佐々木常夫のレビュー一覧
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書評】そうか、君は課長になったのか。/佐々木常夫
課長になった時に最初に読んで参考にして、色々トライした。部下が課長になった時にプレゼントした。
以下ポイントの書き出し。
「自分の頭で考える」
「読書で得た知識を現場の仕事にあてはめてシミュレーションしてみる」
「良書は何度も読み返す」
「自分の意見ははっきり述べる」「一番怖いのは思い込み」
「他者とぶつかるからこそ考え方や価値観は磨き上げられる」
「口は災いのもと」陰口を言わない。言い方を工夫して本人にも言う。
課長の仕事は、
1)方針策定、
2)部下の監督と成長、
3)経営と現場のコミュニケーション、
4)社内外の政治。
「下手 -
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Posted by ブクログ
同郷の士ということで、佐々木常夫氏の本を購入。
「贈る言葉」の本なので、具体的な方法論のビジネス本ではなく、やや精神論寄りの本。土光敏夫や小倉昌男を中心に、リーダーシップ、経営学の理念を引用している。引用やエピソードが多いため、ノウハウを知るためではなく「読み物」という印象だった。
ただ、著者は大病を患った妻と、自閉症の子を持ちながらも全力で仕事と向き合ったという異色の経歴を持つ。「芸のためなら女も泣かす」ではなく、その真逆、仕事も家族もプライベートも、何一つ犠牲にすることなく、全力で向き合った人である。その生きざまは何よりも説得力があり、ゆえにその綴る言葉も凡百のそれとは比べ物にならないと -
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Posted by ブクログ
ビジネスマンとして成功を収めた著者が教養について論じたものである。筆者はしばしば論語を引用してビジネスマンのあるべき姿を論じており、本書にも徳に基づく考え方が随所にみられる。
自ら東大を出て大企業に進み、実務を長年こなし、その後も管理職として長年過ごしているからか、教養という概念には特別な思いがあるようだ。教養は知識の多さではなく、人徳にあるという。学歴は決して教養そのものではなく、むしろ限られた人生の中でいかに真摯に生きるかによってその人の教養は決まるというのだ。
本を読むより、セミナーに行くより実践の経験を積めという論は本書の読者にはちょっとした自己矛盾を感じさせるが、素直にそれを受