あらすじ
営業の仕事とはたんに物やサービスを売ることだけではない! 多くの人が「売るためには何度も顧客を訪問せねばならない」「より多く商品を売った営業マンこそ優秀」「お客様は『神様』である」と考えている。しかし、それは大きな間違いだ。本書は営業の仕事の本質とは何かを解説する。「5年先のニーズは読める」「力の半分は社内に向ける」「商談でうまく話せても失敗」「『売る』よりも、『作る』努力が大事」「人柄が良いだけでは戦えない」「営業マンは会社の司令塔」など「本物の営業マン」になるための38の新セオリー満載!一流の営業マンは世のため、人の幸せのために仕事をする。そのためには、常に自分を磨き続けなければならない!今こそ営業のやり方を根本から見直してみませんか。
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Posted by ブクログ
1.来月から営業に部署移動するため、昔の感覚を呼び起こすのと同時に、知識のアップデートも兼ねて何冊か読むことにしました。
2.営業とはお客さんを幸せにすることです。営業はモノを売る仕事と捉えがちですが、それでは長続きしないですし、社内で競争しあうだけの疲弊した戦いになってしまします。そうではなく、社員とは適切な競争をしつつ、自分の人間力を磨いていきます。
また、営業マンの本当の仕事は社内営業をすることです。つまりは、営業三党は社内で大使役として各部署と連携する基盤となる存在でなくてはなりません。なぜならば、お客さんにプレゼンする際には全てを把握していなければならず、個人でそれを成し遂げるには時間が足りないからです。だからこそ、各部署の人と関わりを持ち、常に情報収集ができる仕組みづくりをしていかなくてはなりません。そうすることで、信頼関係も構築されますし、助けも求めやすくなり、会社の利益に発展していきます。
このように本書では、営業マンとしての心構えが書かれております。
3.営業が社内における大使的な存在として機能するする考えがとても大切だと思いました。営業は個人スキルで何とかするものという考えがいまだに根強く残っています。しかし、営業は商品や会社に対する知識を全て習得していなくてはなりませんし、アイデアを企画する力も必要になってきます。ですので、以前読んだ「営業(著:冨田和成)」にも書いてあった通り、営業はチーム戦と捉えて、仕事をしていく必要があると思いました。
Posted by ブクログ
営業本を何冊か読んだけど,なんか腑に落ちない。売上を上げるための方法は確かに重要だし役に立つんだけど,それだけでないような感じがしてならない…そういう人こそ役に立つ1冊。僕もそのひとり。
未だ見つからない次の種,社内営業をせざるを得ない状況,販売以外の種々の雑多な降ってくる仕事…つまり「事業を営む」ためのすべての活動が営業なんだと教えてもらった。
Posted by ブクログ
ビジネス書を読んだのは初めてなのだが、ごりごりの営業理念でも説かれるのかと思いきや、むしろ自分らしくあれという指南書のようだった。「営業とは顧客を幸せをもたらす行為」といい、客の言いなりになったり、その場しのぎの売り方はするなという。顧客などの売り手ばかりでなく、開発者や工場にも出向き、顧客のニーズを還元するのも営業の役割であること。そして開発者や製造者とのパイプを持つことが、いざというときに顧客に説明するときの足掛かりにもなるということ。当たり前かも知れないがなかなかできないことを語っていく。むしろこういうのを営業部長とか会社のトップが読めばいいのになあ、と思う。この著者は息子に障害があったり、奥さまが鬱病になったりして、様々な修羅場も潜っているからか、人に伝えようという力が強く、文章として非常にわかりやすい。営業経験のない私にもいろいろ考えさせてくれる本だった。
Posted by ブクログ
現在、私は営業の仕事に携わっている。
営業についての本はどれだけあるねん、というほど、本屋に行けばたくさん並んでいる。
そんななかでも、
営業というものの本質が語られている印象を受けた。
営業とは何をする仕事か
お客様のためにお客様を幸せにする仕事である
×ものを売ること
○市場や顧客を「知ること」
Posted by ブクログ
何度も書店で目にとまり、遂に購入。
礼儀正しさは最大の攻撃力である。
ビジネスは予測のゲーム。
それでもなお。
私の営業方法とは違う部分も多かったが、学びのある一冊であった。
引用されていた書籍、2冊を必ず読みます。
Posted by ブクログ
大体のビジネス本、営業本に書いてあるようなアタリマエのことばかり書かれているが、それだけ普遍的で大切なことだということだろう。
