三崎亜記のレビュー一覧

  • となり町戦争

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    魅力的な設定ではあるんだけど、もうひとつ世界観に入り込めなかった。
    ファンタジーにしては現実味があり過ぎて、でもノンフィクションだと感じてしまうほどの現実味は無くて。
    読んでいて『なぜそうなる?』『なぜそう思える?』という沸いてくるハテナが止まらなかった。
    それでも、最後まで読めてしまう不思議な本だった。

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    2025年05月23日
  • みしらぬ国戦争

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    あらすじを書いちゃうとネタバレになるし、書かないと説明が難しいし、感想を書き辛い本です。
    ネット上のフェイクニュースの怖さや陰謀論的な国家活動など現代に合わせた設定に成って居るし、ストーリーも全く違うけど、デビュー作『となりまち戦争』のリメイクという印象。中心から少し離れた狭い範囲の人々や事件を描く事で、全体像を感じさせようとする手法の所為ですかね。
    読み始めてすぐに「多分、この戦争って、こういう状態だろうな」という想像はつきます。そしておおよそその予想通りに話が進む。終盤に入って、三崎さんだからエンディングは大ドンデン返しではなく中途半端にひっくり返すんだろうな~と思ったら、まあこれも予想の

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    2025年05月10日
  • みしらぬ国戦争

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    隣町との戦争からパワーアップ。人口減少や経済停滞から浮上し、国家に従順な国民意識の形成目的に、架空の戦争でっち上げ…その国民性からも日本がモデルとしか考えられないけど、こんなディストピア描ける指導者生み出せないことだけが救いかも。

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    2025年04月28日
  • ニセモノの妻(新潮文庫)

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    ネタバレ

    久々三崎さん。
    主張が違う人、理解できない現象とやっていくために、自分の心とどうやって折り合いをつけるか…難しい問題です。
    ここで描かれる主張はいやちょっと無理筋、みたいなものもありましたが。でも現実に「そうはならんやろ」みたいな説も目にするので、あまり変わらないのかも。
    「坂」の主義主張大バトル面白かった。頓知か詭弁か。
    お役所が杓子定規なところは、元公務員の三崎さんならではのリアリティあります。イラッとさせられる。
    ラストを教訓めいた文言で締めてしまうんだな相変わらず…と思っていましたが、「ニセモノの妻」のブラックな終わり方は好きでした。「断層」は切ない。

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    2025年04月15日
  • バスジャック

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    短編集。

    SFやちょっと奇妙な味わいの作品等が収録されている。

    とりたてて好きなストーリーはなく全てが60点位。
    強いて言うなら「動物園」が1番印象深いか。

    可もなく不可もなし。

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    2025年04月06日
  • となり町戦争

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    タイトルに惹かれた。
    勝手な先入観から、軽い感じの、どちらかと言えばコメディに近い内容なのかと思って読み始めた。

    違う。

    明らかに違う。

    非常に真剣だ。

    発泡スチロールの石だと思って持ち上げようとしたら、本物の石で、全然持ち上がらない。みたいな。

    しかし、最後まで飽きずに読めた。
    読んで良かった。

    しかし、いかなる理由でも戦争はやっちゃダメだ。それは揺るがない。

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    2025年04月06日
  • となり町戦争

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    正直あんまりよく分かんなかったけど、主人公と同じ状況だと思えばなんかリアルかも。
    性描写が必要だったか、ただのエロシーンか考えるのが今年の抱負なんだけど、これはいらなかった気がするなー

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    2025年03月12日
  • となり町戦争

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    ニュースの中でしか知らない他国の戦争や紛争
    それが隣町と自分の住む町とで行われることになったとしたら……という壮大なもしも話。
    舞台を身近に置くことで、直接手を下していなくても自分が戦争に加担していることをより明確にしてくれる……。
    作者は村上春樹が多分好き

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    2024年10月12日
  • となり町戦争

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    戦争を自治体の施策として運用したら、という大胆な発想。自治体の対応についてはリアルに描かれており参考になりました。例えて言えば「シン・ゴジラ」のよう。
    一方で、肝心の戦争の目的が地域振興という言葉で片付けられていたり、それなりに死者が出ているがどのようにして亡くなられているのかがよくわからないまま。後半は恋愛ものへと推移するが、一緒に住み始めるところの面白い展開の割に曖昧な終焉が残念。
    文章はとても好印象でした。

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    2024年09月11日
  • チェーン・ピープル

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    6人の様々な「人」。
    それを「私」という記者が文字にして記録を残す。
    だから、この「私」は、あくまで黒子。

    「ナナツコク」は頭の中にしかない地図の国の物語。
    どこにもない国を代々女性が記憶として受け継いでいく家系があるのだという。
    語らない、記さない、自ら変えない……繋ぎ続けるものには、そんな掟があるそうだ。
    地図は日々変わり、それを記憶し伝える者はナナツコクが他国から攻められても何もできない。
    なんとふしぎな世界だろう。
    物語はナナツコクが主人公の嘘やもうそうなのか、それとも本当なのかについて明らかにしない。
    なぜなら人の心の中は自由だから。
    嘘か誠か、それはそこでは大きな問題ではない。

