佐々木常夫のレビュー一覧
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要するに、コントロールできることとできないことを見極め、コントロールできることに、力を入れなさい、ということだと思います。
たとえば、あまりに仕事がつらくて理不尽であれば、仕事を変えることも、コントロールできることのうちの一つです。
正しいかどうかは別として、「仕事を続けて死んだ人はいるが、仕事を辞めて死んだ人はいない」という言葉は、説得力があるな、と思いました。
とはいえ、この本は、つらかったら仕事を辞めよ、とか、努力は不要、などと言っているわけではありません。
与えられたこと、やるべきことをしっかりやろう、それでダメなら仕方ないよ、といったメッセージが貫かれている本だと思います -
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リーダーシップの核心は「志」
この言葉に尽きると思いました。
土光敏夫さん、ヤマト運輸の小倉昌男さん、日本理化学工業の大山泰弘さん などの豊富なエピソードを交えての17の言葉。
なによりも、自閉症の長男や鬱病の妻を抱えての自身やご家族のエピソードから引き出された言葉に感動しました。
さらにこれはと思ったのは、「すべての人を活かせ」
組織の2-6-2の法則。 2割が優秀、6割が普通、2割が落ちこぼれ。
得てして、2割の落ちこぼれを育てようと頑張るリーダーのいる組織は士気が高いそうだ。
「メンバー皆が、この人は我々を見捨てない」という信頼感の醸成。
自分には、この点が決定的に足りないと感じた。
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ネタバレ佐々木常夫氏の講演を聴く機会があり、この著書を購入。著者の生き方の全てに共感する分けではないが、この本は私にとっては読む価値は十分にあったと感じた。何を優先と考え生きていくか、改めて考えるきっかけとなった。
家庭の事情は壮絶としか言いようのない状況であったが、効率重視の仕事術を徹底し、会社の中でも成功しつつも、精力的に家族の支えとなる行動をしてこられた姿は、並大抵な覚悟では真似はできないものと思われる。少なくとも気力はあっても私自身は実践するだけの体力に自信がない。
仕事のスタンスについては非常に共感する部分があり、目標にしたいと思っているが、残念ながら家族に対するスタンスは、著者の方法が -
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佐々木常夫氏の著作のエッセンスが詰まったお得な一冊。自分が経営者となり、人を雇用する立場になったことで「上司」であることの意識はとても強くなった。会社員時代は部下への対応も含め、自分が上司であることへの意識が高くはなかった自分には入門書として最適だった。
”熱い思いと責任感がなければ、人を率いる真のリーダーにはなれない”
”上司として真に必要だと考えているのは「真摯さ」であり「大いなる志」である”
これは会社に限ったことではなく、一つのプロジェクトやチームを牽引する立場になった際にはいつも心がけていることと同じだ。権威や命令で人は動かない。これはマーケティングを扱う人間として承知しているこ -
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リーダーに関する本は、「こうあるべき」という話になりがちであるが、現実世界のリーダーには、様々なタイプがいるんだなぁと思った。言いかえると、リーダーに「このような人間でなくてはならない」という型は存在しないんだと思った。
その中で、本書に登場するリーダー達にみられるいくつかの共通事項や、著者が主張するリーダーが備えるべきことといった内容がとても参考になった。
例えば、前者は人間力の高さが当てはまり、後者は現実把握力が当てはまる。
本書は数多くのリーダーの紹介といった内容で、かなり広く浅い内容とっている。その中で、興味のあるリーダーについて、他の書籍で掘り下げていくとよいだろう。 -
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大体のビジネス本、営業本に書いてあるようなアタリマエのことばかり書かれているが、それだけ普遍的で大切なことだということだろう。
例えばそれは「営業とは顧客に支持と満足を頂き、幸せにすること」だったり、「営業とは売るだけではなく、開発・生産との架け橋であるべき」だったり、「誰に売るべきか見極めろ」だったり、「顧客の意見を聴き、市場の変化をしっかり観察しろ」だったり。
この本が良い所は、そういう普遍的な話を一般論として語るのではなく、著者自身の具体的経験や考え方に基づいて再構築されているところだ。
値段もお手頃で、さらっと読めるので、費用対効果から★4つ。 -
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