例えばそれは「営業とは顧客に支持と満足を頂き、幸せにすること」だったり、「営業とは売るだけではなく、開発・生産との架け橋であるべき」だったり、「誰に売るべきか見極めろ」だったり、「顧客の意見を聴き、市場の変化をしっかり観察しろ」だったり。
この本が良い所は、そういう普遍的な話を一般論として語るのではなく、著者自身の具体的経験や考え方に基づいて再構築されているところだ。
値段もお手頃で、さらっと読めるので、費用対効果から★4つ。
Posted by ブクログ
今まで教えられてきたこと、聞いたことのあること、そりゃそうだろうと思うことが次々に出てくる。だが、なぜそうなのかを突き詰めるとわからなくなってしまう。
ケント・M・キースの「逆説の10か条」がこの本最後に紹介されているが、つまり自分は人間だから、ということなのだろうと理解した。
Posted by ブクログ
この本は決して営業ノウハウの本ではない。もちろん営業のスキルにかんする記述もあるんだけど、営業の本質について論じている部分の方が多いし、それこそ著者が伝えたいことだと思う。
いちばん印象に残ったのは、「営業はその事業に関する会社の司令塔(ヘッドクォーター)」というところ。営業はたんなる販売部隊ではなく、いま顧客から求められているものを社内に伝え、商品を通じて顧客を幸せにする仕事。営業というものの奥深さを感じた。
Posted by ブクログ
売るではなく知るが基本
礼儀正しさにまさる攻撃力はない
100円高くても買いたいを察せられるか
うまく話せたと思ったときこそ失敗
どうしてですかと聞ける関係を築く
交渉力とは粘り勝ちする能力
上見て生きろ、下見て暮らせ
Posted by ブクログ
最初は専門ビジネスのノウハウだったので、期待外れだった。読み上げていくうちに、面白くなった。著者は自閉症の子をもつ親。妻は、うつ病。それでも、せっせと働いて努力家な人だ。家族思いでいて仕事熱心でもある。
Posted by ブクログ
大好きな佐々木常夫さんの1冊。
人として大変尊敬する方が、
理想とする営業マンを知りたくて手に取りました。
・「売る」ではなく「知る」が基本
・売れるものを「作る」ことを考えよ
・礼儀正しさにまさる攻撃力はない
・力の半分は社内に向けよ
営業の仕事って、頭を柔らかくしないと
いけないんだなぁと色々と気づきを与えてもらいました。
営業経験が少ない方は、活動の基盤として、
ベテランの方は自分へのメスとして、
活用してみてはいかがでしょうか。
第1章 あなたは本物の営業マンか
第2章 事実をつかむことから始めよう
第3章 鍛えるべきは社内営業力
第4章 "人柄の良さ"だけでは戦えない
第5章 顧客を幸せにして、自らを磨ける仕事
Posted by ブクログ
自分と同じ業界の話であり、書かれている事の裏も含めて共感できるところは多かった。
技術屋でありながら営業チックな仕事を最近始めたので、個人的には大変参考になったし、時代に左右されない普遍的な価値を説いているのだとは思う。でも今やこういう話を若い人にしても共感が得られないのだろうな。実際にこういう『古い』仕事のやり方をしているのは自分の世代(バブル末期入社組)で最後のような気がする。
Posted by ブクログ
かの有名な東レの佐々木常夫氏による本。
経験談なので凄くまとまっているわけではないですが、良著ですね。
私は営業ではないのですが、小手先のテクニックではなく、本質を見つめて書かれているので、すんなりと頭に入ってきますし、参考になることも多かったです。
それだけではなく、営業を起点にしてどのように会社や顧客を変えられるかといった視点から、会社の在り方を問い直す良い機会にもなりました。
Posted by ブクログ
本書は色々なビジネス書や難解なビジネス書を読んだ後、「要は何なの?」と思った時に読むといいのではないかと思います。
以下、感想。
本書の一番のポイントは「人として当たり前のことは当たり前にやろう」だと思います。こう言ってしまうと、何やら簡単に聞こえてしまいますが、実はこれが一番難しい。
仕事でも、勉強でも、スポーツでもそうかと思いますが、何かを始める時には膨大なエネルギーが必要とされます。しかし、そのエネルギーは、新しく始めたことへの期待や興味によって賄われ、新しいことへの挑戦に対し、形容し難い満足感を得られると思います。
私も新人1年目なので、膨大で未知な情報に圧倒されながらも、その一つひとつに触れることが楽しい、情報が繋がって理解できて嬉しいなどと感じ、明日への期待、未知なる情報への興味を毎日感じています。
しかし、いつかはこれらの刺激に慣れる時が必ずくると思います。そんな時に、「何でこんなことしてるんだっけ?」という状態にならないためには、物事の本質や本来の目的を意識し直すことが重要だと思います。
