
飛は、万里を救出するようマクシミリアンに掛け合うが、マクシミリアンは「二市の間のことを荒立てたくない」とそっけない態度。
挙句、花路には「動くな」と触れを出す始末。
そんないうことなど聞けるはずもない飛は、白龍屋敷からの触れを無視して、一路黒龍へと乗り込んでいく。
一方のマクシミリアンは、自分の思惑通り、飛が万里を助けに向かったのにも関わらず、なぜか浮かない顔。
という話でした。
飛が、自分のことに思い悩んでいることに、街の主はすっかり浮かない顔で、いらいらしてる。
もう少し優しい気持ちで、「どうしてそんな顔をしているのだ」とかなんとか聞いてあげればいいのかもしれないけれど、この調子の飛は絶対しゃべらないだろうから、結局のところどっちもどっちだろうな……とこの二人を見ていて思います。
すっかりすれ違ったままの二人だけれど、黒龍編は大分波乱が起きそうな予感がしていてとっても楽しみな巻です。
これからまた、長い旅路が始まるのだと思うので、ついていける人だけ付き合うことをオススメします。