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    2024年09月11日
  • 失われた町

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    何かやっと読み終わったという気持ちがする
    失われる町との対決や登場人物など魅力的なんですが、何故か語られない所が多々ある為、そこが気になってイマイチストーリーにのめり込めなかった
    舞台は日本ぽいけど日本じゃないの?居留地は中国のこと?高射砲って何のためにあるの?分離って普通なの?
    ハイポーションて何?て感じでキリが無いほど謎設定が多すぎる
    茜が回収員時代から最期に関係者が勢揃いする所までストーリーが連なるところは非常に感心しましたが、他のことがいちいち気になり没入できずに頁がなかなか進まず勿体無い作品と思います

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    2024年07月27日
  • 廃墟建築士

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    ネタバレ

    なんとなく感想が書きにくい。そんな読後感の本。

    『失われた町』が良かったのでこれを買ったが、最初の短編を読んだときには「(買ったことを)間違ったか?」と思った。
    「最初に本書を読んでいたら他の著書は買わなかったかもしれない」と思いながら読み進めたが、読み進めていくうちに、短編の順番はこの順で良いと思うようになった。

    本文も良いが、解説が秀逸で、まさに"何かが書いてある"だ。
    むずむずとしたものがあるのだが、それを感想として文章に吐き出しにくい。それをうまく表現したのがその言葉だ。
    名詞や概念を入れ替えることで不思議な世界観を演出している本作だが、最初の短編(『7階闘争』

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    2024年06月02日
  • となり町戦争

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    この本は今までの戦争を題材したものとは一線を画している。従来のものは戦争と日常を切り離して描いておりどこか現実味を帯びなかったからだ。しかし、この本は日常の延長線上に戦争があると伝えてくれた。

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    2024年03月26日
  • 30センチの冒険

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    ネタバレ

    最初こそ展開についていけず、読み進めていましたが、中盤以降はどうなるのかが先行して読むスピードが上がりました。
    普通に歩くことのできない場所、さらに外から脅威も来る殺伐とした世界で暮らす人たち。
    マカが戻っても、まだまだ世界は完全ではないし、統治者が戻ってくる可能性も低い。それでも諦めなければ平和に暮らせる日々が訪れるかもと希望を捨てない施政官たちを応援したくなります。

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    2024年02月17日
  • となり町戦争

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    文章にリアリティがあって、ハラハラドキドキした。

    「考えてみれば、日常というものは、そんなものではなかろうか。僕たちは、自覚のないままに、まわりまわって誰かの血の上に安住し、誰かの死の上に地歩を築いているのだ」

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    2024年01月20日
  • コロヨシ!!

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    2.5かな。
    「失われた町」と同じ世界観で語られる青春小説?
    いまいち入り込めず読むスピードが上がらなかった。話はこの後も続くけれど、その本は読まないか?
    今のところ、自分の三崎亜記ベストは「となり町戦争」。

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    2023年12月19日
  • 名もなき本棚

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    ショートだったり、ショートショートだったりからなる一冊。
    ほとんどの作品が、"結局何だったんだろう"という不可思議話の不可思議結末で終わるけど、それで良いというか、そこが良い作品だと思う。
    ピースの又吉さんのYouTubeでやっている、インスタントフィクションであった作品を思い出させる作品があり、もしかしたらこれを見て又吉さんのYouTubeに投稿した?と思ったけど、
    もし違ったとしたら、同じ様な事を考える別人がいることが不可思議話だと思いました( ͡° ͜ʖ ͡°)

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    2023年11月17日
  • 名もなき本棚

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    ありえない事が普通に起こる世界という設定ばかりで星新一みたいだった
    短編も意外と面白いな、と思ったけれど、時々ホラーっぽい話もあって、とりあえず命を大事にして欲しいと思った

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    2023年06月28日
  • 失われた町

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    ネタバレ

    一つの町が失われるということは、単に地名や場所としての町が失われるという意味だけでなく、その町で生活していた人々の暮らしそのものが失われるという事実を突きつけられました。その時まで普通にあった町が突然失われる…という不条理の中で、残された人々の抱える大事な人々を失った静かな悲しみに胸を打たれます。
    消滅の連鎖が起こってしまうために大々的に悲しむことすら許されない中で、失われた大事な人の遺志を継ぎ「消滅」と戦う方法を模索する人々の姿は、絶望の中にある希望の光のようで私も勇気づけられました。

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    2025年12月21日
  • 本からはじまる物語

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    18人の作家による本にまつわるアンソロジー。
    市川拓司さん「さよならのかわりに」が面白かった。梨木香歩さん「本棚にならぶ」は勝手なイメージでほんわかした話かと思ったらなかなかに怖かった。どの作家さんの話からも本好きな気持ちが溢れ出ているように感じた。

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    2023年05月08日