「人として当たり前のことは当たり前にやろう」
これは営業をするにあたって、「何でだっけ?」状態に陥らないようにするために意識すべき本質なのではないかと感じました。
このことを忘れずに今日も頑張ろう。
以上
Posted by ブクログ
著者の佐々木氏は「東レ経営研究所」の元社長。大手繊維メーカーである「東レ」の企画や管理などの部署を経て、42歳で営業部に配属。
企画、管理畑で育った人間が営業職というものを通して何を学んだのかが、とても興味深かった。
営業部の先輩方に「私は営業の経験がありません。営業とはどういう仕事なのか私に教えてください」と頭を下げ、真摯に学んだことは、営業とは特別変わったことをするのではなく、「人として当たり前のことをすること」であり、「お客様を大切にすること」なのだということだった。そして最終的にたどり着いた結論が「営業とはお客様を幸せにする仕事である」ということ。なんだかとても当たり前のことのように思えるが、営業という職業を長年やっていると意外と見失いがちなものではないだろうか。
佐々木氏の経験談を交えながら、営業という職業の面白さと難しさを伝えてくれる作品である。
Posted by ブクログ
以前から長い間、尊敬している佐々木常夫氏。
公私ともに充実させながら、仕事を実りあるものにする。
これまでの著作は、
プライベートの部分から見た「仕事術」という視点だったが、
今回は、完全に「仕事」について
でも、「仕事一辺倒」ではやはりうまくいかない。
プライベートも全力でやれば、うまくいくということが再確認できました。
実践することがたくさん!ぜひぜひ興味のある方は読んで見て下さい。
Posted by ブクログ
東レの取締役を務めた佐々木常夫氏による営業論。
前半は営業の概念や、心構え、方法論が綴られ、後半は(どちらかというと)営業に限定することのない仕事論、生き方論がまとめられています。
恐れながら、営業論は一般に語られる内容の範囲に留まりますが「顧客を幸せにするが、顧客は神様ではない」「二八の法則」「営業は会社の司令塔」など、改めて思い出されたり、氏の言葉で再定義されたものもありました。
佐々木氏はスタッフ畑を歩んできたビジネスマンですが、経験を積むため2年間だけ営業課長に就任されました。
就任期間とその後に蓄積された実績やノウハウ、その背景にある考えがまとめられた有意義な著作です。
後半に綴られた仕事論、生き方論は、京セラ創業者 稲盛和夫氏と同様の概念が散りばめられているように感じられました。
この域に達した方は、同じ考えに達するのかと思わせられました。
是非ご覧ください。
Posted by ブクログ
テーマは営業だが、ノウハウ本というよりも自己啓発本のようであった。
「営業は世のため人のための仕事」として、人としての在り方や礼儀正しさについても説いている。
特に徹底した顧客重視の目線になることと顧客の言うことを聞きすぎないという一見すると矛盾した発言ように見えるが、ここに「顧客視点の重要さ」が示されていると思う。
Posted by ブクログ
営業とは市場や顧客を知ることと巻末にあり。
私としては、本書の工場と営業間の溝の部分に興味があった。
営業は売上、工場はコストの面で必ず意見が食い違う。
しかしながら、利益という面で見れば共通言語。
確かに製販は必ず揉める個所で、製造業の宿命でしょうか?
Posted by ブクログ
営業というのはその事業に関する会社の司令塔でありその事業の損益のあらゆる責任を持つ仕事である(事業を営むこと)、という考えからまとめられた一冊。メモ。(1)営業マンはいわば会社にとっての"大使"でなければなりません。(2)現在起きていることを的確につかみ、その背景を理解し、対応策を提示しなくてはなりません。結果、顧客は何かあったらその営業マンに相談する、そんな信頼関係を創っておかねばなりません…営業の仕事をしていく上では真摯な人柄ばかりではなく情報収集力、分析力、構想力、提案力などが必要でそういう意味では営業は全人格的な実力が試される業務。
Posted by ブクログ
それでもなお、愛しなさい
悪いことは、良いことのためにのみ起こる
上を見て生きろ、下を見て暮らせ
自分がこうなりたいと考える以上の人生は送れない
人は自分の器どおりの人生しか歩めない。左遷されても社長の器の人は、それをバネにいずれ社長になる。左遷されたことを恨み、そこで腐って終わるようなら、それはそれでその人の器なのです。
人間力を高めること
どこまでも真摯であれ
Posted by ブクログ
会社では営業職一筋です。暗黙知は無くとも、整理する意味を込めて自分なりに自分の所属する営業マニュアルを作るとしたら、どのようにまとめるか?
