あらすじ
「簡単に辞められない」からこそ知ってほしい、
仕事、人間関係に本気で悩む人に役立つ「いちばん大事な働き方のコツ」
電通、NHK、新国立競技場をはじめとする、
さまざまな現場、職場で若い命が失われる
痛ましい事件が相次いでいます。
「労働時間の短縮」「生産性の向上」「ワーク・ライフ・バランス」が叫ばれる一方で、
変わらない過酷な労働環境という現実……。
「そんな状況だからこそ、いったん仕事、会社の“常識”を捨て、
自分の時間、体、命、家族を最優先した働き方、そして生き方を目指そう」
などと言うと
「そんなのできっこない!」と思う方も多いはず。
しかし、このような難題を働きながら解決した人がいます。
会社勤めを続けながら、うつ病の妻や自閉症の長男など家族の命を守り抜いた
「働き方改革」の先駆者である著者の佐々木常夫氏です。
佐々木氏の答えは「人は幸せになるために生まれてきたのであって、
決して仕事のせいで命を削るために生まれてきたのではない」というもの。
では、いったいどうやって幸せを目指して働けるのか?
自らが実際に悩み、苦しんだ経験を赤裸々に明かしつつ、
若い人にこそ知ってほしい「仕事」「会社」の本当の意味、
そして、折れそうな心をしっかりと支える「考え方」
といった“本当の答え”を、
この本でやさしく解き明かしていきます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
激務に追われ、疲れきっている人。
ぜひ読んで欲しい。
内容は著者の常にいっているところだけれど、
自分自身に疲れてしまった人向けに書かれています。
残業が続いたある月に読んで少し心が救われました。
Posted by ブクログ
転職活動することに罪悪感を持っていたが、この本を読んで、「仕事のために生きているのではない」という言葉が印象に残った。私もさらにステップアップするため、あともう一歩、進んでみようと思う。
Posted by ブクログ
要するに、コントロールできることとできないことを見極め、コントロールできることに、力を入れなさい、ということだと思います。
たとえば、あまりに仕事がつらくて理不尽であれば、仕事を変えることも、コントロールできることのうちの一つです。
正しいかどうかは別として、「仕事を続けて死んだ人はいるが、仕事を辞めて死んだ人はいない」という言葉は、説得力があるな、と思いました。
とはいえ、この本は、つらかったら仕事を辞めよ、とか、努力は不要、などと言っているわけではありません。
与えられたこと、やるべきことをしっかりやろう、それでダメなら仕方ないよ、といったメッセージが貫かれている本だと思います。