そのような気持ちを持って読むと参考になる原則がたくさん書かれています。
ノウハウな箇所は営業の形が違うので(作中の言葉を借りると、著者は生産財ですが自分は消費財)腹に落ちない部分も多少ありました。自分の営業観を創る上で参考書となり得る一冊です。
以下に学びのポイントを列挙します。
第一章 あなたは本物の営業マンか
◉広義の意味で『営業とは事業を営むことである』
⇨事業を営む上で大事なこと
・現実を正しく掴む力
・それを関係者に伝える力
・何を為すべきかの構想力
・確実に実行する力
◉生産財と消費財ではマーケティング手法が違う
◉営業=「顧客の支持と満足を得る全社一丸の組織作り」
⇨目的:モノやサービスを売って会社に利益をもたらす事
⇨管理職と担当者では求められる営業のやり方が違う。
‥‥視野の広さと深さ。管理職では広さ、担当者では深さが求められている
・最終判断を下すのは管理職だが、判断材料を提供するのは担当者。
▶顧客が何をいくらでどれだけ買いたいかによって企業の活動が決まる。
営業とはそのことを素早く掴み、利益を上げる活動である。
◉営業は「売る」ではなく「知る」が基本
⇨常に顧客の視点から、現実を見て事実を知るのが基本
=ファクトファイディング
▶「数字」の読み方に通ずることが重要
⇨売上推移、利益管理、業界・市場動向を数字から認識する能力
◉営業と販売は違う
販売=単に商品を売ること
営業=継続的に事業を営む
◉営業の真の役割は客は何を提供したら喜ぶか?の「何」を見つけること
⇨商品が売れるたのは、営業の努力以上にそれを作った人の功績が高い。
売れている間に次の売れる商品の土台を築くのが営業の仕事。
・土台とは需要のある商品は何か?販売ルートを開拓する、認知を高める事
▶売れる商品を見つけるにはエンドユーザーが考えている事をキャッチする
▶上手くいかないときは「今のやり方は間違いか?」と立ち止まること
◉礼儀作法という基本的なことを出来る人が「人間力のある人」
⇨人との付き合いは時間の長さではなく、その密度で決まる。
第二章 事実を掴む事からはじめよう
◉情報を掴む為に必要な考え方
▷「市場に聞く」とは、今起こっていることを理解し、将来を予測する事
▶需要の無い商品をいかに売るかより、需要のある商品をいかに作るかが大切
◉5年先は見える
⇨現実、変化などをメモする。
⇨昨年、今年を見比べる
⇨消費者に近いところの話を聞く
◉会話の中から相手の本音を汲み取る
▷優秀な営業マンの腕
▷接待は本音を聞き出す手法の一つ
即効性は求めない。
いずれ役にたつ話、関係を深めるためのモノ
◉情報は疑うことから始める
▷情報から仮説を立てて、結論を検証していく。「事実は何か」が重要になってくる。
第三章 鍛えるべきは社内営業力
◉社外の要望を社内で応える形にするのが社内営業力
⇨営業は会社の司令塔
▶営業力を最大限に発揮するには自社、商品について精通することが必要
⇨原価を知るのも一つである。
▷営業は商品に関する情報を全て握り、方向を決めなければならない
◉力の半分は社内に向ける!
⇨働きかける相手を見極める
◉営業の成否は準備にかかっている
⇨事前のリサーチ
⇨社内のバックアップ体制の構築
◉営業マンが自分の範疇を超えた案件を抱えこんでいては、顧客は会社そのものといつまでも取引出来ない
◉接待すべきは裏方部署
◉生産部門と営業部門の共通言語は「利益」
⇨営業は生産工程を頭に入れておく
⇨共通言語で語る
(利益で事象を考える)
第四章 人柄の良さだけでは戦えない
◉尊敬される人とは常に相手の立場で物事を考えられる人
『部下力』‥‥上司を上手く使う能力
①上司の注文を聴く
②上司の強みを生かす
③上司に応じたコミュニケーションの仕方をする
④上司を驚かせてはならない
▶苦手な上司を避けてコミュニケーションを避けては関係は築けない
▷『顧客対応力』で相手との関係を築く点では同じ
◉事前にその人に関する情報に接しておけば初対面でも深いコミュニケーションが可能になる
⇨時に上司の力を利用することも顧客対応力のひとつ
▶優秀な上司ほど自分を成長をさせてくれるモノはない
◉それぞれの顧客の個性に応じた対応が相手からの評価につながる
◉問題が起きそうな兆候が出た場合、その段階で報告する
▷悪い情報ほど早く報告する
⇨対応の時間が変わる
◉愛されるが信頼・尊敬を受けないのでは意味がない
▷顧客が購入するのはその会社の商品・サービスであり、営業の人柄を購入する訳ではない
▷肩書きとは別の部分での社内の力、裁量の範囲内での社内の調整力が見られる
▷真摯な人柄だけでなく、情報収集力・分析力・構想力・提案力など全人格的な実力が試される
▶一見無駄話に思えるものが実は宝物だという可能性があることを頭に入れておく
◉営業マンは取引先の知りたい情報を持つ必要がある
知りたい情報とは?
①同業者の動向
②ユーザー
情報が差別化のひとつとなり得る
◉重要なのは「聞く力」
二八(にっぱち)
二割話して八割聞くことが出来た商談は成功
◉対等であることと丁寧な対応をすることは全く別のことである
▷自らの要望は明確に伝える
▶「売上高と利益で考える」
相手の主張に負けないための知識をもつための勉強は必須
◉交渉力とは粘り勝ちする能力
◉リーダーとは周囲の人に元気を与え、仕事への意欲を高めてくれる人
▷人を動かすのは志と情熱
第五章 顧客を幸せにして、自らを磨ける仕事
◉営業で必須なことは真摯であること
‥‥真摯とは約束を守る、挨拶をするといった当たり前のことをする事
▷真摯たることを可能にするのが2種類のコミュニケーション
①正しいコミュニケーション
正しく伝えることを心がける。
真意をしっかり聞く、確認する
阿吽の呼吸はビジネスには向かない
②良質なコミュニケーション
相手に配慮する、温情あるコミュニケーション
◉何のために働くか?の解をもつ
▷人は自分を磨くために働く
基本はマズローの欲求五段階説
①生理的欲求
②安全の欲求
▶お金を稼ぐことはこの段階
③所属と愛の欲求
▶相手に受け入れられる、所属している場所がある
④承認の欲求
▶集団から価値ある存在と認められたい
⑤自己実現の欲求
▶持てる能力を最大限発揮し、具体化したい
理想的な愛と尊厳をまとった人になるため、自己を磨く
◉逆境の中に意味を作り出せるかは自分次第
▷左遷を左遷で終わらせるのは自分次第である
◉人間としての理想的な生き方
『上見て生きせ、下見て暮らせ』
いつか〜なりたい、〜したいという高い目標を掲げ実現のために努力して生きる▶上見て生きる
実際の生活は足元をよく見て、給料の範囲内で慎ましく暮らす▶下見て暮らす
Posted by ブクログ
営業とは顧客を幸せにする仕事、会社の大使、という表現は分かりやすい。営業マンにとってのテクニックというより、心構えを記したもの。
全編にわたって、佐々木氏らしい分かりやすい記述。
Posted by ブクログ
題名はどこかのパクリって感じで星一つマイナス。
安易すぎませんかね。
生産財と消費財との違い。
営業=知ること
そして・・・
営業とはお客様を幸せにする仕事である。
うーん。なかなか言えませんよ、これは。
がんばろっと。
Posted by ブクログ
知財にも適用できる話が多数あります。
まず著者は、「営業」とは、「顧客に支持と満足をいただくための仕事」
と定義し、さらに、
辞書の定義である、「利益を得る目的で継続的に事業を営むこと」を
引用し、
営業が事業活動そのものであることを指摘しています。
そして「営業」のためには、人間力を高めることが必要と説いています。
さらに、リーダーは、「周りの人に元気を与え、仕事の意欲を高めて
くれる存在。結果として部下や周りの人たちを幸せにできる」、
そういう人だと定義し、
「そのために必要なことは人間力であり、胆力、愛情です。」
としています。
また、テクニックとして、ニッパチ(2話して8聞く)の法則は、含蓄があり、
ためになりました。